兵学研究の道標③ 片岡徹也

片岡徹也(1958~2011)

1 略 歴

1958 生誕(松山か)
    上智大学社会学部専攻
    上智大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程満期退学
     上智大学文学部助手
     城西大学講師
     綜合警備保障株式会社顧問
     陸上自衛隊幹部学校講師?、航空自衛隊幹部学校講師?
2011  逝去

2 著 作

1995.4 同台経済懇話会『近代日本戦争史 第3編』 第一節 満州事変に至る経緯/森松俊夫 ; 片岡徹也/
2002.3 『モルトケ (戦略論大系 ; 3)』芙蓉書房出版
2003.2 片岡徹也、福川秀樹編著『戦略・戦術用語事典 (戦略論大系 ; 別巻)』芙蓉書房出版

2003.2 『戦略思想家事典』
2009.7 『軍事の事典』東京堂出版

3 論文等
(1) 論 文

1986 「〈研究ノート〉軍隊研究に先行する予備考察」上智大学
1987 「皇軍観念の知識社会学的研究」上智大学
1987.3 「昭和初期・日本陸軍への社会学的アプローチ」軍事史学
1989.9 「日本陸軍の兵学研究と漢学の祖型」軍事史学
1990.3 「戦争決意に影響した日本陸軍用兵思想の欠陥」軍事史学
1998.11 「戦いの原則の先駆者たちー揺籃期の戦いの原則」陸戦研究
1999.1 「総力戦と戦いの原則―南北戦争から第一次世界大戦まで」陸戦研究
1999.3 「戦いの9原則の確立とその将来―論争から定着へ」陸戦研究
1999.12 「モルトケの用兵思想」陸戦研究
2000 「「戦いの原則」の歴史から見えることー新たなる原則策定への動きを期待して」鵬友
2000.6 「シュリーフェンの用兵思想―理論軽視の実践者への警告」陸戦研究
2000.9 「陣地戦から電撃戦へー新しい創造とは」陸戦研究
2001.1 「フランス陸軍攻勢主義の起源―悲惨な教義はなぜ生まれたのか」陸戦研究
2001.6 「なぜジョミニは忘却されたのかー純軍事理論を求めた時代とその限界」陸戦研究
2002.1 「近代戦に乗り遅れた軍隊―20世紀初頭イギリス陸軍から何を学ぶか」陸戦研究
2005.1 将来の用兵思想を目指しての道標―Azar Gat著「A History of Military Thought」(Oxford University Press,2001)から考えたこと 用兵思想の継承と積み上げの広場と道標を志して(12-1)陸戦研究
2006.5 「21世紀陸上自衛隊ドクトリンの立脚点を求めてー19世紀の原点の再確認」陸戦研究
2008.1 「ドクトリンの開幕―モルトケの現代性とドクトリンのルーツ(特集 ドクトリン)」鵬友
2008.5 「スペンサー・ウィルキンソン著『軍の頭脳』を読む(1)ケーニッヒグレーツの勝者と敗者」鵬友
2008.7 「スペンサー・ウィルキンソン著『軍の頭脳』を読む(2)うわべに見ゆる以上であれ」鵬友
2008.9 「スペンサー・ウィルキンソン著『軍の頭脳』を読む(3)継続学習のシステム」鵬友
2008.11 「スペンサー・ウィルキンソン著『軍の頭脳』を読む(4)最悪に備え、戦争を指揮する」鵬友
2009.1 「スペンサー・ウィルキンソン著『軍の頭脳』を読む(5)陸軍大学校」鵬友
2009.3 「スペンサー・ウィルキンソン著『軍の頭脳』を読む(6)苗を育てる」鵬友
2009.5 「将来に育てるための媒体としてーミリタリーにおける部内誌の意義」鵬友
2010.3 「読者意見『戦間期に生じた軍の革新』を考える(2)戦略爆撃:3か国の異なった取り組み」鵬友
2010.5 「古典用兵思想から軍の革新へ(第1回)創造の方法論を求めて(難問を解くために)」鵬友
2010.9 「古典用兵思想から軍の革新へ(第2回)創造の方法論を求めて(勝つことではなく、負けないこと)」鵬友
2010.11 「古典用兵思想から軍の革新へ(第3回)創造の方法論を求めて(消極的な戦争であることについて考える)」鵬友
2010.11 「読者意見「戦略概論(基礎・歴史篇)」(第36巻第1号掲載)の続編に期待するー比較用兵思想史の視点を」鵬友
2011.1 「古典用兵思想から軍の革新へ(第4回)創造の方法論を求めて(可能性の術)」鵬友
2011.3 「古典用兵思想から軍の革新へ(第5回)創造の方法論を求めて(戦争の作戦次元、作戦的視点)」鵬友
2011.5 「古典用兵思想から軍の革新へ(第6回)創造の方法論を求めて(羊ではなく、獅子の群れを指揮する)」鵬友
2011.9 「古典用兵思想から軍の革新へ(第7回)創造の方法論を求めて(臨機応変の体系)」鵬友(絶筆)

 (2) 雑誌掲載文(歴史群像)
2000.5 「斜行戦術-フリードリッヒ大王が追求した必勝原理」 
2008.11 「〈軍事史学の名著を読む〉 マキアヴェッリ『兵術論』」    
2008~2011 「太平洋戦争 決定版」掲載文章 第1巻~第10巻
2010~2011 「近代軍事学の道標」 スペンサー・ウィルキンソン/ヘルムート・フォン・モルトケ/プリンツ・オイゲン/ヴィルヘルム・フォン・ヴィリゼン/ディートリッヒ・フォン・ビューロー/ゲオルグ・ハインリッヒ・フォン・ベレンホルスト/フリードリッヒ大王/ゲルハルト・フォン・シャルンホルスト(絶筆)

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