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4年生5年生の時の偏差値は合否に関係あるの

これは、現在4年生・5年生の保護者であれば皆が思っていることでしょう。
首都圏の4模試のうち、首都圏模試は5年生からしか試験がありません。さらに5年生の受験者数が極端に少ないことから参考にすることはできません。
サピックスと四谷大塚は4年時・5年時の偏差値の推移は発表していません。

唯一日能研のみ難関校に合格した最も偏差値が低かった生徒の推移を載せています。

それを見て言えること。
4年スタート時に偏差値58に届かないで開成合格は無理。
(首都圏入試分析ブック2023参照)


最低ラインがそれなので、それより少しでも上であれば可能性はあります。

サピックスと異なり、誰でも彼でも開成という塾ではないので、適正な志望校選びをさせる意味で良い提示の仕方をしていると思っています。

「わかった。4年生の時に成績が良ければ合格できるのね」

これに対する答えは
「そうとは言えない。」
です。

偏差値が上がる子がいる、ということは落ちる子がいます。
もし、自分のお子様の偏差値が上がったとしたら、誰かの偏差値が必ず落ちています。偏差値は50に近づくのが最も簡単です。
上であれ下であれ中心からより遠くへ行くのはとても難しいのです。

サピックスのαのクラスの生徒は4年から5年で半分入れ替わり、5年から6年でさらに半分近く入れ替わっているとか。
出戻り組もいるかもしれませんが、3年間上位を走り続けられるお子様は多くないのです。


「4年5年の偏差値は、6年の時の参考にはしても良いが、参考にしかならない。」
これが、結論でしょう。

4年生5年生のときの月例テストの結果をいちいち気にするのはやめましょう。
それよりも、間違えたところをしっかりと復習です。
もちろん、賢い保護者様は既に実施していらっしゃるとおもいますが。

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