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0499 - エネルギーを使わない

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以前チラッと紹介させてもらった、静岡県磐田市内に、本をきっかけに新しい人の流れと繋がりを生みたいという目標で始まった仕組み『あっちこっち文庫』の一環として、月イチで駅前出張所を行っている。

2月に開催した際は小雨だったり気温も低めだったりで長時間の屋外は少ししんどく感じるのが正直なところだったが、先日(3月26日)は見事に晴れて暖かい日だった。ただ、風が強すぎるため早々にテントは撤収。屋根の無い状態での出張所となった。

写真のような状況で、運営メンバー3名は太陽の下でゆっくり読書。何かと時間に追われるバタバタしがちな毎日を送っている身として、月イチで数時間このような読書タイムが得られるのはとても嬉しい。

で、本や雑誌をゆっくり読みながら、ふと思った。

「あ、今この時間、全くエネルギーを使っていないぞ」

手元にあるのは紙の本や雑誌。それらを、太陽の明るさを頼りに読んでいる。

車で移動するためのガソリンも。部屋を明るくする照明も。情報を得るためのスマホも。ラジオや音楽を聴くためのイヤホンも。ドリンクを用意するための電気もガスも。

今この時間は「何かを駆動させるために必要なエネルギー」の全てから解放されている。

こういう状況、実はすごく珍しいように思える。

食事の準備をするためには電気やガスが必要。寝る時も常灯のために電気を使っていたり。散歩やウォーキングの時はイヤホンで何か聴いていることがほとんど。全くエネルギーを使わない状況ってほとんど無い。パッと思いつくのは、たまに行っている海岸清掃の時間くらいだろうか。

SDGsをはじめ、世の中で「サスティナブル」な物や行為への関心は高まる一方。そこまで意識を高くして大袈裟に絡めるわけではないが、このように「エネルギーを全く使わない時間」なら、もう少し日々の中に増やすことがきっと可能なはず。生活を見直しつつ、できることから実行してみようかなと思う。

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