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お得ドリヴン

「あなたは何に突き動かされて行動を起こすか」という点は、自分の人生をコントロールする上で正しく把握すべきだと思う。

ある人は「負けたくない」ということかもしれないし、「直感的にやってみたいと思えるか」かもしれないし、あるいは「美味しいものを食べるためならどこにでもいく」みたいなものかもしれない。

「世界を救う」という高尚なモチベーションで動く人もあるかもしれないけれど、別に「なるべく楽したい」という行動原理でも、それが悪いとは言えないし、そもそも根源的にその人の中にあるものだと思うから、そう簡単に変えられるものでもないと思う。

(意地悪く言えば、「世界を救う」的な看板を掲げつつ、その実「ただ目立ちたい、チヤホヤされたい」ことが本当のモチベーションの人も多いよね、なんて思うけど、まあそれはおいておいて。たぶん、小さい頃に獲得したモチベーションほど「根っこ」に近いところにあるんだと思う)

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僕のモチベーションのひとつは「好奇心」である。そしてもうひとつは「お得かどうか」である。少し高尚に言えば「(コスパ的に)賢くありたい」ということである。

コスパでものを考えるのが必ずしも最善ではないとか、表面的なお得さだけ見ても実際のところお得ではないこともあるとか、様々批判はあろうけれども、とにかく僕のモチベーションのひとつに「お得だと嬉しい」というのがあるのだからそれは受け入れるしかないのである。

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僕のお金の使い方の基本方針は至って単純で、「基本は節約。使うべきところでドカンと使う」である。一点豪華主義。

で、この方針は妻とも概ね合意している(とおもう)。基本的に無駄なお金は使わないけれど、記念日にはちょっと贅沢に食事するとか、年1回くらいは海外に行くだとか、そういうところである。

…のだけど、マンションの頭金を貯めてる時期は、頭金を貯めなきゃというところに意識が向かいすぎて、「たまのちょっと贅沢なディナー」みたいなものもほとんどパスしてしまった。

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僕のお金の使い方の細かいポリシーとして、「勉強とコミュニケーションにはお金をかけてよい」というのがある。勉強は将来の自分を作るものであるし、コミュニケーションはふたり(あるいは家族)の関係性をより密にするものだから、そこをケチることは極力しない。

そういうわけでディナーを省略するのはあまりよくないのだけれど、この時期は色々と反省がある。シビアな予算管理で頭金は無事貯まったのだけど、いささかの窮屈さがあったことは否めない。

そんなわけで、お得好きな性質を使って行動をコントロールしようと思ったのだけど、長くなったのでそれはまたの機会に書こう。


最後までお読みいただきありがとうございました。 このnoteのテーマは「自然体に綴る」です。 肩肘張らずに、「なんか心地いいな」と共感できる文章を探したくて僕も書いています。なにか良いなと思えるフレーズがあったら、スキ!やフォローをしてくださると励みになります。