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歌詞集

29
ここでは詩のなかでも歌詞っぽいものをまとめています。
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#私の作品紹介

少女にも満たない椿

視界の悪い雨の夜は
頭痛が止まりません
虫の知らせを無視できません

現場検証ゾーンは立入禁止区域
黄色いテープは縄張りの証です

何人たりとも通さない
その鉄壁の精神 ご立派ですが、
誰が中にいるか、
もう知っているのです

嗚呼、
あの日、さよならを告げた
あなたの横顔を思い出せないで
、いま、もがいているのです

握りしめていた綻びの種
ランタンの火に焚べたら
すぐに消えてしまいそうです

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シャボン玉

真夜中の駅の改札の前
ポツンとベンチに座る
静まり返った改札口から
やってくるはずのない
まぼろしを待ち続けている

ずっと変わらない心で
何気ない会話で満たされたいの
震える唇を噛み締めて
悴んだ手を温めている

あなたはシャボン玉
知らない間に弾けて消えた
あなたはシャボン玉
束の間の空に浮かぶ
あどけなさがどこか似てる

コンビニの前で集まる
若者たちの笑い声
がらんとした空洞の中では
自分

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日曜日の過ごし方

パジャマを脱いで
洗濯かごに放り込む
その瞬間が私、
1番癒されているの

誰にだってあるでしょ?
変な癖の一つや二つ
私なんてまだ可愛い方でしょう

タバコ タバコ 許せないの
マナーは守って
駅の改札 ポイ捨て ダメよ
ちゃんと見てるんだから!

デパ地下に行くと、
かならずいる 放し飼いのコーギー
甘えた目でしっぽフリフリ
この、プリケツ野郎!(萌)

誰にだってあるでしょ?
言いたい事とす

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ガラスの心

だれにも言えない
きっと分かり合えない
あの日、おやすみを言った
夜からキミは眠り続けたまま

無言が胸を突き刺す
時に人はナイフより
残酷になる
ボクは本当は知っていた
キミの表情の違いを

見ないふりをしてた
キミの心の扉は
どんな言葉も
傷つけると わかってたから

白い部屋の真ん中で
今、静かな夢を見てる
息を吸うことさえ
躊躇うくらいに
優しい横顔で

机の引き出しに
隠されていた日記帳

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暗がりのワルツ

暗がりのワルツ

真夜中の月が照らす道
2人だけの静かなステージ
心を奥にしまいこんで
横顔をのぞいた

胸の鼓動が一人歩きしてる
あなたを見つめたいずっと

優しい光を浴びながら
あなたの唄を歌うの
初めて好きになった日も
たしかこんな夜でした

夏の終わりの切なさに
涙が溢れてくる
風が少し冷たいから?
ふわりスカートが揺れる

瞳の中のあなたに捧ぐ
いつまでも変わらない想い

森の中迷い込んだ私に
手を引いて

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ジェリーフィッシュ

君はただ浮かぶ月
とても繊細な仕草が
僕は好きだよ
ねぇ、もっとそばで
眺めていたいな

どうして?そんな風に
誰が笑うというのだろう
だから恥ずかしがらないで

さぁ宙に舞うよ、僕らは
腕時計しか動かせないけど
それでも一度だって
不幸だなんて思わなかった

さぁ宙に舞うよ、僕らは
躊躇う時間が長くても
大丈夫、いつまでも
涙ばかりじゃないから

荒波にさらわれても
ずっと泳いでいたいな
そんな

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鎮魂歌

おもちゃのお城
止まらない物語の手
君はいくつもの鍵の中で
息を潜めていたんだね

あどけない光
春風が笑ってる
いつかは終わる夢の中で
君はまた眠ってしまうんだね

止まらない物語の手
嘘つきの記憶
君はいくつもの鍵の中で
答えに迷っているんだね

春風が笑ってる
いつか忘れる夢の中で
君の神様に願いをかけるよ
君のもとに幸せが訪れますように

銀河葬

銀河葬

青い夜に光る満点の星
君の瞳に映るもの
それは小さな幻から出てきた
透き通るビー玉のよう

君が残した土星型の
食べかけのチョコレートは
きっともうすぐ壊れてしまうような
深い悲しみを見た

長い長い時を越えて
僕らは疲れ果てたなぁ
「少し休んでもいいかな」
それが最後のわがままだったね

青い夜に光る満点の星
銀河旅行の終着点
それは小さな子供が夢見た
淡い三日月の船

君がもし、起き上がったら

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