コスプレイヤーはすぐ抱ける

タイトル詐欺。
いや詐欺ではないね。

カメラ小僧なんてやってると、びっくりするほど異性との出会いがある。
まぁ被写体を異性として見るかどうかだけど、職業とか肩書きなんて性欲の前には無意味。既婚者だから安心だなんて都市伝説だからな。
人間である前にカメラマンである。
カメラマンである前に男である。
まぁどっちも同じだ。都合よく使い分けてるだけで。

上記の通り、被写体を異性として見るならばカメラ活動は出会いに溢れている。いや先に被写体=女性という図式も、折を見て書きたいテーマではあるが。
写真を撮られたい女性と、撮りたい男。それはもうとにかく出会えるわけで。コスプレイヤーなんて女性9割の世界ですから、男カメコにとってはたまらないわけですよ。大昔には出会い系カテゴリにも分類されたこともあるし。それも多くは20代の女性なわけです。
始めた当初は写真に対して真剣に向き合ってても、そんな決意はすぐ吹き飛ぶほど、魅力的な女性がわんさかいます。
で、カメラを介して男女が交流始めると必然的に距離は近くなり、どちらかが恋愛感情を抱くようになるわけで(多くの場合男性が)。
電車男ブームから20年は経った今も、まだまだオタクといえばモテないカテゴリに分類されるでしょう。いやモテないというより異性との交流が少ない。これに関しても色々あるが、今の2~30代コスプレイヤーと深く交流して聞くと、やはり経験少なめ、あるいは絵に描いたような恋愛経験がないという話を聞く。
被写体側の話はあまり書けないけれど、我々カメコの中には、時おり若い頃にそれなりにモテた経験のある男性もいる。モテたというか、まぁ…

妬み嫉みで書いても意味がないので、実体験を書くと、自分もオタクの割にはそれなりに遊べた気がする。

自己紹介を省いたのでかいつまんで説明すると、10だの頃は全く女性と経験がない自分が、20代の頃はコスプレイヤーとして活動していた。衣装は既製品、メイクは割とやっていたが、特に語るところもない有象無象クオリティだった。
それでも毎月コスプレイベントに行き、さも誠実でござい、と言わんばかりの態度で活動していると、自然と女性レイヤーと仲良くなる。二人でご飯に行く。部屋に遊びに来る。いとも簡単に繰り返せる。当時の自分は、悪気なく、かといってモテたいという気持ちもなく。純粋な悪として「なんか知らんけど誘ったら抱けた」という状況が続いていた。
コスプレ界の男女比、男性レイヤーのクオリティの低さ、同族ゆえの距離感など、説明するとキリがないが、特にナンパ目的でもないのに年に4~5人の女性を抱けるというのはモテたと錯覚しても仕方ないと言える。上を見てもキリがないし、他人のエピソードを書くタイミングでもないが、上には本当に上がいるとだけ書いておこう。
武勇伝にとられても仕方ないが、とにかくそういう状況から、カメコとして活動することになっても心に余裕があった。
その余裕が、カメコである自分(見た目はもうレイヤー時代には考えられないほど豚)でもイケるのではないかと錯覚させる。
結果

うん、まぁまぁイケる。
少なくとも好みの女性と二人でご飯に行く程度は余裕である。別に貢いでもないのに、である。
ここに書こうと思った自分は理由を考えたが、様々な要因があるとしても、結局は男女共にオタクは出会いがないのだ。
ロクに見極めることもできず、近場の異性についていくほど警戒心がないのだ。
まぁ警戒しすぎても仕方ない界隈ではあるけれど。

↑このまぁまぁイケる、というのは今も女性を口説いているというわけではない。
昔の感覚でいうと口説けるな、という印象なだけで、もしかしたらものすごい勘違いかもしれない。だが今も昔も、異性の自宅に呼ばれて二人きりになるという状況は、これはもう勘違いしていいだろう。

では実際に口説いていないにも関わらずこのタイトルである。
Twitterでも何度も書いているが、いかんせん数字を持たないカメコであるため、誰にも響かないのだ。
何かというと、ただの

注意喚起

である。
99%の男性が自分好みの異性に下心を持ち
100%の男性レイヤー及びカメコが自分好みの異性に下心を持つ

100%である。
実際には99.8%くらいかもしれないが、四捨五入して100%だと言おう。
下心のラインを引くのも難しいが、なんといっても100%だ。
自衛してください

などと偽善者ではない俺は言わない。

男性レイヤーも男性カメコも100%の下心を持っているので
大丈夫だと思ったら、どうぞ抱かれてやってくれ、と。そうなったら俺はもう誰も口説かないけどな。

腐った世界なら、もっと腐れ。
自分が清浄だと、そんな傲慢を許せるのは自分だけだ。
疲れたのでこの話はまた今度。


続く


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