【慰安婦問題】安倍首相の「人身売買」表現をめぐるワシントンポスト上の論戦

27日付の米紙ワシントン・ポストは、安倍晋三首相のインタビュー記事を掲載した。それによると、首相はいわゆる従軍慰安婦問題について見解を問われ、「人身売買(human 

trafficking)の犠牲になり、筆舌に尽くしがたい痛みと苦しみを経験した人々を思うとき、私の心は痛む」と語った。

インタビューは英訳されており、首相が実際にどのような言葉を用いたかは不明。ただ、同紙は、「首相が『人身売買』という言葉を公に使ったのは初めて」とする側近の解説も伝えている。(時事通信)

今年3月に行われたワシントンポストによるインタビューの際、安倍首相がいわゆる従軍慰安婦問題に対して「人身売買」という言葉を使ったことが適切かどうかで議論になっています。以下、ワシントンポストのサイトによせられたコメントを翻訳してご紹介します。

翻訳元→http://www.washingtonpost.com/blogs/post-partisan/wp/2015/03/26/david-ignatiuss-full-interview-with-japanese-prime-minister-shinzo-abe

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(以下、インタビューの該当する部分の日本語訳)
人身売買の犠牲となり、計り知れない痛みと、言葉に表せない苦しみを経験された方々のことを思う時、私の心は痛みます。この点についての私の考えは、歴代の総理たちと何も変わるところはありません。歴史上、多くの戦争が行われてきましたが、そのなかで女性の人権はいつも踏みにじられてきました。私の希望は、21世紀がすべての人権侵害をなくす最初の世紀となり、また終わらせる世紀となることです。日本はそのために最大限の努力をしたいと思います。

●RS+1
記者の質問はあいまいすぎる。安部が論点をうまくかわしているのはそのせいだ。
論点となるべきは、日本が戦時中におかした戦争犯罪を認めるか、認めないかだ。慰安婦の強制連行という歴史を日本が否定するのを許してはならない。それはドイツの首相がホロコーストを否定するのと同じことだ。そのような歴史の書き換えは許せない。もちろんドイツはきちんと歴史を反省している。しかし日本はそうではない。日本の謝罪が誠実でないと中国人と韓国人が感じるのはそれが理由だ。
(管理人のツッコミ:「ドイツのホロコースト」と「日本の蛮行」を同列に並べるこの論法は最近あちこちで見かけるようになりました。もちろんこれは無関係なふたつを並べることで両者になんらかの関係があるかのように錯覚させる詭弁のひとつであり、とくにみそもクソも一緒にして論点をごまかす韓国のお家芸ともいえる論法です。それにしても奇妙なのはこの論法が突然同時多発的に出てきたことです。向こうさんの背後にはこうしたコメントをコントロールできるなんらかの組織がやはり存在するように思えます)

●Ys+3
戦時中のアメリカ軍が作成した『日本人戦争捕虜尋問レポート No.49』をみてみるといい。そこには、彼女らはたんなる売春婦だったと書いてある。それによると彼女らは、健康で衛生状態もよく、しかもかなり裕福な暮らしをしていたらしい。彼女たちは、しばしば将校を含む兵士たちとピクニックや運動会、パーティなどに同伴したともある。さらに彼女たちの中には兵士と結婚する者も少なからずいたという。

●RS
馬鹿を言うな。お前は慰安婦たちが生活をエンジョイしていたとでもいうのか? お前は歴史を書き換えようとする安倍晋三よりとんでもない卑劣なやつだな。もしお前のいうことが本当ならトルーマンは犯罪者になってしまうだろ。お前は気違いだ。

●MK
(Ysのコメントに対して)ひとつ書き忘れているよ。その報告書が日本ではなくアメリカのものだということをね。だから上の人はこんな幼稚なコメントしか返せないんだよ。

●k0 +2
米政府が行った「ナチス戦争犯罪と日本帝国政府の記録の各省庁作業班(IWG)」の調査では、日本軍が慰安婦の強制連行に関わった証拠はひとつもみつかっていない。
コメントする人はまずこの報告書をきちんと読んでからにしてほしい。

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