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新聞掲載情報&コラム

Project NAKAはクラシック音楽と他分野アートのコラボレーションを試みる企画です。第一回公演が2021年3月6日、7日に下北沢・アレイホールにて行われます。ぜひご来場ください!

---What's New---
<2021年2月25日付朝日新聞に掲載されました>

朝日新聞にて当プロジェクトをご紹介いただきました。
オンライン記事はこちら(有料記事)

少ない座席数・消毒・常時換気・検温を徹底して皆様をお待ちしております。なお、現金でのやり取りを避けるため、チケットはインターネットのみの販売となっておりますので、ご注意ください。
チケット購入先→https://projectnaka.stores.jp/

●公演ブックレット(500円)もインターネット購入のみとなっております。上記アドレスよりお求めの上、当日受付にてお受け取り下さい。(当日無料で配布するプログラムはこちらのような簡素な内容となっており、詳細な曲目解説や公演創作の過程等はブックレット限定の掲載です。)


---Column---

今回のコラムは、ヴァイオリニストの下田詩織さんです。Vol.4へ新たに出演決定となりました。音楽と絵画が織りなす世界にぜひご期待ください。

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 Vol.4【ダリの宗教画を軸とした、音楽と絵画のプログラム】で英国留学中の原田真帆さんに代わり、ヴァイオリンで参加いたします、下田詩織です。

 このコロナ禍で様々な演奏会はキャンセルや延期となり、今までのように開催することはできなくなってしまいました。感染防止策を講じることで会場での演奏の機会は少しずつ戻ってきつつも、まだまだたくさんの方々に聴いていただくのは難しい状況が続いています。今回の原田さんのように、海外からの入国・渡航制限により、止むを得ず出演できなくなったアーティストもたくさんいます。

 私はコロナ流行後からご縁あって、ライブ配信アプリでの配信を初めました。オーケストラ等でも、配信サイトを使ってライブ配信をする演奏会が増えています。ライブ配信には、すぐに反応が見られる、手軽である等のメリットがあります。しかし、やはり生での臨場感には敵わない、早くこれまでのようなコンサートが復活して欲しい、という意見を度々聞きます。演奏会に限らず、日々の暮らしや勤務形態においても、オンライン化やリモートワークが進んでいますが、直接見ないと分からないものや、会って話をすることで印象が変わることもあります。新しい様式を積極的に取り入れつつ、リスクを減らした新たな可能性を考える一一いつの時代も衰退や犠牲の上に発展はありますが、これからの時代に、私たちは何を想像し、また創造できるでしょうか。

 さて、今回私が参加するVol.4のテーマである音楽と絵画は、共にその時代の影響を色濃く受けて生まれています。時に人々の生活を描き、時に伝承であり、時に政治の道具としても使われました。それぞれに独自のスタイルを確立しつつも、当時の流行やニーズに合わせて、似たような様式の歴史を辿っています。また、同じ題材を使った美術作品や楽曲、更には絵画を音楽で、反対に音楽を絵画で表現した作品もあります。切っても切れない関係でありながら、それぞれの鑑賞の仕方の違いからか、この2つを同時に楽しめる機会は多くありません。今回は繋がりや関わり合いを実感できる、大変興味深い企画だと思います。このような状況下ではありますが、これからの新しい演奏会の可能性を鑑みながら、皆様と貴重な体験を共有できるのをとても楽しみにしています。   
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公演前の配信はこれが最後となります。このような時期ではございますが、皆様に会場でお目にかかれますことを楽しみにしております。


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