はりきゅうヘブンズドアー

2.経絡治療基礎理論のルーツ!?『陰虚本病』の世界観

 幕末を代表する思想家であり教育者である吉田松陰の事はあまりにも有名です。私は東京に住んでいた頃世田谷の松陰神社前という駅の近くに住んでいました。その名の通り吉田松陰を祀った神社が近くにあり、下町感のある大変住みやすい場所です。そんなところに住んでいた縁もあり、吉田松陰の著書を読んだことがあるのですが、その時驚いたのはその読書量です。彼は獄中にいた時期とその後幽囚中の計4年程で、1500冊近くの本を読んでおり、その内容は『野山獄読書記』(※1)に記されています。(※2)

 何たる読書量でしょうか。やはり一国を動かした思想家はすごいなと感嘆した事を覚えております。単純に割り算すると年間375冊!1日1冊読んでも追いつきません。私ももう少し精進致します…。

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こんにちは「NISHIZUKA LABO」です。 私たちは、鍼灸、古典医学、経絡治療、東洋医学の普及・伝承のため、電子コンテンツを活用し、出版社や部数にとらわれることなく少人数を対象にした情報発信や、販売部数の読めない若手・新人などの発掘・育成に努めてまいります。