_景岳全書__婦人科を読む_

【「景岳全書」婦人科を読む】2.婦人規上 2-3.胎孕類 胎候十九(6)

【本文⑥】

余因述其説。
胎有男女之弁。[易]曰:乾道成男,坤道成女。[顱祢経]曰:参陽所会則生男,参陰所会則生女。葛仙翁曰:男従父気,女従母気。[聖濟経]曰:天之德,地之気,陰陽之至和,流薄於一体,因気而左動則属陽,陽資之則成男;因気而右動則属陰,陰資之則成女。是以胎有男女,則成有遲速,体有陰陽,則懷有向背,故男動在参月,陽性早也;女動在五月,陰性遲也。女胎肖母而懷,故母子腹軟;男胎面母而懷,故母之腹硬。此皆得理之談,所当察也。至若褚氏以精血之先後言男女,[道蔵経]以一日,参日,五日得者為男等説,総属億度渺茫,非有確見也。余不敢遵信,故別有微論,列子嗣類。

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