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こんな時にこそ勉強を


 新型コロナウイルスの影響で、われわれの生活にも制約が出始め、今後経済、公共サービス、福祉など、多岐にわたって大きなダメージを受けると思われます。
 つくづく思うのは、こういうときはトップのリーダーシップが大切であるということです。庶民は、経済が順調で、自分の身の回りに不都合がなければ、少々汚職をしてようが、自分の友達に便宜を図ろうが、税金を無駄遣いしようが、大目にみています。
 しかし、本当は普段に何をしていたかが大事です。平穏で順調なときこそ、いい加減なことをせずにまっとうな治政をしないといけません。普段であれば目立たなかったほころびから、ボロボロと崩れていくのです。そして有事に眉間に皺を寄せて「検査をしなくても大丈夫!」「一致団結!」といわれても、「この人のいうことを信用してついていこう」とはならないのです。心に響かないのです。

 われわれの鍼灸業界も同じで、「救急の患者がきた」「治療中の患者が急変した」といったときにできることは、普段培った技術を精一杯提供するだけで、今新たにできることは少ないのです。緊急事態の今は、われわれがこれまでしてきたことが問われ、またそれを考えることが今後に繋がると思います。

 わたしの治療院は、過疎化が進む地方都市の外れにあります。開業20年になりました。順風満帆とはいきませんが、なんとか今までやってきました。普段でも無茶苦茶忙しいときがあったかと思うと、しばらくは暇が続くというようなこともあり、最近まで新型コロナウイルスによる影響をつかみ切れていませんでした。しかし今後は、地方にも感染が拡大し活動自粛の要請があれば、当然患者数も減っていくでしょう。これはわれわれの生活にも直結することで、多くの鍼灸師が不安を持たれていることだと思います。実際にそのような声も聞こえてきています。

 ではこのようなときにどうするかというと、弟子時代に池田先生に言われて現在も実行していることは、「掃除と勉強」です。わたしは特に勉強だと思います。掃除も大事ですが、これはまた別の機会に。
 患者は様々な理由で来院しなくなります。治療、サービスへの不満、プライベートな事情、今回のような社会的な事情など様々です。これに対して、われわれがどうにもできないこともありますが、できることもあります。それは勉強して治療の精度を上げることです。
 一度来なくなった人はなかなか次に来てくれません。しかし、同じような患者は絶対にきます。その時に準備していないと、また同じ失敗をして患者を逃してしまいます。勉強をしてレベルアップすることで、より多くの患者を満足させることができ、それがわれわれのアイデンティティや生活に繋がるのです。

 新型コロナウイルスに対しては、過小評価せず、手洗い・うがい・消毒を。そして不要不急の外出は控えましょう。そしていろいろ不安もあってなかなか落ちつきませんが、こういうときにこそ次に備えてしっかり勉強しておこうではありませんか。

2020/03/31 大上勝行

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こんにちは「NISHIZUKA LABO」です。 私たちは、鍼灸、古典医学、経絡治療、東洋医学の普及・伝承のため、電子コンテンツを活用し、出版社や部数にとらわれることなく少人数を対象にした情報発信や、販売部数の読めない若手・新人などの発掘・育成に努めてまいります。

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