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【part1】生徒と一緒に振り返る!プロジェクトNの取材記事をまとめて紹介

これまで有難いことに、多くの取材の方に来ていただきました。生徒の作品やプロNの活動をご紹介いただき、生徒・職員共に、とても励みになっています!

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このnoteでは、そんな外部に紹介されたプロジェクトNを紹介。生徒の皆さんが主役ですので、ただ取材内容を紹介するだけでなく、生徒のコメントも交える構成にしました。果たして生徒たちは、取材やプロジェクトにどんな思い出があるのか!? 

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 今回は第一弾。在校生は誰も知らない初期プロジェクトの取材記事や、これまでプロN twitterでも紹介してこなかった取材記事が多めな構成。全体を通じて、プロジェクトNをより深く知るキッカケになれば幸いです!そして、生徒の作品や活動を知るきっかけとして、是非、読んでいただければと思います。

ご協力いただいた皆さん
代々木キャンパス :岩崎さん、田村さん
大宮キャンパス:日光の記事を書いた生徒さん
名古屋キャンパス:安藤さん(卒業生)、林さん(卒業生)

1.『農業遺産のミライ』プロジェクト(2020)

農水省さんらとコラボした大型授業。『エコプロ2020 オンライン』の農水省ブース内という、スケールが大きい発表の場もありました。

■農林水産省 YouTube(BUZZ MUFF)
なんと、農水省さんのYouTubeチャンネルで取材がありました。3Dでプロトタイプを作ったり、アイデアを出したり、ご講演があったり…。プロジェクトNの「普段の授業の様子」が動画で見れる、珍しい事例です。

ちなみに、インタビューを受けている池袋キャンパスの生徒たちは、全キャンパスの中でも、見た目にこだわった資料を作っていました。そんな視点で観ても良いかもしれません。

■マイナビ農業
生徒が発表した企画を記事にしていただきました。高校の「生徒の発表」が記事になることは、冷静に考えれば、滅多に無いこと。有難い限りです。

例えば、代々木キャンパスEチームは「鉄分多めの循環型農業で妊婦向け野菜を生産@奥出雲地域」について取り組み、見事、エコプロの発表で、第一位に輝いていました。そのチームの2名から、下記コメントをいただきました。

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田村さん、岩崎さん(代々木Eチーム) が語る、プロジェクトの思い出
スライド・発表方法…、苦労の末の1位だったので、本当嬉しかったです!
中間発表にてボロカスにフィードバックがありました。その後、色んな案を考えました。最終的に外部の方にインタビューもして「鉄分」というキーワードに辿り着きました。「野菜の鉄分の含有量を増やす」という案については、外部の方に可能かどうかを聞くなどの検証を行いました。
※本記事の最後にて、長文版を公開!

■エコプロ
先述の動画と同じく、池袋キャンパスの生徒の皆さんが、エコプロのアカウントでも紹介されました!別日で同アカウントでは、QuizKnockの東大クイズ王・伊沢拓司さんが紹介されており「同じエコプロに出演するのだ」と興奮した生徒も。こちらも、有難いですね!

■農林水産省(プレスリリース)
農水省さんからは、こんなリリースもありました。「授業については大臣もチェックされる掲示板で報告されている」という話を伺い、気が引き締まりました。さらに、2番目のリリースの方では、表彰された生徒や、発表のリンクについても言及されています!

■教育家庭新聞など
複数のメディアさんに、今回の試みを記事にしていただきました。感謝!

2.『推しスポット』プロジェクト(2020)

■FunJapan
こちらは中々珍しい例で、生徒がプロジェクトで制作した日本の「推しスポット」が、台湾からの旅行者向けに紹介されています。コロナが落ち着いたら、この記事を元に訪問していただけると嬉しいですね!

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日光の記事を書いた生徒(大宮CP) が語る、プロジェクトの思い出
あのとき、構成を考えたり、説明文を作ったり…を頑張って、実際に掲載されたことは、自分にとって良き思い出です!

紹介されることで、自信に繋がった生徒も多かったようです。FunJapanさんに改めて、感謝!

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3.ICTプロジェクト(2019)

吉藤オリィさんのオリィ研究所ともコラボした授業。初めて、αコースとβコースというレベル別に分かれた授業でしたが、特に「身体的ハンディキャップを持つ人を助ける企画」を練った後者の発表会に、取材が集まりました。

■engadget
記事は「大人顔負け!」という嬉しいコピー。生徒達のプレゼンスキルや企画力に対して、初めて深く切り込まれた記事が出たのが、本発表会でした。また、当時はコロナ禍前なので、ZOOMを始めとしたオンライン発表会や、各種PCツールを使った授業は、特に珍しかったようです。沢山の生徒の自信に繋がった記事で、是非、読んでいただきたいです。

また、ここでは紹介しませんが、本プロジェクトの発表は、engadgetさん以外にも、複数社に取材をしていただきました。有難うございます。

名古屋CP卒業生 林さん が語る、プロジェクトの思い出
クラスが、αとβに分かれてはじめてのプロジェクトで、βクラスは、どのキャンパスも実力のある人が集まっているということでドキドキワクワクしながらプロジェクトに参加していました。また、吉藤オリィさんが、名古屋キャンパスに講演にきてくださったのですが、その時に一緒にいたOriHimeがすごく人気で人集りができていたのを覚えています。技術を活用することで移動が困難な方でも社会参加できるということを実際にOriHimeを利用されている方からもお話が聞けて体感できた講演会でした。そして、この後のプロジェクトを進める上で良い刺激になったのを覚えています。

▼OriHimeに人が集まる様子。当時のN高ブログより

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▼少し分かりづらいですが、名古屋キャンパスから最終発表をする林さん

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4.健康プロダクトを作ろう!-Netflixコラボ-(2018)

こちらは、一番最初の長期プロジェクト。心や体の健康を促す企画とプロダクト(プロトタイプ)を作成します。スライドを作るだけでなく、何かしら"形になるモノ"を作ろうというメッセージがありました。この授業では、多くのヒント授業がありました。例えば「砂糖の取りすぎの危険性を知る」ワーク。その内容におののいた生徒も多かったです。そして、特徴的だったのが、Netflixさんのドラマを基にディスカッションし、「心の健康」について考える場があったこと。スマイリーキクチさんと、葉一さんに登場していただきました!

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■CNET・リセマムなど
有難いことに大変多くの取材がありました。高校生・ネット・心の健康は、生徒たちだけでなく、世の中としても、とても大事なキーワードだったのかもしれません。

名古屋CP卒業生 林さん が語る、プロジェクトの思い出
僕が入学してから2〜3ヶ月で、Macの操作にも慣れてきた中でのNetflixさんとのコラボ授業ということで、とてもワクワクしたのを覚えています。僕たちにとって、とても便利なネットですが、便利だからこそ少し間違えると人を傷つけてしまうということを動画や講演を通して知ることができました。プロジェクトでの思い出としては、本当に初期だったので、進め方を学んだりするなどインプットすることが多くてうまくアウトプットまでできていなかったという印象があります。思っていることを形できない悔しさがありました。

■林さんのコメントを受けての補足
このプロジェクト開始時に、下記の様な「コラボ企業のヒント」が出て、大きな予想合戦となりました(当時の実際のスライドをキャプチャしたもの)。

Nがつくサービス

「niconico」など別のサービスを予想していた生徒が多かったので、後に「Netflix」と発表されたときは、キャンパス中が驚く事象が、全国で発生していました。林さんの様に、ワクワクして望むことに繋がったのであれば、嬉しいです。

5.『実行教室』 伊東歌詞太郎さん講演(2018)

こちらも最初期の授業。複数行われてきた著名人の授業の中でも、始まる前から生徒の皆さんが興奮していた授業の一つ。打ち合わせや準備に時間をかけた講演で、『実行教室』という授業名一つでも、伊東さんと教材制作チームが、長いディスカッションの末、生み出したもの。熱い授業と生歌で、涙を流した生徒もいました。

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■ウォーカープラス

名古屋CP卒業生 林さん が語る、プロジェクトの思い出
キャンパスには、作曲やイラストなどクリエイティブな活動している人が結構いるので、実際に音楽活動をしている伊東歌詞太郎さんの講演会があると知ったときにキャンパス全体が盛り上がったのを覚えています。講演では、伊東歌詞太郎さんの実体験などをもとに挑戦することの大事さについて熱く語ってくださったのを覚えています。実は、その時僕はマイプロに参加していたのですが、思うように進まなくて悩んだりしていた時期だったのでとても心に響く内容でした。あと、最後に生歌を歌ってくれたのもとても印象に残っていて、僕も含めてみんなが聴き入っていたのは、今でも覚えています。

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6.リアル脱出ゲーム制作プロジェクト(2018)

株式会社SCRAPさんとコラボして、企画力を学ぶ授業。このプロジェクトを思い出に語る生徒は多いです。

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■謎研

残念ながら、当時の様子は、記事としては、あまり残っていないません。ただ、ちょっと変わり種の紹介があります。「謎研」の記事です。授業内で、それぞれの企画を考える前に、実際に全国同時中継で脱出ゲームをしたり、謎解きを体験する場がありました。その後者の様子が、少しだけ、覗けます。

名古屋CP卒業生 林さん が語る、プロジェクトの思い出
このプロジェクトのはじめの印象はあのCMなどで流れている「リアル脱出ゲーム」を考えるの?という感じで、ゲームをつくるというワクワクと実際にできるのかなという不安でした。しかし、実際に仲間と共にプロジェクトを進めていく中で僕たちのリアル脱出ゲームが完成してキャンパス内の他のチームに体験してもらい、無事に1つのゲームが誕生した時には、「この世に僕たちが作ったゲームができた」という達成感がありました。ちなみに名古屋CPでは、プロジェクトが終わった後に校外学習でリアル脱出ゲームを体験したのですが、プロの力はすごいな〜と感じました 笑

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[宣伝]  林さんが登場するnote記事はこちらです。併せてどうぞ!

7.プロジェクトN全体の紹介(2020-2021)


「T4 WORLD EDUCATION WEEK」世界100校で発表(英語)
取材ではなく、N高としての発信ではあるのですが、わかりやすく紹介されているので、紹介します。N高が「世界100校」に選ばれた時の発表。かなりの時間をプロジェクトNに割いています。例えば、『SDGsグッズ制作プロジェクト』の具体例も垣間見れます。13:00-です!

■AbemaTV / ABEMA TIMES
N高・新設のS高の特集。番組のサブタイトルでは「メルカリとのコラボも」とあり、これはプロジェクトNを指しています。

本『新・エリート教育』
プロジェクトNを言及していただいている、とても有難い本です。プロNの概要に留まらず、生徒にどういう成長や、進路の選択に機会を与えることができているのか?という観点に着目して記載いただいています。手に取られた方は、P210-を参照ください。

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「エリート教育」というタイトルよりも、サブタイトルの「混沌を生き抜くためにつかみたい力とは?」という記載が、プロNにしっくりくるかもしれません。

そして、プロNの紹介内容は、プロN担当者としても気づきが多いもの。何点か引用させていただくと「様々なワークスタイル・ライフスタイルを先取りする経験」「社会人との接点は、卒業後の進路設計にも大きな影響」「実社会に貢献できる力がどの程度あるのかを知ることは認知能力だけでなく非認知能力の成長につながっている」「興味関心の幅が広がり自信を取り戻し、得意や関心のあることを見つけるきっかけになれば、大きな人生の転換点を掴むチャンスになる」などなど。

さらには、名古屋キャンパスと御茶ノ水キャンパスの2名の卒業生インタビューが掲載されています。今回、名古屋キャパスの安藤さんから、本書についてのコメントをいただきました!

名古屋CP卒業生 安藤さん が語る、この本について
さまざまな教育機関や事例が取り上げられているなかで、N高等学校の生徒として私(安藤)も紹介されました!
私は、本書の中でプロジェクトNを通じて社会人から受けた影響について話しました。私と同世代、さらに若い世代がどのような教育を受けているのかを知ることはとても刺激になります。アフターコロナを支える若者はどんな世界で生きているのか。若者はもちろん、大人にも読んでもらいたい本です!

▼安藤さんが、在学時に取り組んだプロNの制作物。クールジャパンの冊子制作で「水道」をテーマにしたのも面白い!(2019年)

クールジャパン冊子水道

▼『省庁ドラマ教材制作』プロジェクトで、名古屋キャンパスのチームを獲得!喜びを語る安藤さん(2018年)

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終わりに

取材していただいた皆さま、有難うございました!コメントをしてくれた生徒の皆さんも、様々な思い出を有難うございます。こうした取材記事も、生徒の新たな活躍の場になっていく。いろんな形の「発信」がある。そんな視点を大事にして、part2の準備をします。お楽しみに!

おまけ: 代々木キャンパス 『農業遺産』プロジェクトの振り返り 詳細版

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-第1位おめでとうございました!
スライド・発表方法…共に、苦労の末の1位だったので、本当嬉しかったです!

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-発表に向けて意識したことがあれば教えてください
スライドの見せ方はとても大事で、コツというほどではないけれども(N高・S高生の)皆さんに伝えたいことがあります。

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スライドページの順番とか発表の中で強調して話すこととか、大事なことは、複数あります。中でも一番なのは、4分という発表時間の制約でスライドを「削る」中で、聞く相手視点優先順位をつけることです。

▼エコプロで発表中の様子。順番が変わった中、冷静に発表

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相手にどんな情報を伝えて、どの部分を聞いてもらうか。どの部分はスライドを見るだけにするか。例えば、今回のスライドだと、目立つ円グラフのデータページは、あえて説明なしで、サッと見てもらうだけにしました。

▼「888888」で埋まる発表の様子

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-1位になった原動力は何でしょう?
プロジェクト(の成果物)が面白いかどうかは、自分次第のところがあります。例えば「リサーチ力があるかどうか」でも面白さは変わる。そう考えさせられたプロジェクトでした。自主的に情報を集めることが本当に大事です。

▼[補足] 心斎橋CPのチームも「リサーチ」の大切さを語っていましたね

今回のプロジェクトの場合、外部の方に実際に聞いて「野菜の鉄分量を多くすることが可能」と裏付けが取れたり。そんなところが本当に大事でした。

▼エコプロのフィナーレの様子。わかりづらいですが、チャットも「88888」で埋まっています。全国規模で盛り上げましたね!

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中間発表にてボロカスにフィードバックがありました。その後、色んな案を考えました。最終的に外部の方にインタビューもして「鉄分」というキーワードに辿り着きました。

「野菜の鉄分の含有量を増やす」という案についても、外部の方に可能かどうかを聞くなどの検証を行いました。企画が難航する時には「情報を繋げていくこと」で、良い案にしていくことが醍醐味でした!

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▼代々木キャンパスの最優秀賞が決まった瞬間

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-有難うございました!(読者の皆さんも参考にしてみてくださいね!)

…Part2に続きます!

記念撮影_農業


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