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ヒロヒロインタビュー! 宇宙PBLでドレスを手作り!?最優秀賞の神戸チームに突撃取材!

高校通学コースの1クォーター(4月〜6月)のプロジェクトN。
βクラスでは「宇宙×現実と理想」をテーマに、月に移住したときの健康課題の解決策やそれを地球上の課題にも転用させるアイディアを考えるプロジェクト「Project LoM! ~Live on the Moon!~」を行いました。

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JAXAとの授業連携や人気漫画『宇宙兄弟』ともコラボレーションした大きなプロジェクトとなりました。『宇宙兄弟』のエピソードを教育に展開した教材となり、より一層、充実した授業を提供することができました。

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そんな難しいテーマの中、ゲストへ向けた直接プレゼンをする機会であるプレミアプレゼンで、見事、最優秀賞に輝いた神戸チームに突撃取材を敢行!

プロNで輝いたヒーロー&ヒロインへのインタビュー、
その名も「ヒロヒロインタビュー」のスタートです!

神戸チームメンバー

【チーム】建隆しじみ
濵田さん/3年生 山野さん/3年生
中原さん/2年生 𠮷岡さん/2年生 平本さん/2年生 森田さん/2年生
(以下、敬称略)

1クォーターのプロジェクトN、その感想は

ー本日は今年度初回のプロジェクトN βクラスで見事、最優秀賞に輝いた神戸チームにインタビューをさせていただきます。まずはプロジェクトの率直な感想や学んだことなどを聞かせてください。

濵田:最初にプロジェクト内容を聞いたときは、どうやってアイディアを出せばいいか、今まで以上に難しいと思いました。

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宇宙のことをまったく知らない状態で、まちがった知識が入ってしまって、それをフィードバックで言われると思うとすごくイヤで…
学べたことは、プロNではいつものことだけど、スケジュール管理がんばらなくちゃな、というところ。
あとは、宇宙、特に重力などの知識が深まって、面白いな、と。あまり関わってこなかったので、このプロジェクトを通して触ったことない知識に触れることができてよかったなと思いました。

ーそうですね、もともとの知識がないだけに、知った情報が間違っているかどうかの判断も難しいところだったと思います。
平本さんはいかがでしたか?


平本:はじめは、ものすごくつまらないプロジェクトだなって思っていたんですよ。

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ーおぉ、なるほど。笑

平本:でも、後半になってアウトプットがふえてくるにつれてどんどん楽しくなってきて、やっぱりプロNって楽しいんだなって思いました。
学んだことは、そうですね、そんなにないんですけど、メンバーが他全員女性なんで、考えが違うんだなと思いました。
考えていたことが、伝わっていそうで、あまり伝わらないだなとびっくりして。こういうプロジェクトにおいては、ちゃんと伝えることが大事なんだな、と勉強になりました。

ーしっかりと学びを得てもらえたようでよかったです。笑
ちなみに、最初に「つまらない」と思った源泉はどこからだったのでしょうか?

平本:宇宙には興味あるんですけど、なんていうか、展開が遅かったというか。はじめのころは実践が少なかった。
ずっと話し合いで、スライドを作ったりとかモックアップを作り出したのも最後のほうですし、そういうのがはじめのほうは少なかったので。
ずっと調べて、話し合い、アイディアを決めて、、、プロジェクトも今やっているリアル脱出ゲーム(※)よりも長かったじゃないですか。

※2クォーター(7月〜9月)では『オンライン版リアル脱出ゲーム制作プロジェクト』を実施中。βクラスではさらに「小学生をターゲットにした教育効果のあるゲーム」という課題が加えられている。

ちょっと、ゆっくりすぎたのかなって思うところがあります。

ー1クォーターでは3ヶ月間の月・水・金と週3回にプロNの授業があるから、長いといえば長いですね。

初めてのβクラスでのプロN

ーちなみに今回はじめてβクラスを体験したという人は?

> 中原さん、𠮷岡さん、山野さん、森田さんが挙手

ーはじめてβクラスのプロNを体験してみて、どうでしたか?
特にαクラスのプロNとも比べてみて。

𠮷岡:一番最初、プロジェクトが始まる前まではすごく不安で。βクラスってαクラスよりもレベルが高いだとか、そういうウワサ? そういうイメージがついてたので。

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わたしが入っていいのかなっていう漠然とした不安があったんですけど、その前に、αクラスってあまり意見が出なかったり、苦労した点もあったので。
βクラスは、みんなが積極的に意見を出したり、意見を聞いてくれたりがありがたいなって思って。βクラスには入ってよかったと思います。その部分は楽しいし、面白かったです。
逆に、今βクラスにいけなくなってαクラスに戻ることになったら絶対に嫌だと思う。(※)

※ プロジェクトNではβクラスを体験するにあたり、申請と職員による審査があります。

ーそう思っていただけると、αクラスの受講生へのいい刺激になるかと思いますね!
森田さんはいかがでしたか?

森田:自分も最初、すごく不安だったんですけど、いろいろ先生に相談しました。

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結局、βクラスにいるメンバー、みんなすごい仲良しなんですよ。
「なかよしのメンバーだし、いけるよ、大丈夫だよ」って先生に言われて。
確かに仲良しなメンバーだからこそ、あまり気を使わずにあれやっといてこれやっとくわ、とか、アイディアもすごい出しやすい環境だったのかなって思います。αクラスのときにはなかったというか。
神戸チームだと(βクラスの受講生が少ないので)このメンバーで固定だったので、チーム分けとかもなくて。
このメンバーでやれたからこそ、楽しいって思える部分があって。けど逆に、仲良しなメンバーだからこそ、やりにくい部分も感じる部分もありました。
βクラスはαクラスに比べて、とても考えることが多くて、自分がαクラスのときはなんでもばんばんアイディアが出るタイプの人だったんですけど、βクラスになった瞬間、ほんまになんも思い浮かばなくって、頭が爆発するっていうぐらい、ずっと考え込んでたりして、こう、だまってたりすることも多くて。
やっぱりαクラスのときと比べてアイディアを考えることが難しいと感じるときが多いけど、βクラスにいる人はαクラスのときにそういった経験を積んでいった人が多いから、よりいいアイディアがいっぱい出るなっていうのをものすごく感じました。

ーβクラスではより複雑な課題が設定されていますから、その分、考えることも多いプロジェクトですね。
ー山野さんは、今回、βクラスは初挑戦で、さらに発表会ではプレゼンターも経験しましたが。

山野:自分はその、βクラスに入る前にαクラスのほうでも全国発表で2回ほどプレゼンをしていたので、プレゼンの面ではそこまで「やばい」という感じではありませんでした。

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緊張はすごくしてはいたけど、いやだなっていう気持ちはありませんでした。
βクラスに入って学んだことは、アウトプットの難しさをすごい痛感しました。自分たちで考えたアイディアっていうのは、自分たちがずっと考え続けたものだから自分たちは理解しているけど、それを5分間の中で知らない人に伝えるときに、みんなのアイディアを、自分たちが自信をもっているアイディアを、どうやって納得してくれるように伝えるかっていうところが、やっぱり一番緊張したという面があるかなと思いました。

ーαクラスのときに2回も経験していたんですね、なるほど見事なプレゼンだったと思います!
ー中原さんはいかがでしたか?

中原:あんまり自分は不安はなくて、なんか、同じような熱量のメンバーが集まっているので、自分もより頑張れるんだろうなって実感がありながら、毎回授業を受けることができていました。メンバーのやる気にあてられて自分も、さらにがんばろうって力が出たことも少なくなかったです。

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プロジェクトを進める上での環境がすごく自分にとっては心地よかったので、今回、この1クォーターの授業をβクラスでやれてよかったなと思います。
今回の学びでいうと、情報の信頼性っていうところが大事ってことをすごく感じました。さっき森田さんがいってたように、ただアイディアを出すとかじゃなくて、それが本当にたくさんの人に愛されるアイディアとかだったり、実現できるアイディアなのかってことを考えながら、企画を進めなければいけなかったことがすごく難しかった。情報収集の段階からその信頼性を確かめながら、アイディアの構想を考えていくっていうところが今回、すごく痛感した、新しく学んだ点でした。

ー先ほどの濵田さんのときにも触れたように、今回は宇宙がテーマだっただけに、特に理系分野が得意じゃない生徒にとってはなかなか難解なものだったと思います。

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神戸チームは放射線に目をつけ、その放射線を逆手に取って有効活用しようとしたアイディアを考えました

初の最優秀賞

ー平本さんと濵田さんは、βクラスは何回か経験しているのでしょうか?
βクラスを何度か経験した身として、今回、神戸が初の最優秀賞という結果でしたが、何かキャンパスでの反響はありましたか?

平本:経験はしていますが、濵田さんのほうがベテランです。笑
実は僕はスクーリングでプレミアプレゼンにはいられなかったんですよね。

ーそうなんですね、それは惜しかったですね…

平本:スクーリングが始まる前にSlackを見てみたら、「神戸チームが最優秀賞受賞」って言われて、それ嘘でしょ?って。笑

濵田:実はプレミアプレゼンにもエントリーするつもりはなくて… チームみんな一致で自信がなくて。とりあえず他キャンパスの多くのチームがエントリーしてるから、するだけしてみようと。そうしたら選ばれて、「あぁどうしようとなって。
受賞発表の時もモックアップ賞も取れればいい方だと思っていたら、最後の最後に呼ばれて、衝撃的で、みんな立ち上がって「うえぇ!」みたいに大盛り上がりでした。最後までがんばって良かったなと思いました。

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チームがひとつのカメラ前に集まり、最優秀賞受賞の発表の瞬間、みんなが大盛り上がりして喜びを分かち合いました

チームでの役割

ーチームではみなさんでどう役割分担をしていました?

山野:最初は特に分担を意識してはいませんでしたが、途中からはモックアップ班が2人、企画を落とし込んでいく人が4人と分かれました。
企画班の中では、平本さんには機械面の温度計パートについて担当してもらってて、企画班の残り3人は「企画の重要性を伝えるためにどういうことを聴き手に言ったらいいのか」を考えていました。

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平本さんが担当した温度計パート。温度の違いによって色を変化させる仕組みをアイディアに組み込みました。実はこんなところにも細かいモックアップが。

ー企画班で工夫したことや大変だった点はどんなことでしたか?

中原:顔見知りのメンバーだったからこそ、自分にとっては率直な意見をいうのがすごく難しかった点。言い方や言葉のニュアンスとかはなるべく工夫しました。
今回の自分の課題でもあるのですが、あんまり意見をきちんと言えなかった部分がありまして。そういう時にメンバーが話をふってくれたりとか意見の量が平等になるようにそれぞれが話し合うようにしていたりしていたのが工夫というか、意識をしていたと思います。

森田:意見が全然出てこないのが本当に辛くて。特に宇宙での技術アイディアを地上の課題解決に転用するアイディアを考える際にものすごく煮詰まりました。
中間発表のフィードバックが怖くて、「これ言われるんじゃないか」「あれ言われるやろ」みたいな不安もめちゃくちゃ多かったし、とにかく言葉が出ないというか本当に何も考える気になれないというか。意見もアイディアもぜんぜん出てこなくて時間内に終わらなかったり、逆にアイディアが出ても皆が思ってるアイディアが全然違ったり。大まかには一緒なのに細かいところが皆んな考えていることが違っていたりするので、その考えを一致させるのが難しかったです。

ー企画を考えることは大人になっても苦労します…
ーそういったディスカッションがあった中で、モックアップのミニチュアドレスを制作するまでに、どういったステップがあったのでしょうか?


𠮷岡:最終的にウエディングドレスになった経緯は、まず最初、全員喋らずにメモを貼って自分のやってみたいこといっぱい書いてみるといったアイディア出しをやりました。そこでは、「Nクールみたいな触ったら冷たいもの」とか「宇宙で待っている砂を吸い込まないようにするマスク」とか、いろいろ出ました。
その中で、「宇宙で暮らすときには国籍の異なる人たちとの交流とかもあるよね」といった話になって「じゃあ伝統衣装の線ではどうか」というアイディアにみんなが面白そうだと思って方向性が決まって、「じゃあその中で一番わかりやすいのはどれだろう」ってなった時に「ウエディングドレスなんじゃない?」ってなりました。

ー意外とドレスありきの話ではなかったのですね。興味深いです。
実際にドレスを作ろうとなったのはどういう経緯からですか?

𠮷岡:覚えてる限り濵田さんの鶴の一声?(一同、笑)
みんなでイラレ(=Adobe Illustrator)で作る? 動画で作る?ってなった時に、濵田さんが「よし作ろう!」って言って、みんなが「いいね!」ってなって作ることになりました。

ー聞くところによると服飾の制作経験もなかったそうですが、そんな中から、無からよく作れたものだと感心しています。制作過程ではいろいろな試行錯誤があったのでしょうか?

𠮷岡:人の形をしたトルソー人形に、WEBから「紙で作れるドレス」という見本をめっちゃ印刷して、一度人形に当てて組み立ててみて、それに布を合わせながら採寸などをして制作しました。
本当にこれできるんかな?と思いながら作ってみて、いざ実際着せてみたらやっぱりサイズ違ってたりもありました。布にハサミを入れるのも怖かったんですけど、制作時間に追われすぎて「もうやるしかない」となって、最終的にはバッサバッサとハサミを入れてやっていました。

完成したミニチュアドレスのモックアップ。1/6サイズのモデルです。
放射線を浴びることで色が変わる未来的なウェディングドレス。細かいところまでよく作られていて、完成度が高い作品です!

ーいろんなディスカッションがあった上での作品だと思うと感慨深いですね。

他校との合同発表会

ー今度はプロNの全体的なことについてお伺いしたいと思います。
まず、7月12日に行われた札幌新陽高校との宇宙PBL合同発表会がありました。

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同時期に同じく宇宙PBLを展開していた札幌新陽高校と、ぜひこの機会にと実施された宇宙PBL合同発表会。7月12日に行われ、N高・S高からは神戸チーム・京都Bチーム・代々木Aチームの3チーム、札幌新陽高校からは3人が代表して自身の成果を発表した。発表会後には生徒間での意見交換の場も設けられ、お互いの生徒で刺激をしあった。

ー合同発表会に参加してみて、いかがでしたか?

平本:札幌新陽高校のみなさんは、いきなりその場でプレゼンの指名をされてかわいそうだなと思いました。笑
もちろん、N高・S高と札幌新陽高校とでプロジェクトの枠組みが違うので仕方ないとも思いますが、何ていうかその、向こうの生徒さんも言ってましたが、自分たちの発表を見て、逆にモチベーションが下がってしまう可能性があるので、全部終わってからやっても良かったかなぁとは思いました。(※)

※ 札幌新陽高校での宇宙PBLは、このタイミングではまだプロジェクトの途中段階で、いわゆるN高・S高がプレゼンしたようなアウトプットの制作はこれからでした。N高・S高からは、札幌新陽高校のこれからのプロジェクトの成果物を制作する上でのヒントになればと思って発表をさせていただきました。

ーそうですね、でも得たものもあったと思ってもらえてたら嬉しいですね。実際、札幌新陽高校からは「すごく勉強になった」との声も届いています。

山野:札幌新陽高校は途中だったということもありながら、アウトプットもしっかりされていたと思うんですけど、それ以上にインプットもしっかり取っていて、パンケーキも実際に作ったりしてて「将来は研究者かな?」と思うくらいでした。
みんなで話していて、アウトプットもしっかりしたものを作っていていいな、高校の独特の色が出ていて良かったなと思いました。
その人たちが学んだこととかも聞いて、あぁそういう学びがあったんだなと知れて良かったし、自分たちの発表を他の高校の人たちに聞いてもらうなんて機会なんてないんで、緊張もしましたが楽しい時間でした。

ーこういった機会はもっとあった方が良いと思いますか?

山野:そうですね。やっぱりN高・S高で完結しているものが多いので、違うところからフィードバックとかをもらうと、つながってる感を感じられてもっと頑張ろうと思えるかなと思います。

𠮷岡:同じ3ヶ月でも一人一人の内容がすごく濃くて、「あ、そういうのあるんだ!」と聞いてて思いました。印象深かったのは、やっぱり宇宙食のパンケーキとか、3Dプリンターで作ったお鍋とか。自分だったらそこまで一人でやろうと思わないので行動力がすごいなぁと思いました。
他の学校の方からも意見や感想とかももらえるので、こういった機会をもっとどんどんやっていった方がいいんじゃないかなと思うし、N高だけでなく他のところの視野を広げるためにも増やしていければいいんじゃないかなと思いました。

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合同発表の最後には全員で記念撮影も撮りました。


プロNと自分の成長

ープロNはどう自分の行動や学習に役立っていると思いますか?

濵田:役立っていること。。。αクラスの受講生に、本人は意欲があるんだけど他のメンバーがあまり意見を出してくれないという悩みの子が結構いて。そういう子たちに自分がβクラスで得たコミュニケーション能力とか企画力とかで教えられることがあったりして、αクラスの友達から「尊敬する」とか「私も自分(濵田さん)みたいになりたい」って言ってくれて、そういう面では自然と役立てられているのかなと思います。
あと受験で自分は体験授業型の入試制度(*グループワークで実際に授業を受けてみてっていう入試制度)を利用して受けようと思ってまして、それがめちゃくちゃプロNの力が活きるなぁって。コミュニケーション能力とか意欲とかで合否を見られるらしくて、それはもうβクラスをやっているのは自分にとって他の学生の子たちとは有理な立場にいるなぁって思いますね。

ーそういった入試制度があるんですね! ぜひプロNで培ったスキルを発揮してほしいです。

森田:今までαクラスでしたが、今回の宇宙PBLでβクラスを体験して思ったことは、自分は結構意見とかバンバン出すタイプなんだなって、自分の中の一部を初めて知れた機会になったこと。
今までこういうグループ系の授業をαクラスでもあまり受けたことがなくて、自分のスキルは下がっていってしまっているのかな?と思っていたら全然そんなことなくて。けっこうはっちゃけるタイプで、今回のβクラスでも平本さんにうるさい、元気がありすぎるって言われたり。笑
自分は真面目に物事をやるより楽しむことを優先してやるのが好きなので、盛り上げ役とか向いているのかなってプロNを受けて思いました。自分はまだこのプロNが何かにつながるという実感がまだないんですけど、社会人になったら100%活きるだろうとは感じています。
去年もnoteのインタビューに推してもらったり、そういう経験をさせていただいていて、自分の中でもいい経験になってるんじゃないかなって思ってます。

ー楽しむことは、プロNだけでなく、仕事においても非常に大切な心構えですね。

平本:ちなみに森田さんに言った「うるさい」は、悪い意味じゃないですからね。笑
将来会社に入った時に役立つのはそうなんですけど、自分が一番思っているのはそうじゃなくて、プロNって、プロNの授業の内容で教えるインプットじゃなくて、プロNをやっている内に必要になってくる知識があるじゃないですか。新しい知識や技術とかを、やりなさいって言われるんじゃなくて、自分からやれる、自分から選んでやりたいと思って知識をつける、技術を高めることが自然にできるのはプロNのいいところだなと思いました。

ー自分の人生につながるように、プロNを利用してスキルの幅を広げていってほしいなと思います。

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山野:みんなも言ってるように、たくさんのことを学びました。私は一般で入試で大学に入ろうと思ってるんですけど、一般入試にはプロNはつながりがないんじゃないかと思われがちですけど、やっぱりつながっていて。スケジュールを受験の日にちまで遡って組んで行かなきゃいけないんですけど、そういうことの大事さをプロNで学びました。
他にもプロNで繋がっていることといえば、アウトプットをする時にまずは自分が理解しとかなきゃいけないのが大きくて。今回のプロジェクトでの全体を通しての反省はいきなり自分らが書いたものをスライドに落とし込もうとして、企画の内容がまとまってないのに入れてしまい効率が悪くなったりしてて。そういうところの効率って、これからも大事になってくると思いました。省けるところは省いたり、順序をしっかり立てることで最終的には早くに良いものができると思うので、そういったマネジメントは大学や社会人になってもしっかりやっていきたいなと思います。

ー一般受験にも応用できるところがあるというのは、プロNを作る側としても嬉しい意見です。ぜひ役立ててみてください!

𠮷岡:初めてのβクラスの体験で、スケジュール管理やモックアップのデザインもしたんですけど、スケジュールを全然考えずにいろんなものを付け足してて、絶対それではスケジュール内で終わらないだろうというものを作っていました。その経験を通じて、自分のできる範囲が知れたし、自分がこういうタイプなんだって知れました。
自分は絵を書くのが好きなので、仕事の量だったり自分の受けれる仕事の量とかそういう部分でいい勉強、役に立ったなと思いました

ースケジュール管理は永遠に尽きない課題です。ぜひ、将来に活かしてください!

中原:今回のβクラスのプロジェクトを通して最優秀賞という結果が出たっていうのもあるんですけど、やり遂げることって本当に凄いことなんだなって思いました。いろいろ大変なこともあって、きついなっていう感情だったり、どうしようという悩みだったりネガティブな思考になってしまうこともあったんですけど、その中でも周りの力を借りて今回結果を出せて、苦しんだ分凄い嬉しかったし、本気でやるって凄いことなんだなと感じました
将来のやりたいことはまだ決まってないですけど、本気でやることの楽しさだったり結果が出ることの嬉しさを感じられるような場所で働いたり生きていきたいなと思いました。

ー本気になったからこそ、得られた嬉しさだったと思いますし、得られた結果だと思います。その本気をこれからのプロジェクトや、将来の活動でも忘れないようにしてくださいね!

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ー本日はインタビューにお時間をいただき、ありがとうございました!

編集後記

難しいお題ながらも、みなさん着実に学びを得ていました。宇宙がテーマのPBLではありましたが、宇宙に関連する知識を得ただけでなく人間としての成長も得たプロジェクトになったかと思います。
意識をしてか、あるいは意識をせずとも、どの生徒もプロジェクトNで掲げる5つのスキル「TEPIC *」を身につけてもらえたと、インタビューを通じて感じました。
これをきっかけに宇宙に興味が出てくる生徒もきっといらしたでしょう、未来のアストロノートがN高・S高から誕生するかもと思うと、夢が膨らみます!

*TEPIC(テピック):プロジェクトNが提唱する5つのスキルフレームのこと。Thinking(思考力)・Expression(表現力)・Project Management(信仰管理力)・IT skill(ITスキル)・Communication(コミュニケーション力)のそれぞれの頭文字を表している




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