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Mac x Procreate x Zoomがやっとできた

みなさま、この記事をご存知だろうか

・Zoomでホワイトボードを使いたい
・けど常にデカデカと主張する必要はないよね・・・
・けどけど必要なタイミングでみんなが見れるといいな

そんな素敵な姿勢から試行錯誤された過程、大変貴重でした。

ちょっと時代が追いついてきて、

・OBS Virtual CameraがMacでも使えるようになった
・Zoom(5.0.4?)でバーチャルカメラが再び使えるようになった
・NDI Virtual InputもMacで使えるようになった

ことを踏まえて、改めて自分もトライしてみました。

で、せっかくなので、iPadを使うならProcreateを使えるようになりたかったので、Procreateに絞って検証しました。

※おことわり
いろいろなツールを使っておりますが、商用利用される場合、それぞれのライセンスに関するご確認をお願い致します。
あと、Zoom(5.0.4)で自分の環境ではOBS Virtual Cameraは選択できないままでした。署名の無効化は会社アカウントを利用していることもあり、今回は行っていません。(つまり今回のきっかけだったけど使えかった・・・)
OBS Virtual Cameraはこの記事がとても参考になりました。まずはこれをお試しいただくのが良いと思います。

課題

画面共有だとこんな感じになるのを

スクリーンショット 2020-05-27 15.47.45

こうしたい

スクリーンショット 2020-05-27 15.44.52

全体構成

名称未設定のアートワーク 11

必要なもの

・iPad と Procreate (とApple Pencil)
・AirServer for Mac(iPad -> MacをAirPlay出来るツール)
・OBS
・NDI Virtual Input

(番外編)

ここに辿りつく方は既知かもしれませんが、必要な時に画面共有するだけでよければZoomの画面共有→iPhone/iPadを選択すると簡単に画面共有ができます。近くにあれば勝手に連携されますが詳細は省きます。

AirPlay(2ndディスプレイ扱い?)ではなく、iPadの画面をそのままZoomやMacへ転送する手段があります。

QuickTimeを使った画面取得(iOS端末を選択するだけでキャプチャ!)
NDI HX Capture(これから紹介するツールと組み合わせてキャプチャ!)

なぜ番外編かというと、
Procreateの「プロジェクトのキャンバス」が使えないからです。

特にこだわらなければ、番外編の方がお手軽!オススメ!

手順1:OBSをインストール

まだOBSを準備されていない方は、こちらからインストール!

手順2:AirServer for Macをゲット

リンクはこちら
有料ツールなのですが、トライアル期間が2020/5/25時点では31日ありました。
トライアル中はキャプチャ画面にトライアル表示がされます。
余談ですが、YouTube配信もできちゃうツールでした。

手順3:AirServer ConnectアプリをiPadへインストール

手順2の後にも促された気がしますが、iPadでこちらのアプリをゲットしてください。

手順4:とりあえずAirServerでiPad->Macへ繋いでみよう

無事ダウンロードが済んでいれば、LaunchPadの中にAirServerが発見出来るはずです。こんな感じのアイコンでした。

画像4

トライアルの人は、「Use in trial」をクリックすると残り日数が表示されて使えるようになります。

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起動したら、Dockに先ほどのマークが表示されているので、そこで右クリック→QRコードを表示。

大きく表示されたら、iPad側でAirServer Connectを開く→画面下部にあるScan QR Codeをタップしてカメラを起動(※おそらくカメラの許可が求められるので、許可してください。)

(ここでも余談)
好みの設定で、解像度を変更できました。
iPad Retinaを指定すると2048x1536になります。
そのままの解像度で配信されるわけでもないので、Retina High Quality(Procreateだと1920x1080になりました)くらいをオススメします。

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スキャンに成功したら、後一歩!
iPadの右上からコントロールセンターを呼び出しましょう。

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画面ミラーリング→(QRコードを読み込んだMac)を指定で、ついに開通です!

手順5:休憩

急がば回れ。ここから先は少しだけ複雑になるので、AirServer開通を歓びながら休憩しましょう。これから色々な画面が登場するので、AirServerも一度閉じちゃいましょう。お疲れ様でした!

ここからは、図の右側を開拓していきます。
先述の通り、OBS Virtual Cameraをお試しでない方はこの記事もぜひご一読ください。Zoomが認識してくれれば幾分楽かもしれません。
(実は既にOBSでウィンドウキャプチャが出来る状態です、が、今回の手順では後半で実施していきます。)

名称未設定のアートワーク 12

手順6:NDI Virtual inputをインストール

これはZoomでカメラとして選択出来るようになるツールです。
iPadの画面はこれのおかげでZoomのカメラとなれるわけです!
作業はこちらが非常に参考になりました。https://level69.net/archives/27398

NDI Virtual Inputはこちらからダウンロードできます。
リンクのほぼ最下部にあるこちらを見つけてください。

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名前やメールアドレスなどの入力が求められますが、何度でもダウンロード出来るのであまり心配せずに作業してください。

ダウンロードしたフォルダからNewTekNDIVirtualInput.pkgを実行すると、インストーラが開始されるので、画面にしたがってインストール。

画像10

作業が完了すると、Launchpadに以下のアイコンができています。

画像11

手順7:OBS-NDIをインストール

OBSで作成した画面を、手順6で用意したNDI Virtual Inputで使えるようにするプラグインをインストールします。

今回は4.9.0を使用しました。
こちらが直リンクとなります。(クリックするとダウンロードが開始します。)
詳細はこちらから。

詳細をみると、runtimeもインストールしてねとあるので、こちらをクリックしてダウンロード〜インストールします。今回は4.5.1。

待ちきれずOBSを起動された方はこちらのメッセージが出るので、クリックして、慌てずにruntimeのインストールをしましょう。

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起動したOBSで、ツールNDI Output settingsの表示がされていれば成功です。NDI Output settingsを開きます。

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Main Outputにチェックをし、OKをクリックします。
Main Output Nameを任意に変えておくと、後からわかりやすくなります。

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手順8:OBSの出力をNDI Virtual Inputへ

LaunchpadからNDI Virtual Inputを起動すると、メニューバーにNDIの文字が現れます。クリックすると、ソースを指定出来るので、直前で設定したMain Output nameのものをクリックします。

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ついに、ZoomでOBSの出力が出せるようになりました!
カメラはNDI Videoという名称で選択出来るようになっており、NDI Virtual Inputで指定された出力(今回はOBSで作った画面)がカメラ映像として入力されています、

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手順9:OBSでAirServerの画面を表示する

いよいよ大詰めです。
手順4に戻って、AirServer経由でiPadのProcreate画面を表示しましょう。
画面のミラーリングをお忘れずに!

この時、OBSを最大化してしまうとウィンドウキャプチャができないので、OBS(画像右)とAirServer(画像左の手前)が同じデスクトップにいる状態にしましょう。

画像17

ソースで「+」ウィンドウキャプチャをクリック

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新規作成を選択して、任意の名称を設定して、OKをクリック

画像19

「ウィンドウ」欄のセレクトボックスから、表示したいAirServerを選択する

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プレビューに指定したiPadの画面が出たら、OKをクリック!

メイン画面で、AirServerのキャプチャ画面を目一杯に広げたら(もしくは小さく調整したら)準備万端です。
(作業後にAirServerの描画サイズを変更したりすると、OBSへの入力サイズも連動して変化してしまうため、そっとしておくことをオススメします。)

いざZoomへ!

普段通りにZoomへ参加し、カメラでNDI Videoを選択しましょう

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スクリーンショット 2020-05-27 15.44.52

自分のカメラ映像がProcreateになりましたか?
バーチャル背景は解除しておきましょう。

遅延は自分の環境だと1〜2秒程度なので、会議に著しく影響を及ぼすことはないと感じています。

日本中をオンラインでつなぐファシリテーターさんに少しでもご活用いただける情報があれば幸いです。

Zoomでバーチャルカメラが再び使えるようになったので、
投げ銭情報として、Mac x Zoomで使えるツールについて追記しましたので、ご興味があればどうぞ!

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