相手に「答え」を求めない大切さ──後輩ライターとのやりとり Vol.3

先輩編集者(26歳)と後輩ライター(21歳)のやりとり。

Vol.1では自分で考えるクセをつける大切さについて、Vol.2では自分で思考範囲を狭めていることに気づく大切さについて、思うままに文章を書きました。

Vol.3は曖昧な言葉を使わない大切さについてです。

後輩ライターには“あるお題”を出しています。自分が一番勉強になった「ライティング上達テクニック」がのっている記事を探して、どこが勉強になったのかを書き出すというものです。

彼の答えはこうでした。


【ピックアップした記事】

【勉強になったポイント】

・記事構成を考える大切さ
・同じ語尾にしないようにする


ピックアップした記事も勉強になったポイントも、正直、なんでもいいんです。ただ、僕は記事に書いてある内容と後輩ライターが考えてくれた内容がほぼ同じであることに気がつきました。

簡単に言うと、彼は記事に「答え」を求めちゃったんですね。うん、よくあること。きっと、誰だってはじめはそうです。自分で考えるトレーニングをしたことがないから、そうなってしまうんだと思います。

ということで、僕の返事はこう。

それって、書いてあることと同じじゃない? それだと日常から意識できないと思うよ。実際にこれを書いてから、記事構成と語尾を同じにしないって、試せた?

案の定、彼は「いや、できてません!」と答えてくれました。

そうなんです。

誰かに答えを求めちゃうと「それ」を意識することって、すごく大変なんですよね。できる人はいるかもしれないけど、それはごく一部。かなりハードルが高い行為だと個人的には思ってます。

では、どうしたらいいのか?

自分の中に仮説をもつことです。そして、それを検証するような感覚でいろんな記事を読んでみる。そうすれば、自分の考えていることとの違いが明確になって、そして、それが頭に残って、いつも意識できるようになるんです。

これをやるのはニュース記事でもコラム記事でもなんでもOK。とにかく仮説を持ちながら読んでみることが大切です。

小さなことから訓練しておけば、やがて、記事以外にも応用できるようになります。動画でもイベントでも、なんでも。

ちなみに、僕は「指示語をあまり多用しない」というテクニックはかなり疑問を持っています。より会話をしているように、ラジオを聴いているように文章を読んでほしいなら、あえて指示語を入れることも大切。こうしたブログなら特にそうです。

あと、語尾を同じにしないは特に役立ちます。これはラップを考えてもられば、すぐにわかるかと。韻をふむまではいかないかもしれないけど、あえて語尾を同じにすることで、違ったリズムもつくれる。そう思っています。

後輩ライターにはこうしたことを伝えました。

じゃ、これからは自分の好きなようにやっていいんですね? 今まで言われてことはありませんでした! ありがとうございます!!!

元気そうに返事をしてくれて、よかった。正直、嬉しいです。

相手に答えを求めないって、こうやって、自分で考える余白が生まれるから、楽しくなるんですよね。

つづく

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先輩編集者(26歳)と後輩ライター(21歳)のやりとり。成長の軌跡を勝手に記録。
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