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読んだ本(1)ビジネスの未来

『ビジネスの未来』
エコノミーにヒューマニティを取り戻す
新しい時代を作るために資本主義をハックしよう
山口 周さん著

山口さんは
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』や、『知的戦闘力を高める 独学の技法』という本で知りました。
それらの本についてはまた別の機会に感想は書くとして、何というのか流行りなどに流されず、冷静に「今」や「これから」を分析し、どうしたいのか?どうすべきか?を考えさせてくれる方、という印象です。

そして今回の『ビジネスの未来』ですが、「今の世界がどういう状態か」を教えてくれる本でした。2020年12月出版で、コロナにおける経済影響もふまえた本となっています。
過去の状態を”正”としないで、あくまで統計の情報としては扱う。しかし、そこに戻りたいという発想ではなく、「傾向から見てこれからはこういう時代になるんだから、それに向かって我々はどうしていくべきですかね」ということを訴えかけてくれる。

利益を増やし続けることに価値を置くのか、それとも、個々人の幸福というものに価値を置くのか。その答えは、【働き方改革】【ワークライフバランス】【男性の育休】などという形で少しづつだが明らかにここ10年ほどで表面化してきているのではないでしょうか。

という別の本にもあるとおり、働くということとその働いている人の周りの人々との関係性については、これからどんどんバランスを取りに行く時代となると思います。GDPや日経平均という指標が自分の新人時代1990年~2000年代には当たり前のように「目標」であり、それは今でも経済ニュースのトピックになっていることかららも変化はないように見えます。
しかし、その「目標」そのものを疑ったり、別の目標値を設定してみたり、ということもできるわけです。そしてそこから「今を見つめ」、あるべき姿、理想とする生活や社会を考える、そんなことが自分にとって大事なのではないかなと考え始めました。

前職はNPO法人に在籍していましたが、次に働く場所もやはりソーシャルな活動ができる場所を探したいな~。(←ひとり言です)

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