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【GASでIoT】PC画面のグラフ表示を「リアルタイム棒グラフ掲示板」で表してみよう(その1)~多数のカラーLEDで動的な棒グラフを表現する~

家計簿の集計など数値を扱う場合、結果を把握し易くするために、グラフで表現するのは有効な方法です。

各種のグラフは、エクセルなどの表計算ソフトを利用すればPC画面でお手軽に作れる様になりました。PC画面で見るだけでなく、グラフをプリントアウトして掲示すれば、結果を仲間で共有する事も容易です。

こうした掲示物にする場合、家計簿など、毎日変動する数字の場合は、できれば「リアルタイムの結果をグラフで掲示」したいものです。

そこで、GASとラズベリーパイを使って、「リアルタイム棒グラフ掲示板」を作ってみました。

GAS(Google Apps Script)を使えば、家計簿などの結果をスマホからグラフで確認できる(過去記事の振り返り)


毎日の生活で、数字を扱う機会は意外と多いものです。

家計簿の作成、ジョギングでの走行距離の記録、ダイエットでの体重記録など、数値を記録するシーンは事欠きません。

ただ、その結果を見直したい時は、数値のままではなく、グラフにした方が状況を把握しやすいものです。

そうした考えから、過去に、集計値をスマホ画面でグラフに表すWEBアプリについて、以下の様な記事を記しました。

上記のアプリで家計簿にアクセスすると、以下の様なグラフで確認する事ができます。

詳細は上記記事に譲りますが、GASのテンプレートで<CANVAS>というHTML要素を利用すると、こうしたグラフをWEBアプリ上で確認する事ができます。

グラフをスマートフォンなどの画面だけでなく、掲示物として眺めたい時の、実現手段を考える


こうした結果は、各自がスマートフォンなどで覗くだけでなく、できれば壁に掲示するなどして、家族や仲間で結果を共有したい場合があります。

一般的にはグラフをプリントアウトして掲示する事と思いますが、毎日変わる数字の場合、これの掲示は意外と難物です。

毎日プリントアウトして貼り直すのは手間だし、PC画面をプロジェクターで映すのはいかにも大げさです。何か適当な手段はあるでしょうか。

こうした用途のためのツールとして「グラフ掲示板」というものがあります。 これはホワイトボードに、リール式で引き出せるテープを配置したもので、テープの引き出し具合で、容易に棒グラフを実現できます。

ただし以外と高額で大きいので、企業ユースではない、個人での掲示目的には、費用やサイズ面であまり適当でない様に思えました。


グラフ表示ボード

他のツール(デバイス)としては、「バーLED」というものがあります。
これは、多数のLEDを直線状にならべ、その点灯状態で棒グラフを表現するものです。

制御ICがセットになっていて、容易に点灯状態を操れるものもあります。


ただ、多くの製品は長さが2~3センチといったところで、壁などに掲示するのであれば少し小さすぎ、これも今回の用途には不向きと判断しました。(多数を縦に並べて全体を大きくする手もありますが、費用が高額になりすぎます)

そこそこ大きくて、しかも安価な手段はないのでしょうか・・・。


今回のソリューション・・・・LEDテープライト「Neo Pixel」を利用する


そこで今回は、主に電飾用に用いられる「LEDテープライト」を利用する事としました。

調べてみると、このカテゴリーでは「NeoPixel」という製品がよく使われており、入手しやすく、比較的安価である事が分かりました。

そこで、この「NeoPixel」を利用して「リアルタイム棒グラフ」を作ってみる事にしました。

この製品を使ったグラフのデモ動画を以下に示します。

もうひとつ。

こんな風にLEDの1つづつを制御でき、しかもカラー対応しているのが大きな特長です。

今回はここまでとします。次回は「NeoPixel」の特長と、どう活用するかについてご説明の予定です。


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