Zoomの対抗馬になるか!?「Remo」を体験してきました!
オンライン会議ツールなのに、「テーブルごとに分かれる交流会」的な感覚を味わえるRemo。
https://remo.co
コロナウイルスの影響で世の中がどんどんオンライン化していく中で、「ちょっとオンラインだと物足りないよね・・・」という感覚を持っていた友人たちの間で最近話題になっていました。
自分も、オンラインイベントや研修・ワークショップを主催する身として興味を持っていたんですが、なかなか大人数を集めてトライするのも大変><。
そんな中で、「おうえんフェス」の高田さんが体験会を主催してくれたのはありがたかったです!(当日昼に呼びかけて、夜には30人集まってました。すごい!)
使ってみないと分からないことも色々あって、参加してよかった(^^)
最初に結論を書いちゃうと
・研修やワークショップには、あまり向かないっぽい。
・「知り合いを増やす交流会」としては十分機能しそう!
という感じですが、
以下、(現時点(2020年4月)で一度参加したレベルですが、)感想をまとめてみました。
よかったポイント!
◎テーブルを自由に動きまわれるのは新鮮!(1テーブル6名まで)
◎インストールなしで、ブラウザだけで参加可能!
◎事前にアカウント登録は必要だが、Googleアカウントだけですぐ作成できる!
◎チャットも画面共有もできるので、この辺はZoomと同じで便利!
◎リアルな会話に「ちょっといいですか…」と割って入るのが死ぬほど苦手な自分みたいなタイプ(笑)でも、グループに入りやすい!
※こんな感じで、結婚式の席次表みたいなインターフェース。参加したいテーブルをダブルクリックすると入れます。(1テーブル6人まで)
※テーブルに入った時はこんな感じ。いつでもさっきの会場全体の画面に切り替えることはできます。
噂通り、さくっと使えて、かつアナログな感じがあって楽しいです。
その一方で、、、
残念だったポイント・・・
▲スマホだと挙動がおかしくなることも多いので、PC推奨。
▲PCでも、ブラウザとの組み合わせによっては不具合結構多い。(Winの自分はスムースには入れましたが、Mac組が入れず困っていた模様。ブラウザ変えたりして入ってました。)
▲機能としては「ホストによるプレゼン形式」「テーブルごとのグループトーク」のみなので、Zoomでいう「ギャラリービュー」で全員の顔を見ながらやり取り、みたいなことはできない。
▲カメラオフで参加するというのが、できたりできなかったり不安定。話している途中にカメラオフにすると、画面上から消えてしまう(他の人からすると存在しなくなってしまう)こともあった。
▲Zoomのブレイクアウトルームみたいに「人数の均等割り」「ホストによる人の配置」ができないため、「均等人数でのグループワークに移行する」「各グループにファシリテーターを一人ずつ配置する」ということができない。
▲「Zoomで勉強会のあと、Remoで懇親会」的な流れをしたいところではあるものの、ZoomとRemoに同時にログインしようとすると、PCカメラがカニバってできないっぽい。特に慣れていない人に「Zoom→Remo」に移動してもらうのが大変そう・・・。
▲価格が高いかな・・・(月額50ドル)
あとは、ワークショップとかを運営する立場からすると・・・
こんなことできたらいいのに!
■テーブル名をつけられるようにしてほしい。(テーブルの上に小さな「●●テーブル」という立札が立っているようなイメージ。このテーブルはこんなテーマで話しますよ、みたいな目印。)
■顔写真アイコンにリンクしているSNSがLinkedInだが、それをFacebookに変更できるようにしてほしい。
■Zoomのブレイクアウトルームみたいに、「まずはざっくり均等人数割り」からスタートできるようにしてほしい。
■後ろの方に「大きいテーブル」も置いてほしい。(テーマによっては、6名以上で話したい。10名くらい?)
などなど・・・。
まとめ
総論としては、
ツールとして面白かったけど、研修とかワークショップをやる立場から見ると、結構物足りなかったかな。
特に、接続や挙動が結構不安定なので、今のままだとZoomに代替するには遠く及ばず、、、という感じ。
あくまで「知り合い(浅めの関係性)を増やすための交流会」を、オンラインで開催可能にするツールっていう印象でした。
テーマごとにきっちり分けて話をするのも難しいので、対話によって関係性を深める、というのもちょっとやりにくいイメージ。
でも、Zoomで物足りないところを補うサブツールとしては面白いし、まだまだ可能性は持っているので応援したいです!(^^)
※特に、イマイチだったポイントも、技術的にはすぐ実装できちゃうはずなので、挙動さえ安定すれば半年とか1年後とかには全然評価が変わっているかも!?
それにしても、当日の呼びかけにも関わらず30名以上が集まって盛り上がったのは、高田さんと「おうえんフェス」の力ですねー。
高田さんが出した「オンラインイベントの教科書」、Amazon全体で2位!にもなったり好調みたいです!よければぜひー♪
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