リフレ派はこうして騙された

並べると面白い。

詐欺師に騙されない自信がある人ほど騙されるというが、「ぜーんぶ日銀のせい」というfakeに騙されて白川総裁(当時)を憎悪するリフレ派になった人には、大学人などの知的エリートが多かったようである。

対照的に、実務派には少なかった。

「翁-岩田論争」は、当時、日銀スタッフであった翁邦雄と上智大学教授であった経済学者の岩田規久男との間で行われた論争である。
この論争が始まった時、おそらく日本の債券市場で実務に携わっていた参加者の多くは、翁邦雄の言っていることは当然すぎることであり、岩田規久男という学者は一体何を訳の分からないことを言い始めたのだろうと感じていたのではないだろうか。

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問題

第一次石油危機からITバブル崩壊までは安定していた賃金と配当の比が、戦後最長の景気拡大が始まった2002年度から崩れて配当が一方的に増大するようになった主因は

①日本銀行がブタ積みの増額を渋った
②1997年4月の消費税率引き上げ(3%→5%)
③株主至上主義への構造改革(←金融ビッグバン)
④その他

のどれでしょう?

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