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社会

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2020年2月の記事一覧

政治の男女平等で得するストロングマン

男女平等先進国としてリベラルから称賛されているのが1994年に大虐殺があったルワンダで、World Economic ForumのGlobal Gender Gap Index(2020)では9位と、121位の日本を大きく上回っている。 項目別のルワンダと日本の順位は Economic participation and opportunity:79位|115位 Educational attainment:114位|91位 Health and survival:90位

韓国の出生率が0.92に低下

韓国統計庁の速報によると、昨年12月の韓国の出生数は49ヵ月連続で前年同月比マイナスで、年間では前年比-7.3%の30.3万人、合計出生率は0.06ポイント低下の0.92となった(ソウルは0.72)。日本を上回るペースで少子化が進んでいる。 合計出生率は2002~2015年には全国1.2前後、ソウル1.0前後で推移していたが、4年間で0.3ポイントも低下した。 合計出生率は年齢別出生率の合計だが、30歳未満は続落し、30歳以上も4年連続で低下している。 未婚率の上昇に加

メキシコで蔓延しているのはフェミサイド(女殺し)ではなく男殺し

女尊男卑のプロパガンダ記事があったのでおかしな点を指摘する。 「フェミサイド」という言葉を聞いたことがあるだろうか。 これは「女性を殺害すること」を意味する言葉だ。1967年に南アフリカ出身の女性活動家、ダイアナ・ラッセルによって生み出された言葉で、ラッセル自身が、「女性であるがために男性によって殺されること」を指すと定義している。 いま、そんなフェミサイドが蔓延している国がある。メキシコだ。 メキシコで殺されている9割は男である。メキシコで殺される女が多いのは「女性であ

草食男子を叩くフェミの(非)論理

この記事の内容に同意した上で、二点についてコメントする。 一つ目は「女性にとって不利な社会構造」だが、そもそも現在の日本(を含む先進国)にはそのようなものは存在しない。ジェンダー論者やフェミニストは、存在しない性差別をでっち上げて男に罪の意識を持たせ、女への譲歩と従属を迫っている。彼らの目的は男を跪かせることなので、女に関わらない草食男子にも「難癖をつけてさらに要求してくる」。 いまジェンダー論者やフェミニストが草食男子に要求しているのは、女性にとって不利な社会構造を解消

北欧諸国の出生率低下に関する分析

北欧理事会/北欧閣僚理事会の年次レポート"State of the Nordic Region 2020"のChapter 2(p. 28~)で出生率低下について分析されているので紹介する。 “We’re moving towards a China-like situation but without any sort of one-child policy,” explains Senior Research Fellow at Nordregio, Anna Karl

フェミニストの猿的文化大革命(と保守化するリベラルについて)

フェミニストフェミニストが先鋭化しているのは、 彼らが文化大革命の紅衛兵のような心理状態になっているためと思われる。社会学者や弁護士、著名知識人など言論・思想界のリーダー的存在が「権力を持つ者」で、『動物農場』の🐷に相当する 権力を持つ者が「敵」を仕立てあげて大衆動員で攻撃する恐ろしさ。それに呼応した大衆がデタラメな理論をふりかざして目上だったはずの人達をめった打ちに攻撃し、それであたかも正義を実行したかのような爽快感を味わう大衆運動の恐ろしさ。文化大革命の狂気が見せつけ

フェミニストの萌え絵叩きシンドローム

性の解放や表現の自由を掲げていたフェミニストやリベラルが萌え絵などのエロ要素規制に狂奔するようになった現象について考察する。 フェミ達の変質は「ドラゴンを退治して英雄になった聖ゲオルギウスが、ドラゴン退治を止められなくなり、ついには虚空に向かって剣を振るうようになってしまう」St George in retirement syndromeだと考えられる。 It is an extension of a well-known problem in liberalism wh

フェミニズムは「事実よりも思い」

フェミニズムが客観的事実ではなく気持ち・思い込み(主観)に基づくものであることがよくわかる対談記事である。 髙崎:まさにそういう「選択肢の少なさ」が、日本の女性の生きづらさのひとつだと思います。西村さんは、日本は女性にとって生きづらい国だと思いますか? 髙崎:えええ! 日本の女性の生きにくさが見えていないんですか!? 何を以て男は選択肢が多く、女は少ないと言っているのか不明だが、制度的に女が禁止されている分野はほぼ皆無に等しいはずである。女が少ない分野は希望する女が少な

「理数系も女が強い」の嘘

Quoraのトップライターの経済学者が「男は女よりも劣っている」と回答していた。 以下に書くことは男性には少々耳が痛い内容を含んでいます。 「男性の方が理数に強い傾向にある」のではありません。「女性の方が人文社会系にも理数にも強いが、女性は比較優位のある人文社会系に進む傾向があるので、理数は男性が多くなって、男性が理数に強いように見える」のです。 女子は読解力が男子より優れていて、さらに理数系科目全般でも男子より優れています。いわゆる理系に男性が多いのは、女性が理系が苦

夫婦別姓の東アジア&イスラエルの出生率

東アジア国民民主党の玉木代表が1月22日の衆議院代表質問でこのように発言した。 先日、20代の若い男性から相談を受けました。交際している女性から「姓を変えないといけないから結婚できない」と言われたそうです。夫婦同姓も結婚の障害になっています。今、ヤジで「だったら結婚しなくていい」とそういう話がありました。でも結婚数や結婚率を上げていくことが、国難突破の少子化対策になるんじゃないでしょうか。もはや法律で夫婦同姓を義務付けている国は日本だけです。速やかに選択的夫婦別姓を実現すべ