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「メイク」とか「ファッション」とか「トレンド」とかで検索しながら

たまたま機会があって、現在のファッションのトレンドを調べることに。

色々と見ていると、女性向けの雑誌のサイトに非常に気になるフレーズが。


「ZOOM映え」


見た瞬間「うおお…。」と声が出た。そしてちょっと笑いながら考える。

そうか、ZOOMまで映えが必要なのかあ。

まあでも、それはそうか。確かに私もパソコンのカメラのテストをしたとき、普段よりも自分の顔がユーモラスに見えたものだった。

他の人もそういう考えをもっているだろうし、もう少し映りが良くなるならそうしたい人は当然にいるだろう。そして、雑誌を見て美容やおしゃれに努力を重ねている方は、是非知りたい情報であるに違いない。


なぜ私が「ZOOM映え」というフレーズに目を奪われたかといえば、そのフレーズが「ZOOMでも美しく見えるようにす『べき』である」という規範メッセージとして見えてしまったからだ。

他にもトレンドなどについて調べていくうちに、「なんかメイクとかファッションのトレンドってスマホゲームみたいだな」と思った。

スマホゲームで、定期的にイベントがあるタイプだと、ある辺りから楽しいのを上回るように「やらなかゃ」感が出てくることってありません?ログボもらわなきゃ、イベントこなさなきゃ、みたいな。

トレンドって季節でグルグル変わって、その潮流に乗っていくのが楽しい人は問題ないんだろうけど、ついていけない人もいるだろうなーって。

最近は「自分らしさ」がおしゃれに「要求」されたりするらしい。うむむ。


少なくともこの状況で私がすべきなのは、誰かがしたいと思うメイクやおしゃれを邪魔せずに、やたらに評価せずに見守ることなのかな、と。

以前にも書いたけども、おしゃれやメイクのプラスの側面は軽視してはいけないと肝に命じつつ(自分がおしゃれを頑張っていないので尚更)、

しかしそれらが規範にならないように、その人の権利の干渉にならないように。   

そういう意識は、何もおしゃれとかに限られないと思う。



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