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戦後の食文化と地方での俗称の話

どうもトシです。今回は

戦後の食文化についての話

僕は、 とある地方の出身なので僕の地元では「戦後のモノがなかった時代」に食べられていた、 (ある串焼き)が存在しました。

「松食い虫の串焼き」と呼ばれてた串焼きで、
戦後世代だった 祖父母は、 

戦後のモノがなかった焼け野原だった時代に、 食料難で家畜や魚などが ほとんど食べられなかった事がよくあったので、飢えをしのぐために食べられていたものなのでしょう。

…僕も、その祖父母に幼稚園児ぐらいの頃に その串焼きを食べさせられていたのですが…(汗)

つい最近「そんなものを子供の頃に祖父母が食べさせてくれた」というような話を友人にすると……

そんなん食べてたのは、お前んちだけだよ!!」と僕の友人達がいっていて、
僕の友人や回りの人は、そんなもの食べたことがなかったみたいですww

どうも故郷の山間部の田舎だけで食べられたようなものであり、

今の時代だとネットですぐ調べられるので(松くい虫)を調べてみると…

…… 子供の頃に見たやつと形が違う?

正直、「芋虫キモいなぁ💦」と思いながらネット検索していたら…
…見つかりました。

地元では(松食い虫)と呼ばれたのは俗称で、

「正確には(シロスジカミキリの幼虫)」だったようで、

この妙に太く、グロテスクだった虫の外見は子供の頃の記録によく残っています。

(この虫も松を食べる虫だったので、地元では「松食い虫」と呼ばれていたのだと思います)

(松くい虫)も(シロスジカミキリの幼虫)も検索しないことがお勧めです。……キモいからw

なんだか祖父母は、 「子供の頃にこれを食べてると (カンノムシ)がつくから食べなさい」と言って孫の僕に進めていました。

(食料難の時代だと栄養失調から病気にかかりやすかったと思うので、高タンパク食だった昆虫食は栄養失調の予防に良かったのかも?知れません)

砂糖醤油につけて、甘辛く味つけてカリカリになるまで火をとおしていたその串焼きは、
甘かったこともあり、子供の頃は何の抵抗もなく食べましたが、大人になった今は、 ちょっと食べたくないものですね💦

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↑画像はイメージです。

(出展:個室 居酒屋 まるし)


きっと戦後のまともに家畜や魚が食べられないような時代では、 そういう虫 とかも貴重なタンパク源だったんでしょうね~ …と厳しい時代を想像してしまう話でした。

あと、地元の生き物の「俗称」って(かなり)いい加減w

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