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新しい格闘技イベント「BreakingDown」の盛り上がりが驚異的!!

こんにちは。

皆さん、ネットで話題沸騰の「BreakingDown」という格闘技イベントをご存知でしょうか?
今我々大人だけでなく中高生などにもすごい人気みたいですよ。

「BreakingDown」とは、2021年に格闘家の朝倉未来さんが立ち上げた全く新しい格闘技イベント、格闘エンターテイメントです。以下が特徴です。

<試合形式>
◯試合のコンセプトは「1分最強を決める」
◯1分1ラウンド形式(ドローの場合はさらに30秒の延長)の超短期決戦
◯試合は金網で囲われた中のリングで行われる。
◯勝敗結果はKOまたは判定により決まる。
◯試合は特定の場所(前回は幕張メッセ)で全てのマッチ戦が一気に行われる。
前回のBreakDown7では33マッチが行われた。
◯ウェイトにより、スーパーヘビー級からアトム級までの12階級に分けて試合が組まれる。

<出場選手>
◯出場選手はプロ、アマ、素人問わず、一般応募から審査を経て決定される。
◯よく選出される出場者は元大手格闘団体出身(THE OUTSIDERなど)、喧嘩自慢、そして戦えるYouTuberなど
◯男性だけでなく女性の部もあり
◯審査の最終段階であるグループオーデションの内容はYouTubeにより配信される。

<試合配信>
全てのマッチ戦は開催場所でのリアル観戦およびABEMA TV(有料)により、PPVによる生中継オンライン観戦ができる(オンラインではアーカイブ視聴も可)。また、その後、時間が経つとYouTubeにより無料で試合内容を見ることもできる。

まず、こちらの盛り上がりがどのくらいすごいかというと、生中継されたABEMA TVでは、2022年の「年間PPVランキング」で11月に開催された「BreakingDown6」が堂々3位に入っています!
また、YouTubeで配信された「BreakingDown6」のオーディション風景がなんと「2022年10月のYouTube視聴月間ランキング」で1、2、3、5、6位を独占しています。
視聴者数は推定で1年間で20万人ほどになっているようです。

さて、この「BreakingDown」の魅力は次のようなことと思います。

1. 人間ドラマが描かれている

オーディション風景から出場選手を追っていくために、試合する選手に感情移入しやすいです。また、前回活躍した選手がオーディション風景でもひな段と呼ばれるコメント席におり、オーデションで新しく出てきた人との口頭バトルや次回試合での対戦決定もあるためこちらも見ものです。
こうした人間対人間のバチバチの喧嘩感覚が、スポーツというよりも、今までにない「喧嘩エンタメ」となっています。
特に「BreakingDown7」では、出場選手同士の過去の遺恨やお互いの育ってきた環境や背景などが色濃く語られて、ドラマを見るような感覚のマッチ試合もあります。

2. 試合の迫力が凄い

試合が1ラウンド1分なので、とにかく最初から両者、全力疾走で相手を潰そうと襲いかかります。その迫力がものすごい。このシステムは大相撲の力士の真剣勝負に近い迫力ですね。運営主体である朝倉未来さんも言っていましたが、この1ラウンド1分という、かなり特殊な力がいるということです。
例えば、MMAは通常5分3ラウンドまたは5ラウンド、キックボクシングは3分3ラウンドまたは5ラウンド、ボクシングであれば3分4、6、8、10、12ラウンドです。したがって、このような他競技試合とは全く違う瞬発体力とスキルがいるそうです。
その意味で全く新しい格闘技かもしれないとのことです。

3. 出場選手のキャラクターがバラエティに富んでいる

誰でも応募できる形にしているため、年齢も様々で、技術もプロの方からアマチュアで喧嘩自慢の方、その中間的な方と様々です。
また「BreakingDown」では、候補者の人生の背景も語られるため、現役東大生から家族が刑務所に入っている方など、こちらも様々な背景があります。もちろん、そのキャラクターも多少おふざけが入っている方から格闘技一辺倒のような真面目な方までいるので、出場選手やマッチ内容に飽きません。

4. ネットベースの配信形態

一般的なボクシングなどの格闘技の試合となると、民放などのテレビ局が中心に放送していきますが、もともとYouTubeベースの「BreakingDown」は、有料の試合中継はABEMA TVがほぼ独占配信しているようです。試合1週間以上過ぎてのアーカイブ放送はYouTubeチャンネルからの無料配信となります。

ちなみに、民放などのテレビではないメリットとして、格闘家の選手は最近タトゥーしている選手が多いのですが、民放だと、未だにやくざの刺青扱いでうるさいですけど、ネット配信なので、タトゥーもしっかり選手のキャラとして観れていいですね。

5. エンタメとして専門会社がプロデュース参加している

「BreakingDown」を運営しているのは「BreakingDown株式会社」ですが、運営主体は以下の方々のようです。

堀鉄平(発起人)(闘う弁護士)
板垣雄吾(〜2023.2 CEO)(YUGO RADIO BOOK代表)
朝倉未来(2023.2〜CEO就任)(格闘家、youtuber)

特に、2021年から社長を務めてきたYUGOこと板垣雄吾さんの会社、RADIO BOOKが全面的にプロデュースしているようです。RADIO BOOKは「やりたくないことを楽しいことに変える」というモットーで、スマホの修理からオンラインコミュニティー事業、デザイン、プロダクトのブランディングなど様々な事業をエンタメ的に成功させてきた会社です。

このように「BreakingDown」は今までにない格闘技エンタメプログラムとなっていますが、朝倉未来さんは「BreakingDown」を始めた目的として、
◯格闘技の認知度を広めたい
◯格闘技がエンタメとして稼げるようにしたい
ということをインタビューで話されています。

確かに「BreakingDown」認知度向上に合わせて、国内の格闘技ジムへ入会する方が増えているようです。(ジムオーナーからの話より)
また、朝倉未来さんによると、今後インターナショナルに展開して、国別対抗戦などをしたいという構想もあるようです。

「BreakingDown」は陸上競争で例えると「100メートル短距離走」です。
格闘技の新しいスポーツ形態として世界的に認知される日も来るかもしれませんね。

それでは。

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