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3歳がひとりでカードゲームをつくった話「なしあつめゲーム」

こんにちはPRINT PLAY!のプランナーです。

これは、3歳の息子がひとりでカードゲーム「なしあつめゲーム」をつくり、その体験を通して息子と親である僕にとっての気づきにつながった話です。

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1.はじまり

ある日の夕飯後、息子(3歳)が「あたらしいゲームかんがえた!」と、構想を僕に語り始めました。それは頭の中で「今」思いついたであろうアイデアをバラバラとまとまりなく話しているのですが、なんだかすごく楽しそうに話します。

どうやら「なしを父と母と息子の3人で集める」というもの。夕飯後にデザートのなしが食べたかったという気持ちをゲームとして具現化しようとしています。(その日はナシが食べられるはずだったのですが、ネットスーパーで頼み忘れて食べられなかったのです)

普段、僕がゲームをつくっては息子にもあそんでもらっているので、僕も息子のつくるゲームを純粋な気持ちであそびたい!と思いました。気をつけないとアレコレ意見を言ってしまいそうなので、心の中である決意をしました。

心の中での決意
・ゲームに対する意見やアイデアを言わないで聞き役に徹する
・やりたいことはサポートする(あくまでサポートまで)

息子の自由な発想を楽しみたかったので、頭から否定はせず、僕から意見やアイデアは言わないようにしました。そして、プロダクトとして完成させてあげたいと思ったので、見守る形でのサポートをできる限りしたいと考えました。

2.企画

そうして息子の意見をまとめていきました。

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「なしカード」を3枚と「しらない実カード」を5枚じゅんびします。それをよく混ぜて、3人(父・母・息子)に1枚ずつ配り「せーの!」でめくります。3人みんなが「なしカード」だったらみんなの勝ち。「なしあつめゲーム」というネーミングもここで決まりました。

どうやら協力型ゲームのようです。

3.制作

果たしてゲームとして成立するのか...僕は不安でしたが、早速制作開始!イラストは息子が描きました。僕はサポートとして白紙のカードを用意しただけ。

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書いている途中で「しらない実カード」は「オバケみたいなしらない実カード」に変更されました。どのようなイラストになるかなーと思いきや、「なしカード」は緑。「オバケみたいなしらない実カード」は赤を基調としたパッと見て判別がしやすいわかりやすいデザイン。

4.テストプレイ&ゲームバランス調整

この段階で一度やってみよう!ということで細かいルールを検証しながらテストプレイ...

どうやら、「なしカード」が出た人はそのまま。「オバケみたいなしらない実カード」が出てしまった人はその実を捨ててもう一度カードを引けるというルールに落ち着いたようです。

大人の視点からすると必ずなしカードが揃う「勝ち確定」のゲームですが、やってみると意外とめくる時のドキドキ感と「オバケみたいなしらない実カード」が出てくるのがイラストのタッチと相まってなかなか癖になる。。。

息子は難易度をあげたかったようで、この段階で「オバケみたいなしらない実カード」を2枚増やしたい!とゲームバランスの調整が入りました。3歳にして「オバケみたいなしらない実カード」を増やすと難易度が上がることに自分で気づいたのに驚きました。

5.完成!

こうしたバランス調整を踏まえて3歳の息子がつくったはじめての自作ゲーム「なしあつめゲーム」は完成しました。

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6.気づき

「勝ち負け」や勝利条件を必須として考えがちなアナログゲームの中で、息子の「みんなで”必ず勝てる」という平和な発想は大人ではなかなかできないです。「”必ず”勝てる」協力型ゲームで楽しいものがつくれたらみんなハッピーになれそうですね。「なしあつめゲーム」はその一歩をきちんと踏み出していると思います。

考えてみるとRPGなんかも「みんなで必ず勝てる」という結末はわかっていながらも、そのプロセスやストーリーを楽しめているので、突き詰めるといいゲームになるかも...?

そして「なしあつめゲーム」は、息子の発想によって誰が「どのような実に出会えるのか」という物語性が勝利までの演出に一役買っています。勝つまでのプロセスに「オバケみたいなしらない実カード」のイラストでバリエーションを与えたのは正解な気がします。(何が出てくるかわからないけどつい何度も引きたくなるガチャの要素に近いですね)

今回僕がしたことは「どうしたら勝ちなの?」とか「この場合はどうするの?」とプレイヤー側の疑問を率直に聞いただけです。

今後「なしあつめゲーム」が進化していくか、これっきりなのか息子の気持ち次第ですが、3歳ながらも、1つのゲームの開発を破綻せずにやり切れて見ている僕も楽しかったです。

7.ダウンロード

息子の許可がおりましたので「なしあつめゲーム」のデータをダウンロードいただけます!よろしければぜひ...!(※3人プレイ専用です)

みんなで必ず勝てる「なしあつめゲーム」
カードをよくきって各プレイヤーに1枚ずつ配ります。
「せーの!」で表にして「なしカード」が出たプレイヤーはそのままで、「オバケみたいなしらない実カード」が出たプレイヤーはそのカードを捨て札にして、もう1枚カードをもらい再度「せーの!」で表にします。
「なしカード」が出ないプレイヤーはこの流れをくりかえし、みんなが「なしカード」になったらみんなの勝ちです。

カットイメージ

こちらは息子に散々テストプレイの協力をしてもらいながら開発したゲームのラインナップです。3歳から大人までみんなでお楽しみいただけます!


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