見出し画像

Piece CHECK(2024-61) 複素数平面上の三角形

いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。KATSUYAです。


【最新巻】高校数学の超実践的な計算練習帳『計算0.9』販売中です

こちらは、『Principle Piece』シリーズ一覧のページです(全分野そろってます)

1つの問題から、多くの問題が出来るようになるための考え方・手法、すなわち

原則(Principle Piece)

を出来る限り分かりやすく、そして詳しく言葉に落とし込んだ数学の問題集です。解答の詳しさはもちろんですが

「なぜそのような解答になるのか」が分かる

ことを、とにかく意識した参考書になります。

単元自体を未習の方も、本シリーズで最初から体系的に高校数学を学べます。そして、学習後の到達レベルは「難関大入試合格最低点レベル」です!

今回の問題

YouTube動画をUPしました。三重大学(医学部など理系)複素数平面上の三角形に関する問題です。

https://youtu.be/AnW-nM-D-TU

思考時間は約5分、目標解答時間はそこから約5分です。

解説・原則など

原点ありの三角形に関する問題です。今回はパターン問題だと認識してさくっと解きたい。

ひな型の問題は、「形状を答えなさい」ですね。ひな型が同じなら、適用する原則は同じです。まず、方程式は2次の同次式なので、比にします。

同次式は比で置きかえると1文字減らせる

詳細は拙著シリーズ『Principle Piece 数学Ⅱ~式と証明~』p.65

すると比$${\frac{\beta}{\alpha }}$$に関する2次方程式とみなせますので、解いたのち、極形式にして絶対値と偏角が分かるようにします。

三角形の形状問題(原点あり) → $${\bm{\displaystyle \frac{\beta }{\alpha }}}$$を極形式で

詳細は拙著シリーズ『Principle Piece 数学B・C~複素数平面~』p.33

今回は角度が有名角にならないのですが、絶対値と偏角を視覚化することは出来ます。極形式よりもそっちの方が大事。

絶対値によって2辺の比、偏角によってその間の角が(分かりませんが)確定するので、形状が確定します。

あとは、面積が1という情報から、どのぐらいのスケール化を確認すれば、いいわけですね。

だいたい角度が有名角にならない場合は、このように実際の長さや面積を求めさせることが多いです。$${\frac{\beta }{\alpha }}$$が極形式に出来なくても、恐れずに偏角、絶対値の式を別々に吟味して視覚化しましょう!

1.解けた人・・・今後の勉強はじっくり演習をしましょう。

2.解けなくて原則を知っていた人・・・拙著『Principle Piece』シリーズで該当するページを熟読し(詳細が書いてあります)、入試演習用の問題集で思考時間を長くする演習をしましょう。

3.解けなくて原則も知らなかった人・・・原則集めからやる必要があります。拙著『Principle Piece』シリーズのような原則習得タイプの問題集で演習しましょう。

関連する拙著『Principle Piece』シリーズ

Principle Piece シリーズは、1つの問題から、多くの問題が出来るようになるための考え方・手法(原則:Principle)によって、「なぜその解法が思い浮かぶのか」「なぜ解答の1行目がそれになるのか」を意識して書き上げた参考書です。

大手ネットショップBASEでも、デジタルコンテンツとして販売しています。

解答

※ここより先には内容はございません。本記事に価値を感じていただけた方は、ポチっとしていただけると大変うれしいです。(もちろん、任意です)

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?