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「や」

「夜行列車」


18歳の時。
青春18きっぷで一人旅をした。(日本全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席及びBRTならびにJR西日本宮島フェリーに自由に5日間乗り降りできるきっぷ)

2日間かけて北海道まで行き、そこで初めての夜行列車に乗った。
たぶん札幌から網走までだったと思う。
車内はガラガラだったが、たまたま近くに同じ年の学生がいた。

約6時間の列車の中で最初は けん制しながら自己紹介。好きな人や音楽、映画。
将来何をしたいかなどを夜空を眺めながら、恥じらいながら話した。

互いに何も持ってなかったが(イマモジャン( *´艸`))18歳という若さだけを握りしめて未来に期待していたのかもしれない。

早朝、駅に到着したぼくらは互いにまた一人を満喫した。

盛岡冷麵・新鮮イクラ丼・美瑛の大自然・網走刑務所・ゲイのフランス人。
初めての一人旅、初めての土地で、初めて会う人と話した、
恥も外聞も捨てた5日間だった。

今思い返すと一番の思い出はあの時、夜行列車で語りあった時間だ。

一人旅も良いがどこに行くかより誰と行くかが大事だと思った。

夜行列車は降りたが人生の列車は今日も続く(´ω`*)

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今日のコトバ(哲学者、森信三さん)

「人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。」
 

#や #夜行列車 #五十音物語

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