<和菓子の話 和菓子のまわり>

<和菓子の話 013>
「NOT COOKIE」はデザインの完全勝利だった。
私が最初考えていたのは缶に巻紙して、シンプルにnot cookieって書くだけのもの。
そんなもんでええやろとたかをくくって和菓子女子せせなおこさんにデザインを依頼した。
のが本和菓衆始まる1ヶ月前。
せせちゃんと一緒にデザインをやってるというまなてぃさんも来てくれて打ち合わせを行った。
https://note.mu/s_nao25

彼女たちは渾身の一発を見舞ってくれた。
予想を超えるグラフィックが出て来た。

和菓子女子として活動している彼女、いろんなところで見るようになった。
最初に会ったのは学生卒業間近にわざわざワカタクに来てくれた時かな。
和菓子が大好きで、和菓子屋さんの力になることをしたいと希望に胸を膨らませていたなあ。

今では和菓子女子としてその筋では有名人だ。
ただ、それで十分に食っていけてるかというと怪しい。
若い彼女たちにやる気はあっても、それをお金に変えていく道が少ない。
と勝手な推測で今回初めて仕事を依頼することにした。

本和菓衆という和菓子業界ではまあまあ目立つステージで彼女たちのデザインのおかげで成功できたのは本当に嬉しい。
彼女たちに仕事を依頼すれば売れるってなればさらに嬉しい。
自分のやりたいをお金にするお手伝いをしてやるのがオッサンの務めであると思っている。

単純におっさんが考え、作ってるだけのお菓子が感度の高い女性に届くかといえば、相当センスを磨かないと難しいだろう。
ならば一番買ってくれる、買って欲しい人の近くにいる人にデザインしてもらうこともどこかでは必要なのかなと思う。

「スイーツなかの」くんという吉本の若手スイーツ芸人さんもいる。
彼も応援している。
彼がもっと稼げるようにならんかなと考えているけど、
いいアイデアは思い浮かばない。

和菓子屋が生き残るためには
そのまわりにいる人たちも食っていけることが重要だ。
そういう人たちにスポットを当てること、
成功して商売としての魅力を高めること、
菓子そのものだけでなくまわりも含めて業界がより良い方向に進んでいくことを望んでいる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?