【読書】1兆ドルコーチ

●感想

様々な大企業の偉い人たちのコーチ。この人のおかげで経済が発展した気がする。企業が間違ってない方向(「悪」でない方向)に進まないようにもしていたと思う。この方が亡くなって今後どうなるのかが不安。

●行動

「チームファースト」を意識する。メンバーに対してもそれを求め、評価する。
面談では指示を減らし、質問を多くする。
コミュニティづくり、コミュニティに入る。

●個人的に気になった要点

1
個人より集団の業績を優先する人たちはパフォーマンスが高い。足並みを揃えて共通の目標に向かえる。
他人からの提案を驚異に感じるのは自信のないマネージャー。
ビルはチーム全体に働きかける。
2
マネージャーは肩書がつくる、リーダーは人がつくる
リーダーシップはマネジメントを突き詰めることによって生まれる。
指図しない。自分は大事にされていると部下に実感させる。耳を傾け、注意を払う。それが最高のマネジメント。
すぐれたマネージャーなら部下がリーダーにしてくれる。
ジョブズは優れたマネージャーになってはじめて優れたリーダーになれた。
人がすべて。
マネージャーの一番大事な仕事は部下が実力を発揮し、成長できるよう手を貸すこと。マネージャーは支援、敬意、信頼を通じて環境を生み出すべき。
支援:部下が成功するために必要なものを提供する。
敬意:部下の目標を理解し、選択を尊重する。
信頼:自由に仕事に取り組ませ、決定を下させること。
会議の始めに週末の出来事を話す。お互いを知ること、一人の人間として楽しんで会議に参加することが目的。
ビルはコンセンサスではなく、最適解を得ることを重視した。コンセンサスを目指すとグループシンクに陥り、決定の質が下がる。
その状況における第一原理(会社やプロダクトを支えている普遍の真理)を明らかにし、それを元に決定を下す。
会社の存在意義はプロダクトのビションを実現すること。
適切なプロダクトがあり、適切な市場、タイミングで提供できるなら可能な限り早く世に出す。財務やセールス、マーケティングのチームがプロダクトチームに指図してはならない。情報提供に徹するべき。
3
信頼関係のあるチームは意見の相違があっても感情的なしこりはない。
コーチャブルな資質は正直さと謙虚さ。
じっくり耳を傾け、質問を通して問題の革新に迫る。
フィードバックは正直で率直に。早く。
指図はせず、なぜそれをやるべきかという物語を語る。
4
問題そのものより、チームに取り組む
CEOになったら今まで以上に人に賭けろ。チームを選べ。
正しいプレーヤー。すばやく学習する、厳しい仕事を厭わない、誠実さ、グリット、共感力、チームファースト。
チーム内でペアを作ってプロジェクトに取り組ませる。
不満大会を長引かせるな。ネガティブな問題を明らかにする。だが早く前に進む。
5
人を大切にするには人に関心を持つ。プライベートな生活について尋ねる。
仕事でも仕事以外でもコミュニティをつくる。
資源を人のために惜しみなく使う。

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