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生きる行脚

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大学3年生(2021年度)を1年間休学して、日本各地の漁師さん・農家さんのところで修行させてもらう旅、「生きる行脚」をしたときの記録。 これを読んでくれた人の心に火が点きますよう…
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2022年12月の記事一覧

なぜ僕は大学3年生を1年間休学して、日本各地の農家さんや漁師さんのところで修行させてもらう旅に出たのか。|生きる行脚#0@田辺大貴

※ここでは休学する「前」に自分が思っていたこととか、当時の感情をできるかぎり思い出して書きました。「あのときとは変わったなぁ」って自分でも思うこともあれば、「前も今もそんなに変わってないな」って思うこともあります。あくまでも「当時の」僕が思っていたこととして捉え、温かい目で読んでいただけたらと思います。 大学入学と、「逆」学歴コンプレックス。  いきなりだけど、大学入学した当初、僕には学歴コンプレックスがあった。「学歴コンプレックス」っていうのは、 ってことだ。だけど、僕

修行の終わり際に気づいたのは「いろんなことが複雑で、わからない」。だから結局、最後は「自分」なんだと思う。|生きる行脚#延べ17@長崎

 以前行かせていただいた農場で分娩に立ち会わせてもらったり、子豚舎(離乳したての子豚がいる豚舎)で作業をさせてもらったとき、自分が想像していた以上に子豚が亡くなることを知って、「もうちょっとどうにかできないかな…」と思ったことがあった。そこで、「動物に優しい」というイメージだけで、放牧であればどうにかできるのではないかと思った。また今回行かせていただいた味菜自然村さんでは病院や介護施設から出た野菜くずやご飯の余りなどを主な材料としたエコフィードを餌として与えている(残飯養豚)