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パクリか模倣か、、、

「出る杭も、出過ぎたら打たれない」ということなのでしょうか。

このニュースを見て、そんなことを思いました ↓

商品に日本語の表記をして、あたかもメイドインジャパン感を出して販売展開している中国企業の「メイソウ」が、米国で上場したそうです。

無印良品ユニクロダイソーを足して3で割った中国ブランド」と揶揄されることもある名創優品(メイソウ、MINISO)が、ニューヨーク証券取引所に上場、初値は公募価格の20ドルを上回り、$24.4をつけたそうです。

このメイソウは、2013年の創業から7年で、店舗を80ヵ国以上の国と地域に約4,200店舗に拡大しているのですから、驚きです。

当初は「パクリ」企業と皮肉られてきたメイソウは、日本ではなく、米国企業と手を組むことによって、上場できたらしいのですが、戦略としては正しいのかも知れないですね。

日本の高品質な商品とビジネスモデルを模倣して、圧倒的な資本力で展開した後、クリーンなイメージを打ち出していく。。。まさに中国っぽいやり方なのでしょうか。

パクリと模倣の境界線って、難しいですよね。

特に、グローバル競争下においては、知的財産権も国を超えると解釈が異なる場合がありますし、何よりも売れている方(企業)が「正」になりやすく、争ったところで、誰がどういう観点で決めるのかということもあり、本当に難しい問題だなと。

広い視野で見ると、過去にあったビジネスモデルやサービスをアレンジして展開している企業なんて、ざらにあります。

これは競争領域なので、独占禁止を防ぐ観点からも、ある程度規制を緩めないと、市場競争が活発になりません。

かといって、ガチガチに規制すると、それもまた経済活動が滞り、偏りが生まれます。

よく、音楽や美術などの芸術の世界に、オマージュという言葉があります。

これは、尊敬や敬意を払うという意味をもって、模倣するということがあります。

この件は、それとも違うのかと。

模倣する側もされる側も、ちょっとしたコミュニケーションを取ってくれると、気持ちよくビジネスが出来ると思うのは理想論なんでしょうかね。

ビジネスの世界では、ましては国を超えてだと、それも困難なのかも知れません。

ちょっとモヤモヤ。

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