タクシーも宅配事業へ
国土交通省は、タクシーが飲食物を宅配できる特例を今後も継続して実施可能にすると発表しました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、当初は9月末までの特例措置だったのですが、この施策はタクシーの収入確保につながり、巣ごもり需要の高まりにも対応できると判断したそうです。
このニュースを目にするまで、そんな特例があったこと、知りませんでした…
特例の許可を受けたタクシー事業者は9月4日時点で約1,700社、約54,000台。10月以降も宅配を続けるには改めて地方運輸局への申請が必要となるようで、2年間の許可期限は延長もできるらしいです。条件がいくつかあって、飲食物をトランクに積んで運ぶことなどです。
飲食店やスーパーだけではなく、最近ではコンビニ業界も宅配に参入し、さらにはタクシー業界まで。
この流れは当然といえば当然かも知れませんが、来店や乗車を目的として構築されたサービスが、逆にお客様のいる場所へ訪問するスタイルに変革していってますね。
これって単純に、ひとが来ないから届けに行く、というシフトチェンジ以外にも、何か見落としている付加価値やリスクがある気がするんですよね。
宅配というスタイルが浸透していくと、住所を知られる可能性が高まり、居住者の生活が配達員に分かり、犯罪が起こりやすくなるのではないかなぁ。
今は、Uber Eatsでも深夜の宅配はほとんどやっていませんが、競争が激化すると、深夜だったり、24時間配達します!なんてサービスが出てくるのも時間の問題かと。
付加価値の面で捉えると、商品を届けてくれるタクシーに配達を依頼できる、なんてサービスも出てくるんじゃないですかね。
今度は、競合が宅配業者になってしまいますが。。
あまり既存の市場の奪い合いをするよりも、新たな市場を作り出す方向に持っていけると良いですよね。ITのチカラで。
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