フリーランスの信頼性と選定基準
ランサーズのフリーランス実態調査2020年版によると、広義のフリーランスは1034万人いるそうで、なんと5年連続で1000万人超えだそうです。
カテゴリと割合は、こんな感じです↓
副業系すきまワーカー(409万人)
雇用されているが、空いた時間で副業をこなすワーカー。
複業系パラレルワーカー(281万人)
空き時間や休日に行う副業とは違い、雇用形態に関係なく、2社以上の企業と契約ベースで仕事をしている。
自由業系フリーワーカー(56万人)
企業との雇用関係がない独立したフリーランス。
ブロガーやユーチューバーなど。
自営業系独立オーナー(289万人)
個人事業主、または1人で法人を経営している。
税理士や弁護士などの士業。
様々な働き方が許容されていくなか、誰とどんな仕事をするか、という発注者側の意識も変えていかないといけないですね。
私は、15年前くらい前から、いわゆるフリーランスの方に仕事を発注していました。
今でこそ、アタリハズレが少なくなりましたが、当初は、フリーランスの選定に苦労したことを覚えています。
実際に仕事を依頼したら、想定以下の制作物を出してきたり、モックアップが適当すぎたり、ポートフォリオのクオリティに及ばない低品質の物を提出されたりと、その後の調整に時間が掛かったので、安かろう悪かろうなのかなと。
発注の際、要件定義や仕様を固めきれていなかった自分も悪かったと反省してはいますが、顔の見えない相手と仕事をすることに相当苦労しました。
でも、そんな失敗の経験が、今に活かされていると思います。
今ではSNSの普及によって、依頼したいな思う人物の人となりがある程度分かり、クラウドソーシングサイトを活用すると、口コミや評価によって、誰に発注すれば良いかの判断材料が整理されているので、依頼する側としては、助かっています。
自身も受注者になる場合もありますが、その際にも、発注者側の視点に立って、顔の見えない相手と仕事する際に、どうやったら信頼性を高められるかという観点で、見せ方を工夫しています。
もちろん見せ方だけじゃなくて、対応も重要です。
レスが早い、相手の想定する以上の丁寧な回答をする、期待値を超えるなどです。
匿名だろうと実名だろうと、技術は二の次で、一番重要なのは、コミュニケーションだと思うのです。
顔が見えない、会わないからこそ。
ホントに数え切れないほど多くのフリーランスと仕事をしてきましたが、このひとと、この後も仕事をお願いしたい!と思える方は1割くらいで、ほんの数名です。
ただ、そんな方に出会えたのも有り難く、私の業務の後押しを全力でしてくれています。
ひとつ業務が終わっても、またお願いしたいなと思うひとの特徴はこちら↓
・コミュニケーション能力が高い(明るい、前向き、相手視点に立てる)
・レスポンスが早い(メールや電話など)
・すぐに出来ないと言わない(どうすれば出来るかを考える)
・互いに尊重し合える(片手間でやらない)
こう見ると、技術力はあまり必要ないのかも知れません。
プロジェクトを完遂しようと思える同志かどうかが、選定基準としてあります。
発注側も受注側であっても、そんなことを意識して、今後も積極的にフリーランスとの仕事を楽しみます。
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