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アメリカ大統領の選挙活動にも使われたABテスト

ABテストは、WEBマーケティングにおける手法のひとつです。
WEBサイトや広告のバナー等の画像をAパターンとBパターンの2パターンを用意して「どちらがより良い成果を出せるのか」ということを検証するものです。

複数の組み合わせを検証をするケースもあります。

例えば、バナー3パターン、キャッチコピー4パターンの組み合わせなど。

狭義では、ABテストは仮説検定を指す俗称。

広義のABテストは、インターネットマーケティングにおける施策の良否を判断するために、2つの施策同士を比較検討する行為全般を指しています。

無基準にAとBをとりあえず作成して比較し判断する、という意味ではないのです。※ここ大事です⚠


実はこのABテストをいち早くマーケティングに取り入れたのは、元アメリカ大統領のオバマ氏だったということ、ご存知でしたか?

彼は2007~2008年の選挙活動の際、Webサイトでより多くの支援者を獲得するため、ABテストによって継続的なサイト改善を続け、結果的に成功を収めました。

パターン1(オリジナル):SIGN UP「会員登録」
パターン2:SIGN UP NOW「今すぐ会員登録」
パターン3:JOIN US NOW「今すぐ参加する」
パターン4:LEARN MORE「もっと詳しく」

家族と一緒に写っている写真とパターン4:LEARN MORE「もっと詳しく」の組み合わせが1位となり、Webサイトを改善していきました。

それが、この↓図の右側です。

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SIGN UP から LEARN MOREに変えて、クリック率が18%向上したそうです!

このように基準となるデザインをもとに、いくつかのパターンを用意し、検証してみると、意外な発見があるかも知れません。

ABテスト、いろいろな場面で活用できそうですよね。

PDCAを回すことの大切さマーケティングと心理学の関係性がこの事例で学べます。


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