授業と行事をつなぐPBL

 夏休み、PBL(project based learning)に関する書籍を何冊か拝読しました❗️素直におもしろかったです✨示唆に富み、今後の授業やカリキュラム作成に大きな影響を及ぼすだろうと思っています。
 その上で、小学校で働く身としては、このPBLを、どのように捉え、受け止めるかということを、慎重に、かつ、丁寧に議論すべきことかと思っています🤔
 私は、翻って、PBLのような構成主義的な立ち位置で教育実践を続けてきました。契機になったのは、大学生の時に初めて手に取った、リヒテルズ直子先生のオランダの個別教育に関する書籍📕イエナプラン教育、シュタイナー教育と海外の実践に触れて、心が高まったのを覚えています。もう一つは、西岡加名恵先生のパフォーマンス課題とルーブリックに関わる本📗あるいは、大村はま先生の国語教室です📘
 ですから、45分間の授業を、いかに子供を主役にするかに常に目を配り、黒子役に徹しますので、『すごいことをしているのは分かる。』『あなたしかできない。』と、周囲に思われてしまうこともありました。思わせてしまったと言った方がいいですね💦
 このズレが生まれるのはしょうがないことですし、悪いことではありません。ただ、私自身は、少しの工夫で、もっと子供たちに潤沢な教育環境が実現できるのではないかと考えています❗️
 例えば、運動会や合唱コンクール、文化祭など、学校行事を思い浮かべたとき、子供たちは一回りも二回りも成長する機会と出逢います。目標があり、目的があり、披露の場があり、そこには、他者の大きな目があり、批評の目に晒される。その中で、充実感や達成感を、時には挫折を味わえる。少し思い浮かべても、たくさんの言葉が思い浮かびますね^ ^
 煩雑な説明にはなりますが、この学校行事がもつパワーと学習の本来のパワーを掛け合わせたものが、PBLではないかと思っています❗️
 できないと嘆いておられた先生とお話させていただくと、行事と学習は別で、もっと言えば、国語、算数、理科、社会も別とおっしゃいます。至極当然で、真っ当なことをおっしゃられています^ ^
 いつのまにか決めつけていた、この違いを同じものとして捉えられないか。同じ教育というカテゴリーで捉えられないか。子供が育つために、どんなことができるのか。
 そんな事実をhigh-tech-highという、アメリカのチャータースクールの例やPBLに熱心に取り組まれている海外の教師の生き様を通して、突きつけられます^ ^

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