ブランディングの鉄則《スモールビジネス創業時編》なりたい自分のイメージより等身大の自分を!
これから創業をお考えのあなたにとって、ブランディングはあなたの事業の顔であり、顧客との最初の接点です。どうしても創業の動機である夢や将来実現したい華々しいイメージを表現しがちで、どこから手をつければ良いのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんな方に向けて、今回は「創業時のブランディング」について、特に「なりたい自分」ではなく「等身大の自分」を表現することの重要性について解説していきます。
なぜ「等身大の自分」が重要なのか?
創業期の事業は、まだ実績も少なく、大企業のような豊富なリソースもありません。そんな状況で、いきなり「なりたい自分」を演じることは、かえって顧客からの不信感を招いてしまう可能性があります。
個人事業主として開業した人の約半数が2年以内に廃業、10年後の生存率はわずか約1割ほどだそうだ。創業期のブランディングの間違いが敗因のケースが多いのでなないだろうか・・・(^^♪
等身大の自分を見せることのメリット
共感と信頼の構築: 創業者の強みは、大企業にはない「人間味」です。自分のストーリーや想いを語ることで、顧客は共感し、信頼関係を築きやすくなります。
差別化: 大企業と比べて、スモールビジネスは、大勢にアピールするよりも、特定のターゲット層に絞って共感を呼ぶ方が効果的です。
コスト削減: 大規模な広告やキャンペーンを行う必要がないため、コストを抑えながらブランディングを進めることができます。
柔軟な変化に対応しやすい: 事業は成長とともに変化していきます。等身大の自分からスタートすることで、変化に柔軟に対応しやすくなります。
「なりたい自分」を目指すことのリスク
「なりたい自分」を目指すことは、長期的な視点でブランドを構築する上で重要です。しかし、創業期においては、以下のリスクも考えられます。
非現実的なイメージ: 現状とかけ離れたイメージを掲げると、顧客から「絵に描いた餅」と捉えられてしまう可能性があります。
ブランドイメージとのギャップ: 現実とのギャップが大きすぎると、ブランドイメージとの間に乖離が生じ、顧客の信頼を失う可能性があります。
等身大の自分を表現する具体的な方法
一貫性を持つ: どのSNSやブログ記事でも、一貫したトーンやメッセージで発信することが大切です。
ターゲットを意識する: どんな人に何を伝えたいのか、ターゲットを明確にすることで、より効果的な発信ができます。
定期的に発信する: 一度きりの発信ではなく、継続的に情報を発信することで、顧客とのつながりを維持することができます。
まとめ
創業期のブランディングでは、「なりたい自分」よりも「等身大の自分」を表現することが重要です。つまり「人間味」や「誠実さ」をアピールすることが顧客との信頼関係を築き、ビジネスの成功に繋がります。長期的な視点でブランドを成長させていくためには、まずはあなたご自身の強みや特徴を素直に表現することが大切です。
「桃栗三年柿八年」ぐらいがちょうど良いのかもしれないな・・・(^^♪