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【AIが普及するとどうなる?】働かなくても大丈夫!?~ナウル共和国の歴史に学ぶウェルビーイングの視点から見る未来展望

ナウル共和国の教訓から学ぶ働かない社会のリスクと可能性

みなさんは、”ナウル共和国”をご存じですか?
ひとこと、”地上の楽園”と昔から表現されています。
私の住む場所の最寄りのバス停は”理想郷東口”です💦

ある意味、共通点があります。
両者ともに、持続可能な未来を求めて模索する日々を恵まれた自然環境のなかでもがく現代という観点でです。

ナウル共和国は、かつての豊かさを象徴的に示す言葉にもある通り、絶景だけでなく、リン鉱石による莫大な収入で、国民が税金、医療費、学費すべて無料という贅沢な生活を送っていた時代がありました。

伊豆にも、かつて大仁金山がありかつて慶長年間まさに関ヶ原から徳川が礎をかためる時期に開発を進め、後に、大久保長安の尽力により、大仁金山は慶長年間に最盛期を迎えたとされています。大仁金山自体の経済的重要性については、1933年に帝國産金興業株式會社によって再開発され、戦前の最盛期には周辺の零細金鉱山からの売鉱も受け入れるなど、地域の重要な産業となっていたことが分かります。今は…見る影もありません😢

国破れて山河在り

経済的栄枯盛衰はあれど、環境破壊しなかったおかげで恵まれた自然環境と絶景は残っています。
伊豆、特にここ大室高原もすてきなところです、
「不動産屋さんに夏30℃をほとんど超えない、冬も3℃をしたまわらないから、住みやすいですよー」

今年は、30℃を下回らない夜もある状況で、エアコンがない部屋ではなかなかか厳しい状況です。

どーせ、暑い日本にいるなら、南太平洋に行きたいと思いませんか笑

(19) ナウル共和国政府観光局(公式) (@nauru_japan) / X

絶景がひろがる場所ですが、
見るべきは絶景だけではありません💦

かつてのナウル共和国の経験から、
私たちは何を学び、どのような未来を描くべきでしょうか?

南太平洋に浮かぶ小さな島国、ナウル共和国。

かつてこの国は、リン鉱石の輸出による莫大な収入で
「太平洋の楽園」と呼ばれていました。
1970年代、ナウルの1人当たりGDPは世界最高水準に達し、
国民は税金、医療費、学費すべてが無料という贅沢な生活を送っていました。

ナウル共和国の全盛期は、
多くの人々が夢見るような魅力的な側面を持っていました。

  1. 経済的豊かさ
    ナウルは1970年代、リン鉱石の輸出により驚異的な経済成長を遂げました。
    1人当たりGDPは世界最高水準に達し、
    国民は経済的な心配をすることなく暮らせるようになりました。
    この経済的な安定は、多くの人々が憧れる理想的な状態でした。

  2. 充実した社会保障
    全盛期のナウルでは、医療費、学費、水道や光熱費、さらには税金までもが無料でした。
    これは、現代社会で多くの人々が抱える経済的な不安から完全に解放された状態といえるでしょう。
    誰もが平等に基本的なサービスを受けられる社会は、多くの人々の理想とするものです。

  3. 労働からの解放
    リン鉱石の採掘作業は外国人労働者に任せられ、ナウルの国民は働かなくても生活できる環境にありました。
    これは、多くの人々が夢見る「労働から解放された生活」を実現したものと言えるでしょう。
    自由な時間を持ち、自己実現や趣味に没頭できる生活は、現代社会に生きる多くの人々の憧れです。

  4. 新婚夫婦への支援
    政府は新婚夫婦に一軒家を贈呈するなど、手厚い支援を行っていました。
    これは、若い世代の将来への不安を取り除き、新しい人生のスタートを後押しする素晴らしい制度だったと言えます。

  5. 自然との共生
    ナウルは南太平洋に浮かぶ小さな島国で、美しい自然に囲まれています。
    経済的な豊かさと自然の美しさが共存する環境は、多くの人々が理想とする暮らしの形でしょう。

このようなナウルの全盛期の姿は、まさに「地上の楽園」と呼ぶにふさわしいものでした。
経済的な心配から解放され、豊かな自然の中でゆったりと時間が流れる生活は、
現代社会に生きる多くの人々にとって憧れの的となるでしょう。

しかし、この「楽園」が長続きしなかったことも事実です。
ナウルの経験は、物質的な豊かさだけでは持続可能な幸福は得られないという教訓を私たちに与えてくれます。
真の幸福とは何か、持続可能な社会とはどのようなものかを考える上で、ナウルの歴史は非常に示唆に富んでいるのです。

働く必要のない生活が続いた結果、
国民のモチベーションは低下し、「食っちゃ寝る」生活が当たり前になりました。
90年代後半には経済が破綻し、肥満率が30%を超えるなど、国家の存亡の危機に直面したのです。

歴史に学ぶ:

これからますますAIが普及し、今までの社会構造、仕事への取り組み方、しいては生き方そのものが変わるでしょう。
ベーシックインカムが導入される可能性のある未来社会に対して、
重要な教訓を投げかけています。

AIとベーシックインカムがもたらす可能性:

  1. 基本的な生活保障:
    すべての人が最低限の生活水準を維持できる。

  2. 創造性の解放:
    経済的プレッシャーから解放され、個人の興味や才能を追求できる。

  3. 教育と自己啓発の機会増加:
    生活の心配なく学習や技能向上に時間を使える。

  4. 社会貢献活動の増加:
    ボランティアなど、金銭的報酬以外の動機で活動できる。

  5. ワークライフバランスの改善:
    労働時間の柔軟化が進み、個人の生活の質が向上し、真の意味で「ライフワークバランス」を追求できる。

潜在的なリスクと課題:

  1. モチベーション低下:
    ナウルの例のように、働く意欲が失われる可能性がある。

  2. 社会的役割の喪失:
    仕事を通じた自己実現や社会との繋がりが失われる恐れ。
    ようは、自分次第。

  3. 経済の停滞:
    生産性低下により、長期的な経済成長が阻害される可能性。

  4. 健康問題:
    ナウルで見られたような、不活発な生活による健康悪化のリスク。

  5. 財源の問題:
    ベーシックインカムを持続可能にする財源確保の課題。

未来に向けての対策と心構え:

  1. 教育システムの再構築:
    AIと共存する社会に適応した新しいスキルの習得を促進する。

  2. 社会的価値の再定義:
    金銭的報酬以外の、社会貢献や自己実現の価値を高める。

  3. 健康管理システムの強化:
    予防医学やAIを活用した健康モニタリングの導入。

  4. 柔軟な労働形態の推進:
    パートタイムや副業、ギグワークなど多様な働き方を支援。

  5. コミュニティ活動の促進:
    地域社会での役割や繋がりを通じた自己有用感の醸成。

ナウルの経験は、物質的な豊かさだけでは真の幸福や持続可能な社会は実現できないことを教えてくれます。
AIとベーシックインカムがもたらす可能性を最大限に活かしつつ、
人間らしい生き方や社会の在り方を模索し続けることが、私たちに求められているのです。

~ご参考~

くらしを助ける AI としごとを取って代わる AI - 多摩大学
https://www.tama.ac.jp/guide/inter_seminar/2018/ai.pdf

ナウル、世界一の贅沢に溺れた国の結末 - 日経ビジネス

https://mainichi.jp/articles/20201022/k00/00m/030/271000c

https://skystartours.com/?p=630

https://islanddomains.earth/nr/

https://www.lrm.co.jp/blog/2022/10/24/世界で3番目に小さい国-ナウル共和国/

世界の国を知る 世界の国から学ぶ わたしたちの地球と未来 ~ツバル~
https://www2.aia.pref.aichi.jp/koryu/j/kyouzai/PDF/H23/Tuvalu.pdf



AIとベーシックインカムが織りなす未来は、
私たち一人一人の選択と行動によって形作られます。

ナウルの教訓を胸に、テクノロジーと人間性のバランスを保ちながら、
より良い社会を共に創造していきたいですね。


今まで以上に、人間らしく生きること、その人らしさ、個性を発揮すること、
なにを目指し、何をいま何のために、何をすべきなのかを大切に、
あなたは、この新しい時代にどのような役割を果たしたいですか?

明日は、AIが切り拓く新時代、ウェルビーイングを軸として豊かな社会への道筋を
NOTEしたいと思います。

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