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メンタルが不安定なときに必要なものは

こんにちは。
プロの(コーチングの)コーチとして、私立の中高で、大人数が苦手だったり、友人関係に悩み不登校になってしまう生徒が在籍するクラスで相談員をしている西田あいです。
私の経験や知識が、必要な人に届くといいなという想いで投稿しています。

今日のグータッチ、ご覧になってらっしゃいましたか?

元メジャーリーガーの川崎宗則さんが、
少年野球チームの指導をされていました。

印象に残ったことを書いてみますね⚾️

メンタルに不安を抱えるピッチャーの子。

一度崩れると、
プレーがズルズルと悪い方へと流れてしまいます。

そこで川崎さんがされたことが2つありました。

・一つ目
「ミスを一人で抱え込んでいるよ」と、その子に今何が起きているのかを伝える

・二つ目
じゃあどうすれば抱え込まずにいられるかという具体的なアドバイスをする

現在、自分に何が起きているのかを客観的に見てわかることを伝えると、本人が自覚します。

イライラしているだけで、案外 自分の中で何が起きているのかって無意識の状態だと分からないものです。

人から言語化して伝えてもらって、気づけます。

まずは、気づくこと!
(これは、コーチングセッションでも取り入れることです)

そして

キャッチャーばかりをずっと見ているから、後ろにこうやって(やって見せてらっしゃいました)視線を散らしたらいいと、アドバイスされていました。

実際に、一人の子が

後ろを向いて視線を散らすと、
チームの仲間がいて
もし打たれても、仲間が助けてくれるだろうと思ったから

*「安心した」*と話していました。

一人で抱え込まくていい
散らしたらいいと、何度も声掛けをされていて、

実際に表情が変わり、三振を取ることができていました!

責任感が強い人(子)ほど抱え込みます。

自分がなんとかしなければと、周りを頼ることができません。

そして不安になり
不安が抱えられなくなって
イライラしたり
自分を責めたりします

周りに当たる場合もときにはあるかな

このシーンひとつとっても、

やっぱり「安心感」というものはスゴイなぁと改めて感じました。

心が安定します。

でね、これ

落ち着けー
焦るなー
何やってんだー
もっと集中しろー
気持ちが弱いんだー

と、言いかねないシーンだと、私は思いました。

例えば
勉強しなさーい!も、この類ということがあります。

子ども時代を思い出してみると、私はよく

「じゃあどうしたらいいの?
それがわからないから困ってるのに。」と思っていました。

(反抗的だと捉えられて、怒られて嫌な思いをしそうだなぁと思うから口には出したことはありませんが)

みなさんはどうですか?

川崎さんは、
この状況に置かれる投手の心には何が起きていて、どう対処したら良いかを伝えてくれていました。

その対応に、子どもたちは「安心感」を感じたんじゃないかな?

輪になって話しているときも、子どもたちがリラックスして川崎さんと話しているのも伝わってきました。

短い時間で信頼関係を築かれたのだと感じます。

その最後の話しで
こんなことを、おっしゃっていました。

打てても、打てなくても
三振してもミスしても
凄く幸せなことなんだよ

野球で幸せになったらいい

いいことは褒めあって分け合うんだよ

よくないことも、
一人で抱え込まずに
周りに協力してもらったらいい


と、野球ができなくなった辛い時期を経験されたからこそのメッセージでした。

「野球で幸せになったらいい」

こんな言葉を、元メジャーリーガーの雲の上の憧れの存在の大人にかけてもらえた子どもたちは、とっても幸せだなぁと思いました。

強くなれとか

上手くなれとか

上を目指すならうんぬんかんぬん…とか

そうじゃなくて

好きなスポーツすることで
感じられる幸せを大切にする

私の心にも響く
ステキな言葉でした♡

そう
私も好きな仕事をしていて、幸せを感じています。

そういう大人の姿を
我が子にも
子どもたちにも
見せていきたいなと

彼の言葉を聞いて、改めて思いました。

みなさんは、何に幸せを感じますか?

スポーツ指導、子育ての参考になりそうな
川崎宗則さんの指導方法でした。

ではまた

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