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なぜ妊娠6ヶ月で仕事がなくなってしまったのか...SES業界の厳しさを語ります。その1

こんばんは、ゆうまりです。
先日自己紹介で書いた通り、私は妊娠6ヶ月で仕事がなくなるという状況に陥りました。
正社員であれば働く意思があるのに仕事できないなんて普通あり得ませんが、SESという業界ではそんなことにもなりかねません。

長くなるので今回はSESという形態とメリットデメリットについて書き出していき、次の投稿で無職になった経緯をお話ししていこうと思います。


そもそもSESとは

SESとは「システムエンジニアリングサービス(System Engineering Service)」の略で、明確な定義のある言葉ではありませんが、多くの場合、契約で定めた期間、クライアントに対してエンジニアの技術力や専門スキルを提供するサービスを指して使われます。

https://doda.jp/engineer/guide/it/066.html

要はITエンジニアの派遣形態です。
足りないところが募集を出し、面談をしてオファーが出ればそこに常駐して業務を行います。

さまざまな常駐先があることから、未経験でもSES事業をしている会社であれば入りやすく、私も例に漏れずSES企業へ未経験で転職しました。

ただ飛び込みやすいということはそれなりに業界が訳ありだからであり、実際私は入社してからこの業界の闇を知ることになりました。

SESで感じるデメリット

これはSESについて一度でも調べた方なら目にしたことがあると思いますが、この業界の評判は最悪です。
ここでは自分なりに感じたデメリットを挙げていきます。

相手の都合で突然契約を切られる

これが今回私の身に起こった出来事です。
SESは大体1ヶ月や3ヶ月で契約をし、随時更新をしていきます。

私が入っていた案件は1ヶ月ごとに更新をしていたものの、プロジェクトとしては長期になるので1年は入れるだろうと営業の人から聞いていました。

妊娠していることを伝え、常駐先にも理解をいただきながら産休までは続けたい意思をずっと伝えてきました。
ですが安定期に入りやっと心身ともに落ち着いてきた頃、突然契約終了を告げられました。
客先の予算が削減になった頃が原因だそうです。

なんでこのタイミングで…
あと3ヶ月でいいのに…
でもSESってそういうことなので何も文句は言えません。
無情にも産休3ヶ月前という最悪の時期に契約を切られてしまいました。

面談という名の面接

案件に入るためには面談を受けてオファーをもらわなければなりません。

この面談というのは、案件説明やスキル感のすり合わせなどを行う場ですが
私からしてみれば完全に「採用面接」です。

志願者は自己紹介をし、経歴書を見せながらこの案件にどれだけ自分がマッチしているか、今までどんなことをしてきたかを説明します。
そしてプロジェクト側はその経歴に対して質問してきます。

経歴がそこそこあって話についていける人であれば難しくないことかもしれませんが、エンジニア歴の浅いわたしにとっては何を聞かれるのかヒヤヒヤしながら受けることになります。

面談はオファーがもらえるまで複数回受けることになるので、この期間は本当に精神的に削られます。

経験値が全て

面談でもっとも重要なのは経験年数、経験値です。

そもそもの採用要件に経験年数が記載されているところが多く、これに合っていないと面談すら受けることができません。
エンジニア歴の浅い人にとって面談を受け、オファーをもらうことは大変な道のりです。

面談の場には大体複数人の応募者がいるため、自分より歴が圧倒的に長い人がいるとそれだけで戦意喪失します。
ましてやその人にリーダーの経験などがあればもう勝ち目はありません。

そして私がSESの闇の一番深い部分だと思う理由もここにあります。
これを書き始めると長くなるので次で書く予定です。

とにかくマージンが多い

他の業界でもよく聞きますが、SESでも二次受け三次受けになることが非常に多いです。
仕事自体にマージンが入ることももちろんありますが、わたしが身をもって経験したのは営業の仲介というマージンです。

自分の所属している会社は小規模で専任の営業がいないので、営業をする会社に仲介してもらい案件を提供してもらっています。
紹介された面談に行くと別の仲介会社と打ち合わせがあり、その会社の社員として面談に行くよう指示があります。

つまり何次受けになっているかわからない案件に入るために、営業を2社通過し、さらに自社を通してやっと自分に給料が入るわけです。
いくらマージンで引かれているのか考えただけでも嫌になります。

もっとスキルアップしてフリーランスで仕事が取れるようになりたいものです。

メリットも一応ある

散々デメリットばかり挙げてしまいましたが、メリットも少しはあります。

短期間と割り切って仕事ができる

配属されたチームに苦手な人がいても、人間関係がうまく構築できなくても、ずっといる会社ではないのでいつでも他へ行けるという安心感はあります。
案件が変わるたびに新しい人と関わるのは少し面倒ですが、このような形態で働いているからこそ関わり方は上手くなっていくと思います。

割と気を遣わずに休みが取れる

大体案件には月間稼働時間の基準があります。

140~180時間の場合が多くこの時間内で働けばOKなので、病院に行きたい時や少し用事がある時、事前に伝えておけば通ることが多かったです。

もちろんその時のタスクの忙しさや周りの状況も見ながらにはなりますが、前に働いていた会社では休みを取るたびに、何をするのかどこの病院に行くのかなど聞かれてとても嫌だったので、その面ではいいなと思いました。

おわりに

今回はわたしがSES業界に入って感じたメリットデメリットを挙げてきました。
次の投稿ではこの業界ならではの事情を踏まえて、わたしが現在無職に追い込まれた経緯を詳しく書いていこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました☺️

続きも読んでいただけたら嬉しいです♡


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