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3Dプリント寿司って何!?−2020年オープン次世代寿司の正体とは−

『職をデジタル化し、食に革命を起こす』ことをテーマに活動するOPEN MEALSは 2020年に3Dプリントなどの最先端技術を駆使した寿司を提供するSushi Singularityを開店する予定だ。


衝撃的なファーストインプレッション


コンセプトは『人智を凌駕した寿司』

そんなこと言われても、3Dプリントの寿司なんぞ未知の領域だ。頭を傾げながら見てみた。

なんか四角いんですけど!?

スープがキューブ型になっており具材がその中で浮遊していたり、お寿司のはずなのにシャリの上に城が建っていたり、ポンプのように動いていたり…味の想像がつかない。

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出典:SUSHI SINGURALITY

いや、斬新すぎるわ!と突っ込みたくなる。

さらに個性的なのがそれらのネーミングだ。一体どんな人が名づけたのかと探りたくなるほどにセンスが爆発している。

・ネガティブスティフネスハニカム蛸
・アニソトロピックスティフネス蒸し海老
・マイクロピラー穴子
・出汁スープユニバース

などなど

思わず笑ってしまった。

ビジュアルといい、品名といい、なんとも興味をそそる寿司である。

最先端の技術

3Dプリントの寿司にはどうやら3つの技術が隠されているらしい。

1.FFM【フード・ファブリケーション・マシーン】

特製3Dプリンターや人工フームをはじめとした最先端のテクノロジーを各所に配置した、フューチャー・キッチン。データ化された職を出力、造形できる。

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2.FOS【フード・オペレーション・システム】

世界で初めてデジタル上で色をデザインできるOSを開発中。料理を構成する要素を分解し、数cm角の形状に再構成する。9つの要素に基づいたアルゴリズムによって、世界中のフードクリエイターが職データを製作・編集・共有し、ニューフードが次々と誕生する。(9つの要素は、栄養素、味、食感、香り、温度、3D形状、原材料、色、生成方

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3.HID【ヘルス・アイデンティフィケーション】

DNAや尿、腸内検査に基づき、人々は自分専用のヘルスIDを持つようになる。そのIDを分析し、不足栄養素や体の性質に合わせたニュートリション・マッチングを行い、自動的にその人に最適な食事が提供される。

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つまり、人々の健康をチェックして、不足している栄養素を美味しいお寿司にして補いましょう、ということなのだろう。

理論上は可能とはいえ職人がにぎった特有の食感や、生魚の新鮮さなどを本当に感じられるのかいささが疑問だ。

しかし、食の新しい形という観点では期待大である。

食のデジタル化、ここがすごい!

まとめると、このデジタルお寿司のすごい点は、お客様それぞれの健康事情を把握し、自動的に各個人に合わせた食事を提供できることである。

2020年、どのような形でお披露目されるのか、楽しみに待っていることにしよう。

Sushi Singularity公式サイトはこちら