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"高知の会場巡りのコツ"【かんしゃら流 県外から高知のよさこい祭りへ⑧】

8回目になりました。
あと2回で締めるつもりです。

今回のテーマは「会場巡り」について。
先に少し残念な話ですが、
私たちのような参加歴が少ない県外チームは、
追手筋競演場および、帯屋町演舞場を確実に踊れる保証はありません。
それは追手筋競演場には祭りの時間制約があるため、
170チームまでしか踊れないという決まりがあるため。
この170チームはまず2年目からの高知県内チームで埋まり、次に参加歴が多い順の県外チームで決まっていくので、最後に余った分を少ない県外チームと1年目の高知県内チームで抽選となります。
もしくは前年に受賞して勝ち取るとその限りではありませんが、それはそんな簡単にはいかず。
帯屋町は追手筋に連動しているので、同じく。

でまぁ私は毎年悉く抽選を外しているのですが(笑)
外れてしまったらどう考えるか。
気を取り直して、"残りの踊れる会場全てまわってやろうじゃないか" と考えるしかありません!
なので、私の毎年の目標は、「行ける会場は全て行く」となっています。
※ご存知の方が殆どかとおもいますが、高知のよさこい祭りには追手筋等の会場を除いてタイムテーブルはなく、地方車を並べて受付した順番に踊れるようになってます。沢山回るも少なく回るもチーム次第。沢山回りたいなら、それは高知担当者の腕の見せ所です。

まず第一に地理。
兎にも角にも地理を分かっていないことにはどうにもなりません。
初回で話した、代表者会の後に下見をして、その後何度も脳内シミュレーションを繰り返して、地理を頭の中に叩きこむしかありません。
会場間の距離感、地方車の並べる車線、近道裏道回り道のルート選択、会場の受付の場所、会場の長さ、全て覚えるしかありません。
次に時間配分。
会場間の移動時間、時間帯による道の混み具合、自分のチームの踊り抜ける時間。
これを把握しましょう。
そして統計。
どこいこサービスのホームページにいけば、過去の実績というページに2001年からの各会場のデータ(何時にどれくらいチームが来たか?とか、踊り抜けの平均時間とか、それはもう膨大なデータがそこにあります。)を見てください。過去何年かを見ると、何時にどこが空いてるか、またこの会場の後はどこに行くのがいいのか?ぼんやり見えてくると思います。
そしてここら辺を考慮して事前に会場の回る順番を決めておく。
当日はどこいこサービスを見ながら、その調整が必要となります。

どこいこサービスは
リアルタイムで各会場の混み具合(何チーム踊っていて、何チーム並んでいて、何チーム向かっているか?)が一目で分かる素晴らしいサービスです。
このどこいこサービスの読み方は各チームのノウハウがかなり詰まっています。
今空いてるから向かってみたら、混んでしまった。
とか
休憩のつもりで行ったら、着く頃には空いててすぐ踊れた。
とか単純には読めない部分があります。
つまり裏を返せば、沢山会場を回るためには各チームの読み合いが必要となります。
なので、すみませんが私もあまりここは手を明るせません。
アドバイスするとしたら、こまめに状況を確認して、その瞬間瞬間で臨機応変に対応すること。
事前に決めたルートなんぞ無視することも多々あります。
3年もすれば、多少当たるようになると思います。

最後は運。
些細なことです。
たまたま青信号が続いた。
前のチームが急にキャンセルした。
タッチの差で1チーム前に受付した。
本隊側にトラブルがなく、スムーズについてきた。
これらの積み重ねで、1日の最後の一演舞を増やすことが出来るか出来ないかが決まります。
毎年最後追加できるかできないかギリギリのところで戦っているのですが、ありがたいことに全てうまくいっています。
去年は秦会場の大トリを踊らせていただきました。
最後踊り抜けた後正調よさこいの総踊りを逆走で踊らせてもらうサービスもあって、最高でした。
そんな時に諦めずに頑張ってよかったなぁ。っと少しホッとしながら感慨深い気持ちになれる。
それが高知担当者の特権だと思います。

かんしゃら
代表 高津みなと

去年のかんしゃらは2日間で16会場。沢山楽しめました!

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