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究極の愛の形、のその先は

時々「これは...」と思う夢を見る。

311の前もそうだった。
地震が起こる時間まで正確に予知し、
大抵目覚めると忘れてしまうのに、
すごくきっちりと覚えていた。

宇宙っぽい夢やエネルギーや古代文明っぽい夢、
すごく面白くて、思いもしなかった答えが見つかったり、
それをそのままYouTubeチャンネルで配信したいくらいの濃い内容。

「Inception」という映画をご覧になったことはありますか?
※なんならNetflixで観られるのでこちらからどうぞ。
https://www.netflix.com/watch/70131314?trackId=14170056&tctx=10%2C11%2C38ef4ed0-bd2a-461f-bdee-3801c15728b1-24337288%2C8e1e9785-9cab-4264-889f-03881c368ea6_17050159X10XX1567127856713%2C8e1e9785-9cab-4264-889f-03881c368ea6_ROOT

これは深層心理が見せる夢の映画で、
ディカプリオ扮する主人公が、ビジネスとして相手の夢に侵入し、
意識を操作するというもの。
その場合夢は綿密に「設計」されていて、何階層にも複雑に仕掛けられている。
夢の中の夢、そのまた夢の中の夢、という風に深く潜れば潜るほど時間の流れが遅くなり、深層心理に近づいていく。
そしてその夢から醒める方法が「キック」と呼ばれる、
要するに夢の中で「死ぬ」ことだ。

ハッと目覚めてそこはまた夢の中で、
またそこから醒めて...という風に現実に戻っていく。

私が見る夢も夢の中で夢だとわかっている。
そして目覚めようとするのにまた同じ内容で違う世界が展開していく。

乙女座新月を迎える今日の明け方に見た夢が面白かった。

私は一人の男性を愛していて、
その男性の身体の中に入り込んでしまうのだ。

相手はそれを受け入れていて、
私はその人に身体の中に住んでいる。

会話はいつでもできる。
一心同体なのだから、「ねえ」と話しかければ「何?」とすぐにその人の心の中を占領できる。

相手の感じることを相手の内側から一緒に感じ、
相手も常に私が寄り添っているから孤独が癒され満たされて、
周りの全てを一緒に感じている安心感と相手をわかる感覚が、
とても理想的な心地良さだった。

もしかしたら子宮の中の胎児ってそういう感じなのかもしれない。
無条件に相手を愛するのが当たり前で、愛しかない世界。

相手は、常に自分が一人ではないので、
周りの人にも一人ではないことをわかってもらうため、
「結婚」をしようとする。

老舗のホテルか何かに「結婚式を挙げたい」と行くのだけれど、
「お客様、失礼ですがお連れ様がいらっしゃなければお式はご用意出来かねます」
「お相手の方と一緒にいらして頂けませんか?」
と言われてしまう。

「今一緒に居ます」と言ったところで「???」という顔をされる。
「周りの人に言ってもわからないからいいよ」と引き下がってもらう私。

そこで「私」本体はどこにいるんだ?となる。
私は私の形をして現れないとダメだとなる。

私は...

私の身体は...

自宅かどこか、
誰も邪魔しないような場所で静かに眠っているのだ。

病院だったかもしれない...

私は一旦そこに戻る。
戻ってみると、
身体は抜け殻になった状態では、
そのうち死んでしまうんだということを知る。

でもまた相手の体に戻っていく。
「ねえまた入ってもいい?」と聞くと、
「いいよ、おかえり」と言われる。
心地よい一体感。


相手が「どうだった?」と聞く。
「うん、別に何もないよ、大丈夫だよ」と答える。

でも私が私の身体から離れていたら、
身体は生きられないのだと正直に伝える。

「身体が死んだらどうなるの?」との質問に、
「身体が死ぬだけだよ」とさらっと答える私。
別にそんなことは構わないと思っている。

「身体が死んだら君は居なくなるの?」と聞く相手。
「変わらずこのままここに居るよ」と答える私。

だけど、相手もまた私が常に一緒にいることで、
周りとあまりコミュニケーションを取らなくなってしまう。
閉鎖的な二人の世界。
そこで完結してしまう。

他の人といろいろなことを普通に経験すれば良いとは思うけれど、
そこはやはり不自然で、プライバシーもあるし、無理なのだ。

人同士はそれぞれの関わりがある。
その中でいろんな自分が出てくる。
多角的で多様的で、変化することに自由な存在であって、
人と関わることで成長していく。

そして私はハッと気付く。

こうしていたら、相手の世界もどんどん小さくなり、
やがて相手も現実的に生きられなくなるということを。

一心同体の結末はこの世界での「死」なんだなと気付く。

お互いが離れていてもどかしくても、
それぞれ身体を持って、
別々に生きることがこの世界では大事なことなんだなと悟る。

それを告げて相手から離れようとする私。
でも私の身体にはもうリミットが来ていて、
戻っても結局死が待っていて....

そして目覚めて、
目覚めた先もまた夢で、
今度は一心同体だった相手を少し遠くから見ている。
どう関わればいいのか、どういう距離感で、
どういう関係性で、自分は自分として何をしたら良いのか、
考えている......

「OKこの夢もうわかった」
と思って早く醒めたかったので、
無理やり目覚める。
自分の部屋、変わらない現実。

さて、これは自分の深層心理なのかな、と考える。

究極の愛のその先はなんなんだろう?
一体感とか一心同体とか、
宇宙的にはそうなのかもしれない。
でもここでは、個々として生きることが大前提だから、
みんな一人一人が自分で自分自身を大事にしないといけないんだ。

そして共に過ごす時間を大切にできたらいい。


そういう夢からのメッセージでした。


ヨガインストラクター歴は18年。既に成人した息子をシングルマザーとして育ててきた経験から、ヨガを軸に、女性の生き方、医療でカバーできない健康のこと、などを発信していきます。