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在校生送辞【R4卒業式リポート】

今年度(令和4年度)の卒業式において卒業生に対して、心のこもった在校生送辞が述べられました。


誰かのために頑張れる姿


冬の寒さも和らぎ徐々に春の暖かさが感じられ、いよいよ春めいて参りました。
3年生の皆さん、本日はご卒業おめでとうございます。このような佳き日に卒業生の皆様が、晴れてこの立正大学淞南高等学校の卒業を迎えられましたことを在校生一同、心よりお祝い申し上げます。

さて、皆さんが淞南高校で過ごした3年間を振り返ってみると、苦難を乗り越えてきた3年間だったのではないでしょうか。
コロナウイルスの感染の脅威が広まる中での入学、その後起きた大規模クラスターにより、今まで誰も体験したことのない不自由な生活を強いられたことと思います。それに追い打ちをかけるような非難を浴び、夢や目標を失ってもおかしくない状況の中で、先輩たちはこの先の明るい未来を信じて、決して希望を失うことなく仲間と共に耐えて来られたと思います。
そのような先輩たちを社会の人々は支援という形で支えてくださいました。この出来事は先輩たちに「自分たちが頑張る姿で恩返ししよう」という形で心の中に浸透していったことで、誰かのために一生懸命に頑張れる姿へと変わっていったのだと思います。


どんな苦難も乗り越えれる証明


サッカー部
は、夏のインターハイ出場、そして、冬の選手権大会出場県予選では2年ぶりに全国大会への切符を手にすることができました。
野球部は新チームとなり島根県内高校を相手に20連勝という記録を残す快挙を達成されました。
射撃部、マーチングバンド部、eスポーツ部も、それぞれの舞台で力強く堂々と活躍する姿が印象的でした。
そのような先輩たちの活躍は、私たち在校生に「夢を持ち続ければどんな苦難も乗り越えることができること」を証明してくれたのです。そして、先輩たちの頑張りは応援してくれる全ての人たちの心を動かし感動を与えるものとなりました。


伝統の再構築


伝統とはその時代ごとに整理され新たに築きあげられていくものだと思っています。
不要なものは無くし、必要なものを高めていく、まさに、先輩たちはコロナで一変した学校生活や部活動をもう一度作り直していくために、自分たちにできることを考えて一つずつ積み上げてこられました。
そして、今ここに淞南高校の伝統は再度築き上げられました。この伝統は先輩たちが苦難を乗り越え、見えない希望の光を信じて歩んでこられたからこそ出来上がったのだと思います。

先輩たちは本日をもって淞南高校を卒業されますが、先輩たちが築いた伝統はなくなることはありません。私たちはこの伝統より良いものにしていくために、先輩たちの「何事にも全力で取り組む姿」を思い描き、追いつき追い越せるように、そして新たな伝統を築いていくために残りの学校生活を全力で送っていこうと思います。


無限に広がる未来へ


先輩たちはこれから、それぞれの新しい道に進まれることとおもいます。
広い世界へ羽ばたこうとしている今、自分の可能性を信じ大きな希望を抱いておられることと思います。
逆境を乗り越えて来られた先輩たちには、これから先の明るい未来が無限に広がって行くことでしょう。
この立正大学淞南高校で過ごした思い出を希望に代えて活躍される姿を私たちはいつまでも応援しています。
本当にありがとうございました。


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