食は人を良くする

毎日食べているご飯。

生きるために欠かすことのできない食

僕たちの身体を作り、環境に適応するための様々な機能を調整したり、活動するためのエネルギーを作り出す。

「食」は”人”を”良”くすると書く。

では、なぜ食は人にとって欠かせないものなのか?

元来、食というのは、自分たちの手で野菜を作り、狩りをし、食べるものを手にしていた。

生きるための活動そのものであった。

その食べ物を誰かと分かち合うこと、すなわち食を囲むことは、信頼や絆の表れでもあった。人との関係を築いていく上でとても大切な時間だった。

しかし、現代では、核家族になり、共働き世帯が増え、子どもも習い事で家にいる時間が短くなるなど、家族の時間が持ちづらくなっている。

そこに拍車をかけるように、コンビニやスーパーのお惣菜が充実し、便利で安価なものが手に入りやすくなっている。

献立を考える時間や料理を作る手間を省き、安くて、美味しく感じられる既製品は現代の心強い味方のようになってしまっている。

料理は五感を使って楽しむこと

季節や気候、体の状態や気分によって献立を決め、野菜を手にしたとき、包丁を入れたとき、火を入れたとき、、、それらの音、香り、色、感触そして変化。

ひと手間かけて出来上がった料理は味わい深くなる。そして、噛めば噛むほどに味の変化も楽しむことができる。

食事をするうえで噛むことはとても大切である。

「噛む」という動きは食べ物を細かく砕き、消化を助けるだけでなく、様々な効果を脳や体にもたらしてくれる。

・腹八分目 よく噛むことで脳が満腹感を感じやすくなり、食べ過ぎを防ぐ

・骨格 よく噛むことで顔の筋肉が発達し、言葉の発達を促す。また、顎の骨格が整うことで歯並びが良くなり、体の歪みを防ぐことにもつながる。

・歯 よく噛むことで唾液が多く分泌され、歯を強くするだけでなく、口の中を清潔に保つため、虫歯や歯周病の予防になる。

・脳の発達 よく噛むことで、脳へ血流が促進され、知性を司る「前頭前野」が特に活性化される。

・その他、表情が豊かになったり、集中力を高める効果もある。

食は人を良くする。

日々の食事が今の僕を作っている。

経済活動中心の社会にとって、「食」というものが効率化されすぎていないだろうか。

ご飯が食べれればいい。美味しいと感じなくてもお腹いっぱいになればいい、安ければ何でもいい。。。

しかし、そこに豊かさはない。

物事の過程にこそ本当の豊かさがある。

食は、作っているとき、味わっているとき、その過程に豊かさがあり、人が磨かれていく。

これからも、そんな無駄な時間を過ごしていきたい。




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サッカーコーチのツバサです。サッカーのこと、社会のことを僕なりに感じたことを書き残しています。
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