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[CROSSTALK:面接官×入社者]転職して「望む働き方」を実現できるのかを確認する

キャリア形成には様々な選択肢があります。「エンジニア」と一括りにしても、積みたい経験、触れたい技術、お客との距離感や組織・チームのカルチャー等、求める環境はみなさん一人ひとりで異なるはずです。

今パーソルプロセス&テクノロジー(以下、パーソルP&T)で働くエンジニア社員も、それぞれが想いを持ち、選考の過程でパーソルP&Tと自身の方向性がマッチするかを確かめ、入社を決断してくれています。

今回の「CROSS×TALK」のテーマは「選考過程のマッチング」です。前回に引き続き、ご入社されて約1年が経過された鈴木さんと、当時の面接官であり現在鈴木さんの上司でもある横川さんにお話を伺いました。

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鈴木 美咲 さん(写真左)
2020年4月入社。パーソルホールディングス向けの共通アプリ、
パーソルテクノロジースタッフを中心としたグループ各社へのシステム開発・保守を担当しているグループソリューション統括部(以下GS統括部)グループビジネスソリューション部にアプリ開発エンジニアとして入社。今回は、一年前に入社された時のことを思い返して頂きながらお話を伺いました。

横川 潤 さん(写真右)
2013年中途入社。入社以降、グループ向けの様々なシステムインテグレーションに携わり、現在はGS統括部グループビジネスソリューション部のマネジャーを担当。

事実は事実としてしっかり理解いただくことで、入社してからのギャップをできるだけ防ぎたい


ーーまず鈴木さん、これまでのキャリアについて教えていただけますか。

(鈴木さん)
パーソルP&Tに入社する前は、大学卒業後新卒として入社した金融系のシステム開発を行うSIer企業に勤め、お客様先に常駐する形で約5年ほど勤務していました。

同じ会社から派遣されていたのは、プロジェクトリーダーである上司を含め3名、という環境の中で働いていました。しかし、業務を通じて得るものがある一方で、同期入社の社員や同じ会社の人と会う機会があまり多くないこともあり、困ったときに日常的に相談しやすいとは言い難い環境でした。また、二次請けという立ち位置に思うところがあり、転職を意識し始めたように思います。

私自身は、働く上で組織に対する帰属意識や一緒に働く方との関係性・コミュニケーションを大事にしたいと感じています。そのためチームという感覚を持って働ける環境や、ライフプランの変化に沿って長く働けるか、そういった制度があり活用されているかなどを考えながら転職活動を進めていました。

ーーありがとうございます。では次に横川さん、後に鈴木さんにご応募頂いた求人について教えていただけますか。

(横川さん)
グループの案件を担当するGS統括部の中で、事業の成長やプロパーのメンバーの異動に伴い人手が不足していた、というのが直接的な背景で募集していました。

ーーそうなのですね、だとすると、不足しているポジションに合致するようなスキル・能力を持った方を見抜こうとされていたのですか?

(横川さん)
スキル面やご経験されてきたことはもちろん大切な観点で、パーソルP&Tとしての希望要件が満たされているか否かは選考の中で確認しているポイントの一つです。ただ、選考においてもう一つ欠かせないと考えているのが、候補者様ご本人がやりたいことを私たちが用意できるのか、ということです。

求める以上のスペックをお持ちの方であっても、ご本人にやりたいことが明確にありながらそれに携わることが出来なければ長く一緒に働くことは難しくなると思っています。だからこそ、選考の中ではそれをしっかりお尋ねし、確認するようにしています。


ーーやりたいこと・求める環境を確認する上で、選考ではどのようなことを質問されるのですか。

(横川さん)
例えばキャリア感、働く環境、働き方、アサインを望むプロジェクトのことなどです。チームによっては保守案件に携わる機会が多かったり、現実的に携わることができる案件の大きさ・人数に制限があったりするのですが、入社後アンマッチが生じることがないようその中でご自身が望む働き方は実現できるのか尋ねています

(鈴木さん)
確かに、横川さんとの一次面接の中では、転職のきっかけや前職の環境、転職後に何を求めているかなどお話ししたように思います。また、その中で一方的に質問されるだけではなく、横川さん自身のご経験を話して頂けたのが共感できました。

ーーそうなのですね。面接の中でご自身についてお話しされることはよくあるのですか?

(横川さん)
そうですね。単に「わかります」と言うだけでは共感を伝えられませんし、実際鈴木さんが感じられていたことは私も経験したことがありました。前職では上司もいない中で放り出され、ふらっと上司がきて評価されて、という環境に違和感を覚える感覚はよく理解できます。

私自身のこともそうですし、今のチームのことについてもよくお話ししますね。どのようなメンバーがいるのか、チームの雰囲気はどうか等。事実は事実としてしっかり理解いただくことで、入社してからのギャップをできるだけ小さくしたいと考えています。

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「あなたが入社したら、会社として、チームとしてどのようないいことがありますか?」


ーー面接の中で他に聞かれたことで、鈴木さんの中で印象に残っていることはありますか?

(鈴木さん)
自分が入社することで、チームにどのような変化をもたらすことができるのかを尋ねられたことを覚えています。ただ指示された仕事をやるだけではなく、全体に目を配ってよりよくしようと感じるかであったり、新しい風として現場に疑問を感じたら提起するかであったり、そのようなお話をしたと思います。

(横川さん)
これも選考の中ではよく伺います。「あなたが入社したら会社として、チームとしてどのようないいことがありますか?」というような形です。概ね3,4割くらいの方は「えっ」という反応をされ、スラスラと言葉で表現いただけないことがありますが、そうなると実際入社してからも行動に繋がらないと思うのです。

また、多くの場合ご転職の理由とつながるのですが、ある意味それは前職に対する不満・不安のポイントとも言えると思うのです。私たちがそれを解消できる環境を用意できるのかを確認するとともに、前職で感じていた不満・不安を改善するためにどのようなアクションをされたのかは必ず聞くようにしています。

鈴木さんの場合は、上流工程の経験をしたいなど、実際に社内に要望を挙げると言うことをされたのですが、単発のプロジェクトにアサインされる程度で終わってしまった、というお話しだったと記憶しています。

ーーありがとうございます。候補者様の求めることをケアされつつ、自発的な行動ができる方なのかを確認されていらっしゃるのですね。その上で、合否の決め手となる要素はどのようなところなのでしょうか。

(横川さん)
双方が求めるものが合致していることが確認できれば、あとは意図を汲んだ会話ができるのか、そのコミュニケーション能力が決め手になると思います。仕事においてもお客様が実現されたいことをしっかり聞いて理解することは非常に大切です。

また、自分の満足だけで完結されない方かどうかも判断軸の一つかもしれません。鈴木さんの場合も、お客様やチームなど、誰かのために頑張りたいという印象を受けたように思います。

(鈴木さん)
横川さんの面接は、聞かれる質問項目としては他社と大きく異なるというわけではありませんでしたが、意図していることや考えていることも含めて一時間の中でかなり深く、理論立てて質問されましたし、丁寧に聞いてもらえた印象でした。

また、少し別の話になりますが、面接前に人事の方とお話をする中で、制度面や勤務形態などもお話しできたことがよかったですね。

(横川さん)
今だからこそ鈴木さんに伺いたいのですが(笑)、確か面接前は志望度としては2番目でしたよね?最終的にパーソルP&Tへのご入社を決めたきっかけはなんだったのですか?

(鈴木さん)
たしかにそうでした(笑)、実はもう一社、金融系のSIerと迷っており、前職の経験をそのまま活かせるという点で志望度が高かったんです。

ただ、面接や人事の方との会話を通し、若さあるいはフレッシュな空気を纏った方が多いことや、働く環境として制度が整い活用されていること、前職で経験できなかった新しい業務内容にワクワクしたこと、そしてキャリアチャレンジ制度を通じ会社内・グループ内で経験できる幅がとても広いことに魅力を感じ、面白そうだなと感じたことが決め手になりました。

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定期的にマネジャーの時間をもらい、健康や人間関係などを気にかけていただけることがありがたい


ーー2020年4月、コロナ禍におけるご入社だったかと思いますが、ご入社されてから不安に感じられることはありませんでしたか?

(鈴木さん)
初日一部のメンバーの方と顔合わせをした後、基本的には在宅と言う形だったので、不安がなかったといえば嘘になります。一ヶ月程度はソワソワしていたと思います。ただ、オンラインの歓迎会や1on1を通じて横川さん・チームの皆さんとお話しする機会はあり、優しい方が多いな、ということはポジティブに捉えていました。

(横川さん)
当時からチームは基本的に在宅でしたので、初日の顔合わせができたのは4,5人程度でしたもんね。

ーー1on1は横川さんとなさっていたんですよね、1on1ではどのようなことをケアされていたのですか?

(横川さん)
入社後いきなり在宅勤務というのはやはり不安に感じるのが当たり前だと思うので、まずはその部分をフォローできればと思っていました。特に鈴木さんの場合は、チームのみんなと一緒に働いている感覚を大切にされている方だと思うので、リモートの環境の中でどうするかは一つのテーマだったと思います。

また、選考でも確認していた入社前期待されていたことに対してどうか、それが変わったり新たに感じたりしていることがないかは1on1の中でお話ししてきたように思います。

(鈴木さん)
前職では1on1のような機会はなく、はじめは逆に何を話したらいいのかと戸惑うこともあったのですが、今は人生の先輩からアドバイスいただけるということや、1-2週間に1度マネジャーの時間をいただき、健康や人間関係などを気にかけていただけることがすごくありがたいと感じています。

ーーそうなのですね。1年間働かれる中でどのようなことを感じていらっしゃいますか?

(鈴木さん)
まず、転職において大切にしていた希望通りの環境でした。横川さんはじめ選考の中で具体的なお話を伺うことが出来、イメージできたことが大きかったと思います。

日々の保守業務においてお客様と会話する機会もあり、学ぶこともすごく多いです。例えばリモートにおいてチャットでコミュニケーションを取ることがあるのですが、難しさを感じながらも少しずつ経験を重ねることが出来ていると思います。

(横川さん)
いい意味で期待通りの働きをしてくださっています。リモートで不安を感じやすい環境の中ですが、安心して一緒に仕事を進めています。保守・開発など、今後も活躍してください。

ーーありがとうございます。最後に、現在も一緒にお仕事をされているかと思いますが、お互いにメッセージをいただければと思います。

(鈴木さん)
いつも理論的で感情の上下なく、筋道立ててお話し頂いておりとても信頼できる方だと感じています。引き続き一緒に働かせていただければとおもいますのでよろしくお願いします。

(横川さん)
鈴木さんは現場でわいわいするのがすごく楽しい、という方だと思いますし、私もそう感じています。早くそのような環境のなかで、一緒に悩んだり、楽しんだり、問題解決に取り組んだりできるといいなと思っています。

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