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[CROSSTALK:面接官×入社者]「未来」に対するマインドを確認する

キャリア形成には様々な選択肢があります。「エンジニア」と一括りにしても、積みたい経験、触れたい技術、お客との距離感や組織・チームのカルチャー等、求める環境はみなさん一人ひとりで異なるはずです。

今パーソルプロセス&テクノロジー(以下、パーソルP&T)で働くエンジニア社員も、それぞれが想いを持ち、選考の過程でパーソルP&Tと自身の方向性がマッチするかを確かめ、入社を決断してくれています。

「CROSS×TALK」のテーマは「選考過程のマッチング」です。第三回である今回も、ご入社されて約1年が経過された村山さんと、当時の面接官であり現在村山さんの上司でもある杉原さんにお話を伺いました。

※シリーズのバックナンバーはこちらです!

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村山 輝雄 さん(写真左)
2020年6月入社。前職で11年間システム開発等をご経験された後、グループ外企業に対しシステムソリューションを提供するエンタープライズソリューション統括部(以下、ES統括部) ITサービス部に入社。今回は、一年前入社された時のことを思い返して頂きながらお話を伺いました。
ご出身は北海道とのことですが、上京して以降も地元出身者が集うコミュニティの参加をきっかけに、社会人サークルの運営を8年も継続されているそうです。

杉原 進吾 さん(写真右)
2000年、パーソルP&Tの前身である東洋ソフトウェアエンジニアリングに中途入社。開発・保守等の業務に従事されたのち、6年前よりES統括部 ITサービス部のマネジャーにご就任されています。
ご趣味はウォーキングとのことですが、なんと20kmも歩かれるそうです。

※杉原さん以前のnote記事はこちら


◆自分たちで組織を大きくする、というやりがい

ーーまず村山さん、これまでのキャリアについて教えていただけますか。

(村山さん)
前職では11年ほどシステムエンジニアとして勤務しており、金融系を中心に、開発としては6年間、管理業務としては5年間ほど経験を積んできました。

以前からキャリアアップ・転職に対する意識は漠然とは持っていたのですが、一方で、環境も仕事も変わることで積み上げてきたものが崩れ「0」になるかもしれないという思いから現状維持の気持ちもありました。

それでもチャレンジしてみようと感じたのは、新しい環境にチャレンジ出来る自信がついてきたタイミングでの友人の転職がきっかけです。その友人からエージェント様の紹介を受け話をする中で、自分の中での転職の理由がクリアになっていきました。

まず、ITという軸はありながら、現在の延長線上ではなく環境を変えてチャレンジしてみたかったということです。それまでのキャリアとしては二次請けが多く、お客様と直接やりとりをしたり、より裁量を持って自分でプロジェクトを進めたりすることに挑戦したいと感じました。

もう一つ、ユニークな方が多い環境に行ければと思っていました。前職は、全てではありませんが、人間関係として硬いと感じる現場が多かったので、よりフラットで風通しの良い環境に身を置ければと考えていました。


ーーそれでは、転職においては会社の事業形態や人間関係・雰囲気を大事にされていたんですね。

(村山さん)
はい。後者に関しては、エージェント様からも「面接では直属の上司が面接に出てくる、あわないと思ったら辞退して構わない」と言われており、選考の中で雰囲気を確認できればと思って転職を進めていましたね。


ーーなるほど。では次に杉原さん、面接の中でどのようなことを大事にされているか、教えていただけますか。

(杉原さん)
そうですね、一番大事にしているのは「一緒に組織を作っていけるか」ということです。もちろん、面接や書類選考でスキルやご経験について確認もするのですが、ご入社後に対応頂く業務そのものを経験されているケースは多くはありません。

だからこそ、未来に向かって、一緒にチーム・事業含め組織を作っていけるか、それを面接の中で確認したく、具体的には下記を確認しています。

① 仕事そのものに対する考え方が前向きか
② 仕事でもプライベートでも、何をしている時に楽しさを感じるか(趣向性と言い換えてもいいかもしれません)
③ 集団の中で活動するときに大事にしていることは何か

(村山さん)
たしかに、杉原さんの面接では何をやってきたか、という「過去」をベースにした質問だけでなく、何をしたいか、どうあるべきかといった「未来」に対するマインドをご質問いただくことが多かったように思います。

過去を起点にすると、募集ポジションとこれまでの経歴とのギャップから経験不足を指摘される流れになるのですが、杉原さんとの面接の中ではそのような展開にはならなかったと思います。

(杉原さん)
ご入社いただくポジション含め、私たちのチームの最大のやりがい(ミッション)は、自分たちで組織を大きくしていけることだと思うんですよね。

チームにはスキル・経歴・性格資質それぞれ様々な方が在籍されており、多様性が受け入れられている環境があり、多少のネガティブな側面は受容できるからこそ面接では未来に対する考え方について伺おうと思っているんです。


ーーそうなのですね。村山さん、面接を振り返っての印象はいかがでしたか。

(村山さん)
面接前は、そもそもzoomでの面接そのものにあまり慣れがなく、それ自体に対する不安を感じていました。特に一対多の面接だと緊張も高まります。どこに意識を向ければ良いかに意識がとられてしまうためです。

パーソルP&Tの面接は、1on1の形式でそもそも話しやすかったですが、杉原さんとの面接は特に私の良い部分を引き出そうとしてくださったように感じました。前項にあった未来起点というところもそうですが、ポジションに対してできないことではなく「できること」を理解しようとしてくださったと思っています。

(杉原さん)
私自身は、リアルな場面だと「硬い」と言われがちなので、初対面の面接では、相手を理解し、共感するためにも、「語りかける・問いかける」ことは大事にしています

(村山さん)
杉原さん含めて面接で感じた社員の皆さんのリアルなお人柄はもちろん、面接前後の人事の方によるフォロー面談や、事前に頂いた情報の中にあったクリベスペース(※注:豊洲オフィスにある社員のコミュニケーションエリア)や、飲み会などのコミュニケーション施策の雰囲気、また男女比の偏りが他社と比較すると意外と少なかったこと等から、入社後の環境のイメージが湧きました。そして、現状を「変えられそう」という期待感を持てるようになりました。


ーー杉原さん、どのような部分が評価のポイントだったのでしょうか。

(杉原さん)
村山さんのお話にも出てきましたが、過去の経験から「自分にできることが何か」をしっかり設定されることができていた点です。

面接のエピソードとして、パートナー様との関係構築がうまくいかなかったというお話をされていたのですが、その原因がどこにあるのか、どう立て直すのか、課題をとらえて行動を通じて解決に導くことができていました。

私たちES統括部はグループ外の大手企業に対し、プライムSIerとしてシステムソリューションを提供しているのですが、だからこそお客様に起こっている問題を理解し、どうすれば解決できるかを考え、行動を通じて実現していくことが非常に重要です。村山さんの場合は問題解決のご経験から、どのような経験を積んでいただけば花開くかを面接の中でイメージすることができ、それがポイントだったと思います。

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ーー実際にご入社いただいた際はコロナ禍真っ只中だったかと思いますが、何かご不安はありましたか?

(村山さん)
今回の応募ポジションがPMだったため、私に本当にやり切れるのかということが一番の不安だったと思います。

(杉原さん)
そうですよね。やはり、仕事の中で力を発揮できるかは村山さんに限らず不安に感じられる部分かなと思います。そのため、受け入れる側として、ご入社いただく方に対して必ず十分にインプットさせていただくことは大事にしていますね

内容としては事業部として何をしているか、担当いただくプロジェクトのお客様はどのような方か、何が課題で現在どのような状況か等で、段階的に、中長期的にインプットを積み重ねていただきます。全体感を理解いただくことは一見遠回りのようなのですが、後で効いてくるので、最初に理解いただくことには大きな意義があると思っています。

(村山さん)
最初に資料をいただいて、それを読み込み、わからないところに関しては一日一時間、杉原さんと先輩社員である荒木さんという方にお時間を頂いて確認していました。その期間が大体1ヶ月間程度ありました。

振り返る中で、私にとって立ち上がれた大きなポイントになっている原点がこの時間です。業務理解という観点でもそうですし、コミュニケーションを通じてチームの中心にいらっしゃる方と関係構築ができ、溶け込んでいく意味でも意義のある時間でしたね。

(杉原さん)
村山さんは、単にインプットするだけでなく、自分でまとめて「このように理解しています」をしっかりアウトプットしてくれたので、私たちとしてもサポートしやすかったです。村山さんがどのように知識を自分のモノにしていかれたのかが理解できましたし、プロジェクトとしても「ここまでは任せられそうだな」ということがクリアになったためです。

(村山さん)
実は、この時携わるプロジェクトについてインプットしたことを次の月ご参画頂く方に向けてアウトプットしており、結果としてそれが自分にとって身に付くことにつながったと思います。

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ーーありがとうございます。最後に、現在も一緒にお仕事をされているかと思いますが、お互いにメッセージをいただければと思います。

(杉原さん)
一年一緒にお仕事させていただく中で高い期待値の中で役割を果たしてくださっていると感じています。手応えを感じるところ、反対に物足りなさを感じていらっしゃるところもあると思いますが、今後はさらに、プロジェクトを自分で開拓していただいたり、自分で組織を大きくしていただいたりして頂ければと思っています。


(村山さん)
まさに今も近い位置で仕事をさせていただくことが多く、お客様との提案におけるやりとり等、日常でもよい影響を受け、勉強させて頂いたことが自分の成長につながっていることを実感しています。

経験のないPMとして入社させて頂いたことへの不安は大きかったのですが、当初は予想していなかったようなこと、当時言われたとしてもフリーズしたかもしれないようなことも今チャレンジできている自分がおり、だからこそ今後も新しいことへの挑戦を続けたいです。

これまでやってきたことは入社前のイメージ通りでしたし、自分に適切な仕事をアサインいただき、一緒に働く中で背中を見せてもらえるのは本当に良かったと思っており、引き続き、守・破・離のように、引き続きみなさんから学び自分のものにしていきたいです。また依存するのも良くないので、いずれは自分なりのスタイルを作っていければと思いますが、いい影響を受けながら日々の仕事に向き合えればと思います。

(杉原さん)
「依存しない」というワードをご自身から出してくださるのは村山さんの本当にいいところですよね。自分からやるんだ、という意識がありますし、助けが必要で困っているときはそのように伝えてくれます。マネジャーとして私が楽をさせて頂いているかもしれません。

村山さんが成長され、いずれ私のライバルとして切磋琢磨できる日が来ることを楽しみにしています!


ーーお二人ともありがとうございました!


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