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しれっと旦那の本棚にささってる「アルジャーノンに花束を」は、かつて借りパクされた"わたしの本"

いやあ、ちょっと最近、ゲームに専念してました。ゴーストオブツシマ、最高。2周したけどぜんぶ楽しかった。あ、嘘でしたわ。伝承の"消えぬ炎"、城岳山で迷子になって、落ちて冷えて落ちて冷えて落ちて落ちて嫌になりました。二度と行くもんか。でも壱岐編はとっても楽しみなぱせりんです。

旦那は最近仕事が忙しいようで、読書が滞っており、テスカトリポカがなかなか終わりません。本はどんどん増えていきます。宿借の星も途中なのにねえ。三体もあります。プロ野球がしばらく止まるので、その間私もまた何か読もうかなあ。。

なんて考えつつ、本棚を見ていて、見つけたのです。かつて借りパクされたわたしの本を。

アルジャーノンに花束をとの出会いは、小学生だったか中学生だったか。そんな頃に一度、公文の先生か誰かにおすすめされて、借りて読んだんですよね。まあ、その当時は、チャーリイいいやつだあ、いい話だなあ、くらいで。

時が流れて大学生になりまして。わたしの所属したゼミは、教室で集まるのではなく、担当の教授の、四方の壁が本棚で囲まれた研究室で、教授が淹れたおいしいおいしいコーヒーを飲みながら論文を読むスタイルのところで、もうもう、最高だったんですよね。で、わたし、週一回、毎回一冊、教授の本棚から本借り続けようって決めまして。何読んだかはもう一切覚えてなくて!(笑)でも離婚の心理学だかは読んだっけな…?(笑)

その棚の中に、アルジャーノンに花束をの単行本もあったんですよ。んで、借りて、読んで。

ロールシャッハテストおおおお!!!授業でやったわああああ!!!インクのしみにしか見えないのって、そうだよねえ、そうだよねええええ!!!

みたいな。

で、その本は返したものの、知識が積み重なることで、本の読み方が、理解が変わる、って言うのをすごく体感した物語で、これは自分の手元に置いておこう。買おう。って決意して、文庫本を買ったんです。

そして、当時お互い大学生で、まだまだ旦那じゃなかった頃の旦那の家に遊びに行った時に、言ったんですよ。「アルジャーノンに花束を買ったんだけど、わたしもう読んだから、読む?」って。読むって言うから貸して。

そして、後日、貸したアルジャーノンに花束をの文庫本を両手で持った状態で、申し訳なさそうに切り出されました。

「読んだ本は本棚に置いておきたいんだけど…」

謎のマイルール。

もちろん「え?返して自分で買えば?」って提案しましたよ。

「新しく買った本は自分が読んだ本じゃない…。それなら、新しいやつ買ってあげるから、一緒に買いに行こう…」

そこまで言われて、根負けして、手放しました。(笑)

旦那は本当に本当に本が好きで、コレクションするのが好きで…どのくらい好きかって言うと、「大きな本棚があるから、今の家には一緒に住めない」とか言われて、遠距離恋愛の時期が長くなるくらい、です。

いいんですいいんです。かなりの時間をかけて、わたしの手元にも戻ってきてはいるので。まあ、いいでしょう。

この期間の最初の読書はアルジャーノンに花束を、にしようかな!!もう大学で習ったことさっぱり忘れてるだろうし!(笑)また捉え方が変わってるかもしれない!(笑)

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