本と相性の良いものを考える

「本と相性の良いものを考える。」
1個目は本と川。
僕は大阪に住んでいるので、時間のある時には京都の鴨川で本を読むようにしている。
鴨川の流れる音に耳を傾けながら活字を追いかけると、日頃胸の中に溜まっている想いやこれまで培われた価値観なんてものをちょっと川辺に置いてフラットな気持ちで文章に向き合える気がするからだ。
フラットな状態になると感情移入や場面の空気感が想像しやすくなって、文章を素直に読み解く楽しさを味わえる。主人公のひりつく心の傷を感じたり、話の展開を疑いなく頭の中に描けたりする。(そんな気がする。)

好きな本が読みたくなるような場所ってありませんか。いつでもどこでも読めるという特性を持つ本だからこそ、どこか特定の場所で読むことに意味があるということがあるのではないかと思ってしまいます。

誰とでも結婚できる時代に生まれて、今私はあなたと結婚したいと思うのだ。(かなり記憶が曖昧)というコピーが僕の心に響きましたが、それと同じようなことが本にもあるといいなぁ。と思っています。ご意見お待ちしております。

※因みに、あそこには鴨川等間隔の法則なるものがあるので、数多くのカップルが形成する等間隔に混じり「鴨川等間隔の法則」が「等間隔の法則」たらしめる為に尽力する覚悟が必要となります。