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日本各地でも活発!フードロス削減の取り組み〈2023年5月20日~2023年6月2日〉

「食」に関するPRを多く手掛ける株式会社ppcでは、昨年より『フードロス削減プロジェクト』をスタート。
フードロスに関するニュースや、フードロス削減に取り組む学生団体等へのインタビューを発信し、ご覧いただく方にフードロスをより“自分事”として捉えてもらうべく、日々活動を行っています。
 
34回目となる今回のニュースまとめは、各地で行われているフードロス削減の取り組みをご紹介。 

■廃棄予定の米で作ったレジ袋 石油とフードロスの削減へ 札幌市内のスーパーで新たな取り組み

 まずは札幌市内のスーパーで行われている取り組みです。
廃棄されるはずだった「お米」とプラスチックを掛け合わせて作られたレジ袋の利用を始めたとのこと。 

札幌市白石区の「コープさっぽろほんどおり店」で30日から導入された新しいレジ袋。お米を使った特殊な材料から作られています。このレジ袋を開発したのは新潟県のメーカー。原料の4分の1に、古くなって棄てられるはずのお米などが使われていて、プラスチックを混ぜてレジ袋の原料になります。 プラスチック削減だけではなく、お米のフードロス削減にもつながっているのです。

お米を使ったレジ袋が利用されるのは国内のスーパーで初めてで、
年間およそ10トンの石油と、およそ4トンのお米のフードロス削減効果があるそうです。
 
お米ロス削減はもちろんのこと、環境にも優しいレジ袋!
導入が全国へも広がると、もっとロスは減らしていけますよね。
 
続いては、静岡県熱海市のニュースです。
■「熱海・未利用魚便」通販開始 フードロス削減に期待

熱海で環境活動に取り組む「未来創造部」(熱海市渚町)が5月22日、オンラインショップ「海からの贈り物」で未利用魚の詰め合わせセットの販売を始めた。
フードロスを減らして持続可能な食文化の支援と発信をしようと、鮮魚卸「宇田水産」(桜町)と協力し、同社が運営するオンラインショップで「熱海・未利用魚便」の販売を始めた。水揚げされたばかりの未利用魚を加工しない状態で1キロのセットにして冷蔵便で送る。毒がある魚は毒の部分を切除して詰め合わせる。

未利用魚」「未活用魚」とは、水揚げされたもののサイズが規格外だったり、漁獲量が少ない、捕れすぎて売れ残る、一般に知られていないため売れない、毒やとげがあり調理しづらいなどの理由で市場で値が付かない魚のことだそう。
世界の大半の地域で、獲れた魚の30~35%は廃棄されているのが現状です。
サンマなど不漁で高騰になっている魚がある一方で、値が付かない魚も大量に余ってしまっているんですね…。
 
新しく好きなお魚を見つけられたり、お得に購入できる点もあるので、一度試してみてはいかがでしょうか?
 
私たちは日々、フードロス削減に関するニュースを集めていますが、近頃は企業や団体、地域の取り組みが増え、その分ニュース量も多くなっているように感じます。
ただ、なかなかすべての情報を得られるわけでは無いので、微力ですが少しずつピックアップしたものをお伝えして、新たな発見につながればと思っています。
 
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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