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止まる針、対話する私

時計の針が止まった。

時計は1時20分を指している。
寝る前は動いていたから、今日の昼に止まったのだろう。

時計を見なくても、今が夜だということだけはわかる。
 

時計の針が止まった。
電池を入れ替えれば針はまた動きだす。

ただそれだけのことなのだけれど、
ずっとこの部屋にいるわたしには
なんだかいつもと違う空気が流れている気がした。

「今8時だから、ご飯を食べなきゃ」
「あと2時間で同居人が帰ってくるからご飯を炊かなきゃ」
何も予定のない、引きこもりの生活でも、
今まで意外と時間を気にしていたと気づく。

時計の針が止まった。
それだけなのに、まるで時間が止まったような気分だ。

時間に縛られず、「やらなきゃいけない」に縛られず。
今のこの気分ではわたしは何がしたいのだろう。
自分自身と話し合う。

「とりあえずねぇ、床に散らばってる衣服を片付けたい」
ふんふん。それはぜひ早速実行しよう。
「夜ご飯はもう、インスタントラーメンでいいや」
コンビニ飯になるなら大差ないよね。手抜いちゃおう。
「洗い物がいっぱいだから、少しは洗おうかな」
えらい!明日の自分から先にお礼を言っておくね。

じゃあさ、ゲームはどう?アルセウスとか
「うーん、あんまり気分じゃないかも」
そっかーやりたい時にまたやろうね。
「文字には触れたいから、後でnoteを読むことにするよ」
いいね!今日はどんな記事に出会えるかな。

たくさん寝たことも責めず、
夜ご飯を手抜きするのも責めず、
無理に娯楽を求めず、
今思いつくことを行動に移す。

あぁ、どうして今までこんな風に自分に優しくできなかったのか。

時間に縛られないわたしだから、
こんな記事にゆっくり時間もかけちゃうもんね。

そんな今日でした。ちゃんちゃん。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます! コメントもいつでもお待ちしております。