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僕らがやりたいのは、プロの技の民主化

昨日の打ち合わせでいただいたパンチラインが、タイトルにもある『プロの技の民主化』です。プロの技の民主化とは、僕らが培ってきたものを惜しげもなくシェアすることです。

その先にある僕たちがやりたいことは、いかにたくさんの人を美味しいで幸せにするか、です。僕らのスキルやノウハウを共有することで、これまでよりワンランクアップデートするような体験を作れたらと思っています。

お客様が喜んでくれるからというモチベーションは、ほとんどの企業も同じです。しかし、僕らのやり方で比較的に多くの人に届いているという自負もあります。それは、なぜなのか?

僕らは、どうしてプロの技の民主化ができているのか。理由を考えてみると、3つありました。

① 日頃からお客様のことを徹底的に観察する
② 利益は短期スパンではなく長期スパンで
③ 圧倒的なスピードで誰よりも早くていねいに

① 日頃からお客様のことを徹底的に観察する

SNSはお客様とのオンライン接客ツールです。我々のことを知っているお客様に関しては、エゴサをすることで、リアクションを追うことができます。また、さまざまなSNSにいるお客様の層や目的が違うということを理解して、今各メディアで起こっていることを学ばなければ、僕らが何を提供すれば良いのか分かりません。

だから、シェフはTikTokやInstagramのリールではやっている動画をチェックし、clubhouseを聞き、YouTubeを見ます。言わずもがなですが、Twitterは全てのリプライを確認し、基本的にはすべてに返信しているのです。

今、どこで何が起きているのかを観察することから戦略が練られていきます。

② 利益は短期スパンではなく長期スパンで

目の前のことに目を向けすぎず、その先にある可能性に投資をしていくことが重要なようです。その優先順位を間違ってしまうと、大きな損失を生みます。何よりも大事にしなければならないのは、目の前の相手が喜んでくれるかどうか、というシンプルな動機です。やるか・やらないかの判断に迷う時も、目の前のことだけではなく、先の未来を考えて判断しています。

#朝ディナー  は 昼と夜と比べるとリーズナブルな価格設定にしています。それは、朝食市場の相場を考えた時に検討の土台に上がるような金額感にして朝ディナーで満足いただくことでディナー体験まで興味を持っていただき、そこで帳尻が合うかもしれません。まずはたくさんの方に良いと気づいていただくことが重要です。

③ 圧倒的なスピードで誰よりも早くていねいに

一番最初に飛び込んだペンギンはやられてしまうかもしれませんが、うまくいけば1番エサを手に入れることができます。ファーストペンギンにならなければ、大きなメリットは得られません。他がやるよりも早く、誰よりも先に動き出すことで大きな差をつけることができます。

だから、どこよりも早く動けるようにチームの意識の統制が重要になります。徐々に大きくなりつつある組織をどうやって同じベクトルに揃えていくか、はこれからの課題になります。
が、なぜそれをやるのか、がシンプルな僕たちは組織としてのブレない強さがあると思っています。

他にもあるかもしれませんが、この3つが大きなポイントであるように思います。

僕らがやりたいことを言い換えると、これからのふつうをつくるということ

民主化を進める中で、感じたことは当たり前のアップデートをしていきたいんだということです。それは少し驕りかもしれませんが、それを本気でやらなければたくさんの人に幸せを届けることはできないと思います。

みんなのふつうをつくる、ということは文化を作ることに繋がっていきます。せっかくやるなら、そこまでやりたいのです。

昨日シェフは、僕らがやるべきことは提案だと言いました。

今の当たり前を捉え直すために、深く潜り込み、自分たちがもっとより良くしていくぞという気概を持ってこれからもさまざまな提案をしていきたいと思います。

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